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個人主義的の果て


私なんかよりずっと賢くて上品な人だと

遠巻きから見ていて
だんだん近くなり
いい人だけど、時々出汁にされているように思えた
お嬢様ジョークなのかなあ…とかね

6月に大きなプロジェクトが終わり、それまでマスクされたものが露になった

というのも、年度が明け、日増しにちょっとした疑念が確信に変わった

ああ、そういう事か

国内でもトップクラスの博を持ちながら…(そんな風に思い込まされていた)、私に全投げし、苛立ちもあったが、まあもういい
それは全くできない
対人関係の立ち回りが下手すぎるし、ストラテジーが立てられない

あの大きなプロジェクト、私はかなりのブレーンとして信頼をおいていた
その期待は見事に裏切られた
そんな訳で見積もりを誤ってしまい、数名分の業務量をこなした

プロジェクトが終わり、よりいっそ彼女のらしさが出てくるのかと思ったが、違った

私が勝手にそんな風に思い込んでいただけ
彼女自身の自己評価が高いこと
彼女は他者には興味がないこと
彼女は評価されるためならいくらでも努力できること

そういう人だった

表面的には繕える
美人だし、若い頃はホームページの素材にもなっていた
今も50になるけれど、よく自分の顔写真(ご主人に撮ってもらったのかな?)をあげている

嫉妬とかではなく
直感的なもの

写真は撮り手と被写体の相互作用がある
フェチ写真を見過ぎているせいか
本質的な人の関係性に興味があるせいか
その写真からは、自己愛的なものしか湧き上がってこない
私とは異なる闇深さを感じるのだが
それは知らないふりをする

若さは有限
歳を重ねてチヤホヤされるためには、カリスマ性やらこれまで人との間に育んできた凝縮された関係性がないとダメだ

彼女は可愛くて優秀
だけど、私はちっとも羨ましく感じない

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