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【467球目】社歌コンテスト振り返り

2月3日に開催された社歌コンテストの振り返りを行います。未来から振り返った時の備忘録として、少し感情的な部分も入るかもしれませんが、ご了承ください。


感謝

まずは、応援してくれたみなさま、そして、実際に現地でパフォーマンスをしてくれたメンバーに感謝申し上げます。

ボカロ曲を歌えるようになるという大きなミッションをクリアしたこと、現地でのパフォーマンス、ありがとうございました。YouTubeの生配信やアーカイブを見ましたという声も多数頂きました。
心から感謝いたします。ありがとうございます。


負けに不思議の負けなし

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなしと言います。負ける時は必ずその理由がある、チームを率いる監督として、その理由がどこにあったのか、いくつか考えてみました。

●やったことがないことをやってみる
●ルールの遵守
●未来のことを考える

上記3点は、私たちが仕事の中でもあたりまえにやっていることです。この社歌コンテストの中でも大切にしながらやってきました。しかしながら、この1つ1つが裏目に出た。私たちの常識が通用しなかった、そんな結果だと受け止めています。1つずつ振り返ります。


やったことがないことをやってみる

ボカロで社歌を作る。

ボカロで社歌を作る会社があるのかどうか知りませんが、少なくともこのコンテストの中ではありませんでした。Adoさんに代表されるように、現在の音楽シーンにおけるボカロの存在価値は年々高まってきています。私達の社歌の歌詞、既存の価値をぶっ壊すように感じている人もいるかもしれないくらい、若い世代にとってはボカロは当たり前になって来ています。

若い世代小さなお子さんがいる世代が多い三陽工業ではこのボカロ社歌はなんの違和感もありませんでした。それどころか、他社がやっていないこと、でも世の中ではメジャーになりつつあること、それを先駆けて取り組むことが出来ているという満足感がありました。ただ、この社歌コンテストでは評価されない。ボカロ社歌既存の価値をぶっ壊すと言ってしまうとダメなんでしょうかね。危ない人たちに見えたのかもしれません。

そもそも、昨年と同じ10位という順位。これは以前の歌今の歌が同じであるという評価です。この敗因分析はそこから始まっています。私たちの常識である、やったことがないことをやってみよう、場所が変わると非常識になります。生産推進グループを発足して間もなくは、新規営業の際に、よくそんな感情になりました。

生産推進グループ発足当初は、お客様から、それって理想論だけど本当にできるの?懐疑的なご意見は数多く頂きました。製造派遣という業界において、非常識なことをやり始めた時、大多数の人がそれに対して懐疑的、否定的でした。気持ちは分かります。自分の常識の外の提案ですからね。そう考えて当たり前なのかもしれません。しかし、いずれ気づいてくれると確信をしていましたので、突き進んだ結果が現在です。現在でもまだまだですが、当時と比較すると飛躍的にその理解は進んでいます。


ルールの遵守

当日のパフォーマンスについて事前説明資料には、1分のPR→社歌動画→1分のPRと記載があり、50秒と1分には鐘の合図があるとのことでした。当たり前ですが、こういったルールの中で最大のパフォーマンスを考えていく必要があります。1分を超えると失格もしくは大幅原点になる、それが当たり前だと考えていました。実際どうだったのか。1分で収まっている所は少数でした。長いところは2分のとこもありました。

ん????

ルールを守らないで良いのであれば告知すべきです。正直者が馬鹿を見る、そんな世界はいずれ潰れます。リハーサルはとても細かい所まで徹底しており、その品質の高さを垣間見えることが出来ました。いざ本番では、ルール無視。鐘もならない。

ん????

ちょっと言い訳っぽくなってしまいましたね。
できることがあったとするならば、私たちの出番の前の組において1分を超えている、でも鐘がならない、その状況を把握して1分を超えるパフォーマンスをするべきだったのかもしれません。
ただ、それではルール無視になります。
前提のルールは必ず遵守すべきです。


未来のことを考える

ルール遵守とも関連してきます。

これから三陽工業の社歌は何人もの歌い手さんに歌ってもらう予定です。すでにSNSでアップしてくれている人もいます。この社歌コンテストのあとに、多くの歌い手さん対象に#ボカロ社歌を歌ってみたコンテストを企画しています。ただ、1分という尺ではそれをしっかりと説明する時間が取れない。歌い手さんにSNSで歌ってもらっているという表現に留まりました。

社歌×ボカロ×歌い手さん×SNS

こんな未来を創ろうと考えています。ちなみにこの4つの要素のうち社歌だけが違う世界から迷い込んでいますね。だから面白い。歌い手さんは社歌を普段歌わないでしょう。全く異なる層です。そういった層に対しても遡及していく。そもそも、多くの企業が採用困難な時代です。社歌が採用に直結すれば嬉しいと感じる経営者は数多くいます。多くの企業が採用したい年代はボカロをよく聞く世代ですからね。そういった未来を考えながら、取組みましたが、適わず。既存の社員にもこれからの社員にも響くようなものを創る。ただ、このコンテストはやります。もう動き始めています。こういうのはスピードが大切です。


最後に

私達が普段大切にしていること当たり前だと考えていること、それが全て裏目に出た結果です。三陽工業に入社を希望してくれる10代、20代、30代の若い世代。その若い世代にとって、ボカロ曲はとても馴染みがあり、親しみやすい曲です。それが理解されなかったことは悲しいし、残念です。私達はこれからもやったことがないことをやっていきます。そして、このボカロ社歌。多くの人に笑顔と元気を届けられるように仕掛けていきます。

三陽工業は日本の製造現場を元気にする会社です。貫きます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!