見出し画像

さんやまち第17回定例勉強会 集団のもつ「可能性」〜15分間で何ができる?〜on Web!

今回は有島病院での活動を小山さんに紹介していただきました。
毎日お昼の15分間の集団での活動。参加者は入れ替わり、スタッフも入れ替わる。そんな集団の中で何ができるのか?評価のポイントは?について話し合いました。

この集団でなにができる?


小山さんの集団セッションでは、5~8名の方に、15分程度、季節の話やプライベートの話、健康の話など、セラピストが様々な話題を提供する”お話し”を中心としたセッションです。
そのお話に、参加者のある方は耳を傾け、ある方は自分の事を話され、またある方は、お話を聞かれていない様子…。
この集団を、参加者の今後につながる場として活用できるよう”何ができるか?”そして”その評価のポイントは?”についてみんなでアイデアを出し合いました。
今回は残念ながらご都合が合わず不参加でしたが、我らが師匠川口先生より事前にご助言いただきました。

「お話し」という活動は、おそらく言葉による会話を楽しむというイメージですが、やはり話すことが得意不得意の差はあります。これを無理にうめようとすると、参加者に負荷がかかり、静止したり、発言を要求する場面も出てくるかもしれません。
何かを眺める
単純な作業をみんなでやる
スタッフの悩みや嬉しかったこと(軽いかんじで)を聞いてあげる
などを通してどのような関係や会話が生まれるのかを観察するといいのでは、と思いました。
私は集団を観察するということは、あまりできていません。自分もその集団の一員なので、客観的に俯瞰しようとすると、どこかギクシャクする気がしています。それよりも個々の目標やそこに参加する目的を明確にして、ひとりひとりを観察していると思います。その方が記録も残しやすいです。

師匠からのご助言を全体で共有し、「ここで何ができる?」をグループワークで話し合ってもらいました。
「回想法から広げていくのはどうだろう?」「もの当てゲームで物や課題を共有してみては?」「全員で1つの生け花を作るのは面白そう。」「誰かが口ずさむ歌に自然とかえって来るアクションを集団にしてみてはどうだろう?」「話題を絞ってみるのは?」などなど、いろいろな提案がありました。

集団の中でひとりひとりを評価

「じゃ、その活動の効果をどう評価しよう?」と再びグループワーク。
「表情、フェイススケールで個々を評価できないか?」「発言の頻度。」「場の雰囲気。」「話の広がり方を可視化してみる。」「開眼や相槌など繊細なアクションを観察する。」「集団の中でのキーパーソンの反応やそれに対する別の参加者の反応を観察する。」などなど、非言語的表現、主観で感じる変化を使って効果判定、という案が多数出てきました。

これらの提案が今後の活動に活かしていただけるといいな、と思います。
今回の勉強会では、初めての進行方向も取り入れてみました。これが思ったよりスムーズに進んで、あっという間の90分間でした。
小山さん、ありがとうございました(^^)/やっぱり現場の話は盛り上がるなぁ(^^)

勉強会終了後、恒例となったWeb懇親会。ここではプライベートな話も盛り込まれつつ、マジメに作業療法を語ったりと、楽しい時間でした(^^)
これまで、定例勉強会や研修の内容の企画は4人で検討し、師匠に相談して決めてきました。が、今回、新たにお二人の協力者を得ることができました!(^^)
計6人!(^^)
最年長者から最年少者までの年の差、ふたまわり!(^^;
多世代の考えを反映できる勉強会へと発展していけそうです!
いつ対面での勉強会ができるか、先行き不透明ですが…せめてハイブリッド…でもこれってグループワークがしにくいし…(- -;
内容、方法はこれからも色々検討して、皆さまに楽しみながら学んで頂ける場にしていきたいと思います!(^^)
次回のご参加、お待ちしております!(^^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?