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【748球目】いつもありがとう。

入社式では、今まではお世話になった人にこの社会人1日目が終わった時に、ありがとうの言葉を伝えてください、そんな話をするようにしています。

三陽スタンダードには
当たり前を当たり前と思わず今ある全ての事を感謝の気持ちを持ち続けます。という言葉があります。

と言いながらも人は日々日常を過ごしているとその気持ちを持ちにくくもなります。1995年に阪神淡路大震災を経験するまでは私もそうでした。高校2年生でしたが、日常がある瞬間に非日常になりました。良い意味での非日常なら良いのですが、大変な意味での非日常です。普段、何気なく過ごしている日常も、実は奇跡であると感じる事が出来ているのはあの時の経験が大きく作用しています。

この三陽スタンダードには補足文があります。
「前工程に感謝、後工程に思いやりを」みんながつながっています。

自分が今やっている仕事も前工程と後工程があります。前工程には感謝の気持ちを持ちながら、後工程に思いやりを持つ。そうすることで多くの仕事がスムーズに動いていきます。

製造現場でもよくある話です。
前工程が工数削減を行ったものの、品質が低下し結果的に後工程においてそれ以上の工数がかかってしまう。何のための工数削減か分かりません。
後工程に思いやりがあれば、その品質低下が後工程にどれほどの影響を及ぼすかまで考えることが出来ます。

管理の現場でも上記の考え方は通用します。全ての仕事は繋がっています。それをイメージできるか否かで仕事の成果は変わって来ますし正しい思考と行動です。だからこそ、三陽スタンダードに載っているわけです。

自分が良ければそれで良い。それでは仕事はできません。
前工程に感謝、後工程に思いやり。その思考を継続出来れば、そして行動に移すことができれば、その人は成長していくでしょうね。そんな人を増やしていきます。

これもまた毎年のことですが、お世話になった人に感謝の気持ちを伝えてね、と新入社員に言っている私が実行しなければならないので、とても照れますが、入社式の日には私も感謝の気持ちを伝えることにしています。

毎年照れながら(#^.^#)

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!