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【529球目】周囲の反対

周囲の反対を押し切ってやり始めたことがいつの間にか当たり前になっている。世の中にはそんなことがよくあります。今では当たり前の事が、時を遡ると当たり前ではない。その時、その周囲の反対に負けていたら、今が無いかもしれないこと。今日はそんなお話です。


お茶・お水

スーパー、コンビニ、自動販売機で当たり前に買うことのできるお茶やお水。

お茶は家で沸かして飲むもの、お水に高いお金を出すなんて、当初はそう思われていました。1970年代にはお茶が、80年代にはお水が商品として出始めています。初めから売れていた訳ではなく、それぞれ約10年経過してから商品として売れ始めていきます。いま、お茶やお水を買うことに違和感がある人がどれくらいいるでしょうか。ゼロだとは言いませんが、当たり前のことでしょう。その当たり前が当たり前ではなかった。お茶は家で沸かして飲むもの!お水に高いお金を払って飲むなんてもったいない!そんな声の方が大きかった時代があります。こういう声は今ではきっと少数派ですね。


おにぎり

おにぎりも同じ様な感じです。1978年に初めてコンビニにおにぎりが登場します。当初は数個しか売れなかったそうです。おにぎりは家で作るもの。これが当たり前の世の中でした。ちょうど私が生まれた時くらいのお話です。もちろん、今でも家で作る場合はあるとは思いますが、コンビ二へいくとおにぎりはズラッと並んでいますよね。それに違和感がある人はいないと思います。



インターネット

インターネットが世界を変えた。

スマホ、SNS、キャッシュレス、様々な環境でそれを感じます。私が初めてインターネットに触れたのは大学生の時でした。画像がちょっとずつ表示される様な通信速度の遅い回線で、よくHONDAのホームページを見ていた記憶があります。ホームページは大企業が作るもの。そんな価値観があった時代もあります。今はどうでしょうか。ホームページが無い会社。信用が低くなりますよね。ホームページがあることが特別だった時代からホームページが無いとマイナスになる時代へと変化しています。


大きな変化と小さな変化

コロナ禍の様な大きな変化であれば人は気づきやすいです。

それまでオンラインでの会議など許せん!と言っていた重鎮の様な人達も、コロナ禍においてはオンライン推奨になる訳ですから、あれくらい大きな変化があれば、多くの人が気づきます。でも、大抵のことは小さな変化です。じわじわ変化する、そんなイメージでしょうか。このじわじわの変化に気付くことが大切です。このnoteでも問題を見つける力が大切だと書いたことがありますが、この変化への気づきも広範囲での問題を見つける力だと考えています。じわじわの変化は見つけにくいものでもあります。


三陽工業でも

三陽工業でも同じ様なことがこの20年で起きています。

県外進出、生産推進グループ、野球部、IPOを目指すこと、研磨工場の拡張、表面処理への取組、M&A等々、数多くの事が20年前とは全く異なる環境下にあります。この中で最も反対されそうなことは研磨工場の拡張ですかね。三陽工業が研磨専業メーカーだとしたら出来ていないかもしれません。そこに投資をすると決断することができたのは、様々な想いがありますが、立ち上げ当初の玉津第2工場の様子は今でもよく覚えています。スペースが余りまくっていましたからね。ただし、それがあるから今があります。その投資を正解へと導いてくれているのは、他でもないそこで働く仲間の力です。これからも、様々なことが変化していくでしょう。

変化=シンカです。しなやかに変わっていきたいと考えています。

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