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【490球目】3.11

2011年3月11日、いまから12年前に発生した東日本大震災。このnoteの投稿は3月13日になりますが、これを書いている今は、3月11日です。今日はこのお話です。


いまから12年前

2011年3月11日14:46、その日は金曜日でした。

私は仕事で岐阜におり、ちょうど川重岐阜工場へ向かっている途中の車の中でした。車で移動中ということもあり、地震での揺れは感じていません。その直後の本社からの電話で状況を知りました。そしてそのまま岐阜工場へお伺いすると、事務所内で川重の方と一緒にテレビを見ながらその惨状を目の当たりにしました。1995年の阪神淡路大震災以前であれば、大きな地震は例え報道があっても実感が湧いてこなかったのが本音の所です。1995年以降は、大きな地震の報道は全てが心に刺さりました。その状況が鮮明にイメージが出来るからです。12年前、ものづくりの営業窓口もやっていましたので、発生以降は多くの電話対応を行っていました。関東に工場があるお客様もありましたので、その状況も把握する必要がありました。

あれから12年、犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、当たり前が当たり前ではないと強く感じる今日のこの1日です。そして、いつ見ても涙がでてくるこの動画。今日もヴィッセル神戸は試合ですが、応援しています。


当たり前を当たり前と思わず・・・

三陽スタンダード⑤にあります。当たり前を当たり前と思わず今ある全ての事に感謝の気持ちを持ち続けます。

心からそう思います。朝起きて、会社にいって、家に帰る。何の変哲もない1日が本当はとても特別なことなんだと。今までの人生の中で経験があります。人の命が絶たれてしまうことや、会社が潰れてしまうこと。そんな状況を目の当たりにすると、当たり前は当たり前ではないと強く感じますが、時間が経過するとその気持ちが薄れていくのが人間の性です。人は本能的に易きに流れます。WBC日本代表のダルビッシュ有さんの言葉にこんな言葉がありました。土日の休みが消え、冬休みが消え、夏休みが消え、友達が遊んでいた時に練習していた、だから今がある。心に刺さります。改めて、こういう日に当たり前が当たり前ではないことについて深く考える時間が必要であると考えていますし、それを少しずつ広げていく必要性も感じているところです。


素直さ、謙虚さ

波長が合う、そんな言葉があります。

誰でも波長が合う人、合わない人はいるでしょう。私の場合は素直さや謙虚さが波長が合う1つの要素になっていると考えています。この感性も初めから持っていた訳ではありません。数年前までは今よりも薄かったと思っています。売上高7億1800万からスタートした新・三陽工業が成長する過程において、傲慢なときもありました。その中で多くの経験ができて今に至ります。そして、まだまだです。
これからもっともっと心の軸を伸ばす必要があります。


心の軸と技術の軸

心の軸と技術の軸。よく使う言葉です。

三陽工業内においての技術の軸は数多くあります。各々の部署で必要な技術の軸は異なりますが、全ての部署において技術の軸は必要です。その技術の軸だけが伸びていればいいのか。そんなことはありません。最近話題になったChatGPT。AIはとんでもないスピードでシンカしています。証券会社の役員の方とのお話でそのChatGPTの話題になりました。AIはとてもつもない進化をしており、このスピードはもっと加速していくでしょう。ただ、証券会社として必要なことは、お客様からあなたが言うならそうしましょう。きみが言うなら、その提案を受けるよ。そういう言葉なんです。非常に腹落ちしました。そして、それはAIには真似ができないことであり、そこに必要なことは心の軸であり人間力です。

結果、これからの未来に対してはこの心の軸を伸ばすことが個人の力量を計る大きな要素であり、それはどこまで行っても人工知能に真似できない固有の価値となることでしょう。ここまで来ると、想像できますよね。三陽スタンダード⑩です。真似できない三陽工業の価値を築いていきます。三陽工業固有の、AIにも同業他社にも真似できない価値を築いていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!