【493球目】致知出版社
以前、監査法人の方から紹介をして頂き、現在は毎月読んでいる致知という本があります。一言で言うと心の軸の本です。様々な著名人が心について話をしています。今日はそんな本を紹介します。
致知
致知出版社が出している致知という本です。書店には並んでおらず定期購読のみになります。
各界の著名人が登場して、以前は日本代表の栗山監督も登場していましたね。様々な人が心の軸について考えていることや経験したことを紹介してくれています。私が心の軸を特に意識しだしたのは生産推進グループが発足してからですが、それまでにも意識をすることはありました。そしてそれはプラスの面ばかりではなく、マイナスの面においてもそうです。
稲盛和夫さん
この致知という本にも出てくる稲盛和夫さん。
稲盛和夫さんの塾=盛和塾というのが日本全国にありました。その盛和塾に入会し、心の軸を学んでいたのが、今から10年以上前のことです。リーマンショックの翌年くらいと記憶しています。人の紹介で入りましたが、そこでやっている学びは全てが心の軸について。当時、三陽工業の売上は718百万の翌年でしたから、900百万と少しです。毎回の学びの時にずっと思っていました。心の軸より、売上と利益でしょう。心の勉強するよりも売上の為に動いていく必要があるのではないか。そう自問自答し、結果的に盛和塾には行かなくなり、そのまま退会をします。
当時は強くなりたい。その一心でした。売上を上げたい、利益を上げたい。それが最も大切なことだ。その当時はそう考えていました。なぜそう考えていたのか。理由は明白です。リーマンショックでボロボロに落ち込んだから。そして、日々忙しくしていました。今で言う現在の仕事が中心ですから、新規営業へ行って、お客様と交渉して、既存のお客様を回って、面接して、採用して、工場見学して、社員フォローをして、そのほとんどが現在の仕事です。一言で言うと余裕がありませんでした。1つのことに執着していて、その先の事まで考えが及ばなかったと当時を振り返って感じます。ただ、それがダメかと言うと、そうではないとも感じています。その時にはそれが必要だったはずです。そして、それが後々の思考と行動に繋がっていきます。
24億→40億
37期と38期の売上高です。それぞれが24億と40億。
この頃から強烈に心の軸を意識し始めています。辞めてしまった盛和塾において稲盛和夫さんが言っていた1つ1つの言葉が時間差で自分に腹落ちして来ました。不思議なものです。会社規模が大きくなって、仲間が増えてくると強烈にそれを感じ始めました。生産推進グループ発足もこの時期ですが、発足当初は漠然と考えていましたが、言葉として心の軸という表現はしていませんでしたね。心の軸の大切さが身に染みて理解出来て来ました。そして、それをもっと大切にしていこうと考えながら今に至っています。
41期の出来事
今から2年前のことです。41期は、2020年3月から2021年2月まで。
コロナ禍に突入した最初の年でした。売上が減少していったことは仕方ありません。ただ、この最も苦しい時期に役員が2名退任しています。自問自答を繰り返しました。過去を振り返って、あの時にこうしていたら、こう考えて行動していたら、様々な反省が出てきました。そして、自分自身の思考と行動について考え直しました。相手が悪いで終えるのは簡単。そうではなく、自分自身で出来ることはなかったのか。突き詰めて考えています。今でも考えることがあります。自分自身の力量不足です。そんな経験も経て、より強く心の軸について考える機会が増えています。心の軸が技術の軸をより伸ばしてくれます。そして、心の軸と技術の軸が両立されている人やチームは最強です。そんな最強のチーム=三陽工業を創っていきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。