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【500球目】ごひゃく

記念すべき500球目になります。400球目は三陽工業の現在について書きました。2022年10月27日です。

自分のイメージしたことしか物事は起きない。侍Japanの栗山監督の言葉です。493球目に致知出版社について書きました。

この致知という本にも栗山監督は登場します。心の軸を大切にしているからこそ今回の様な成果を出すことができたのでしょう。


10年前

44期の経営計画の冒頭で10年前に書いた経営計画書の一部を抜粋して紹介しました。

10年前にイメージしたことが実現しようとしています。イメージしているからこそ、実現する訳ですね。イメージしていないと実現しません。当たり前の話です。こうなりたい、こうありたい。個人でも必要なことです。未来の自分をイメージすること。そして、そのイメージを鮮明にしていくこと。もちろん、現在の姿とはギャップが生まれます。そのギャップをどの様にして埋めていくのか。その1つ1つがシンカに繋がる思考と行動になってきます。10年前。今の三陽工業のイメージをしていたというよりも、今日をとても大切にしていました。今日を120%でやりきる。それだけを考えながらやっていたと思います。今はそうではありません。先のことを考えます。今日の事はもちろん考えていますが、より未来へ目が向いています。


大学生の時

大学生の時に今と同じ様な経験があります。野球を通じてです。大学生の時は3学年のチームに所属することになります。
1年生春~2年生夏・・・2学年上のチーム
2年生秋~3年生夏・・・1学年上のチーム
3年生秋~4年生夏・・・自分たちの学年のチーム
この3つです。

2学年上のチームの時は目の前のことしか考えていません。その試合だけのことを考えて精一杯やる。結果も出ました。充実感がとてもありました。後から振り返るととても楽だった気がします。周りに気を使うことなく、特攻隊長のイメージです。先輩が上手く使ってくれていた、そんなイメージですね。1学年上のチームでも根本は変わりません。チーム全体のことに意見をすることはありましたが、2学年上のチームの時と感性はほとんど変わっていませんでしたね。自分たちのチームになると、一気に思考が変わります。プレーをしながら、サインを出す必要がありましたし、そもそもスタメンは自分で決める必要があります。同じ1試合をするにしても、頭がフル回転です。今の事も精一杯やる必要がありましたし、未来のことも考えていかないといけない。とても難しさを感じましたし、未だに後悔している采配もあります。


今と似ている

そんな状況と今の状況はとても似ていると感じています。

現在のことはもちろんですが、過去の事も未来の事も考える必要があります。その中でベストの成果を出す為に、どういった発信が必要なのか。発信は分かりやすくする必要があります。イメージした成果が出ない時もあります。そういった時に、次にどういう動きをしていくのかは事前に準備をしておく必要があります。いま、三陽工業が置かれている状況を客観的に見つめながら、この会社を成長軌道に乗せていく為には何が必要なのか。そもそもの軸はブレていないか。方向性はブレていないか。細かなズレはないか。問題に気づけば、すぐさま修正する必要があります。問題は気づくことができれば、問題ではありません。最大の問題は問題が見えていない時です。

この44期は覚醒の年です。覚醒できないと、次のフェーズに進めません。三陽工業がイメージしている会社になっていく為の試験の様なものだと私は考えています。この試験を突破できるのか否か。これくらい突破できないと、日本の製造現場を元気にするという様な大きなことを言う資格がないと思っています。まだまだもっともっと。この思考を持つ人がどれくらいいるか。俺はこれだけやっているんだから。そんな変なプライドを持つ人には変なプライドを捨ててもらう必要があります。今から10年後、今の状況がとてもとても小さく、弱く、優しくない状態に見えるくらい、大きく、強く、優しくなっていきたいと考えています。もちろん、今は今で出来る限りのことをやっていきますが。

来月4月には今までとは比較にならない人数の新卒社員が入社して来ます。10年後、彼らはまだ30代前半です。10年というスパンで見ると、10年前とは全く異なる会社になりました。ただ、10年前を思い出すと、毎日必死に動いていましたし、考えていました。その気持ちは絶対に忘れませんし、忘れてはいけません。そして、ここからの10年。10年後の未来から今はどう見えるのでしょうね。現在進行している44期。本当に勝負の年です。やるしかありません。やりきります。

本当に取り留めのない話になりましたが、500球目に免じてご容赦ください。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!