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「あの頃の恩師と、ともに教壇に立てたら」先生を目指して奮闘する大学生と、憧れの恩師の存在

下妻二高出身で、大学では小学校の先生になるべく教職課程を専攻している篠塚ちひろさん。
同じく下妻二高出身だというお母さまにも登場していただき、高校時代の思い出や将来の夢などについてお聞きしました!

ーとにかく楽しく、元気な高校生活



ーーちひろさん、よろしくお願いします!

ちひろさん:よろしくお願いします!

ーーちひろさんは下妻二高出身とのことですが、お隣の筑西市から通われていたんですよね。
どうして下妻二高に?

ちひろさん:筑西の高校生は下館か下妻の高校に行く人が多いんです。それもあり、母も通っていた下妻二高にしました。下妻二高の制服はセーラー服なのもポイントです!

ーー制服で選ぶ学生さんも多いみたいですね! ちょっとお母さんにも話を聞いてみたいのですが、いいですか?
お母さん:いいですよ〜!


仲良し親子です!


ーーありがとうございます! お母さんはどうして下妻二高を選んだのでしょうか?

お母さん:私の場合は、学力で選択肢が無かったからかな(笑)。

ーーまたまた(笑)。ちひろさんから学校の話を聞くこともあると思いますが、当時と比べて変わったなぁと思うところはありますか?

お母さん:私が在学していた頃と変わった点は、正直あまりないかなぁと感じるのですが、いや〜、もうとにかく楽しそうで。とっても羨ましいです。部活の友達といつも一緒にいて、ね

ちひろさん:そうだね(笑)

ーー部活、いいですね! 何部だったんですか?

ちひろさん:バスケ部です! 部員に恵まれて本当に楽しくて、ずっと一緒にいました!

お母さん:すごくよかったよね。みんなこの子くらい声が大きいから、学校が騒がしいのはこの子たちのせいなんじゃないかって思うぐらい(笑)。

ーーバスケ部が二高の元気印だったのかなぁ、きっと。

ちひろさん:そうかもしれないですね。みんなとにかく元気で、すごく素敵な友達です


ーお母さんが羨ましく感じてしまうほど充実した、ちひろさんの日々


ーーちなみにお母さんは何部だったんですか?

お母さん:私は部活に所属していませんでした。それもあって、娘が羨ましかったんですよ。私の頃は女子校だったんですけど、今は共学になってるよね、たしか。

ちひろさん:今でも女子の方が多いね。

お母さん:そうだよね。もし過去に戻れるなら、高校からやり直したいかなぁ。ちゃんと真面目にやり直したい(笑)。

ーーそこまで思えるほど、ちひろさんが楽しそうにしていたんですね!

バスケ部の仲間たちとの円陣!


ーーそういえば、二高生は下妻市内で遊ぶことってあるんですか?

ちひろさん:正直あんまりないですね……。イオンでプリクラ撮ったり、マクドナルドに行ったり。

お母さん:私の時とあんまり変わらないかも。私の頃は伊勢甚のジャスコが近かったから、よく行ってたなぁ。

ーー場所が変わっても変わらない、高校生御用達のイオン。恐るべし。

ちひろさん:あ、友達と見た砂沼の夜桜は綺麗でした!

ーー夜桜というと、ライトアップされてるやつですか?

ちひろさん:そうです! 友達に教えてもらって見に行ったんですけど、あれは本当に綺麗だったなぁ…

ーー私も見に行ったことがありますが、すごく綺麗ですよね! 下妻を離れてもまた見にきてほしいです…!

修学旅行で行った沖縄にて、パシャリ

ー生意気なのもかわいいと思うぐらい、子供が好きだから


ーーちひろさんは大学に在学中とのことですが、現在はどんな勉強をしているんですか?

ちひろさん:教育系です。小学校の先生になるために勉強しています!

ーー小学校の先生、かっこいいです! 大人になった今でも、あの頃お世話になった先生のこと、覚えてるもんなぁ……。

お母さん:でもさ、結構厳しいよね、学校。お父さんは『刑務所』って呼んでるぐらいだし(笑)。

ちひろさん:たしかに、 1年生の頃からボランティアとして小学校へ行って現場を見たり、寮生活の一環で夜にも勉強会があったり。

ーー嫌になることは無いんですか?

ちひろさん:んー、無いですね。実習で小学校に行くこともあるんですけど、子供たちが本当にかわいいんです! 生意気なのもかわいいと思ってしまうほど((笑)。

お母さん:ラブレターとかもらうんでしょ?

ちひろさん:そうそう、たくさんの折り紙をもらったり……。うれしいし、捨てられないから、正直毎回困っちゃうんですけどよね(笑)。

ーーいいなぁ。困っちゃうぐらいかわいい、と。ちひろさんは子供が好きなんですね。

高校の卒業式。花束は後輩からサプライズなんだとか!


ちひろさん:そうですね。昔から、子供が大好きです。

ーー昔から子供と触れ合う機会があった、とか?

ちひろさん:小学校高学年になると、下の学年の子たちに何かを教えたりする機会ってあると思うんですけど、その頃から下の子に教えるのは好きでした。そろばん塾でも教えたりしてましたね。下の子の面倒を見るのが好きで。

お母さん:へー! 知らなかった。突然「先生になる」って言い始めたのには、すごくびっくりしたなぁ。

ーー自分の子が小学校や塾で何をしてるかって、すべて知ることはむずかしいですもんね。ちひろさんが先生になろうと思ったのは、いつ頃でしょうか?

ちひろさん:ちゃんと思ったのは、進学先の大学を選ぶ時ですかね。当時は、なんとなく(先生になるのって難しそうだな……)と思って、あまり意識していなかったんですが、進路を決めるときに調べてみたら(あれ? 案外できそうだな……)と思って。それから、しっかり「先生になること」を意識しましたね。

ーー教えるのも好きで、子供も好きだったら、きっと一番いい仕事ですね! ちひろさんみたいな元気な先生がいたら、子供たちも楽しいだろうなぁ。

ーあの頃お世話になった恩師と、ともに教壇に立ってみたい


ーーところで、ちひろさんは地元に戻ってきて先生をするつもりですか?

ちひろさん:それが、正直迷っていて……。

ーーほう。

ちひろさん:茨城って、小学校がどんどん減っているんです。私の母校も合併してしまって……。それに、私が通っている大学が千葉の学校なのもあって、千葉で先生になろうかと迷ってるんです。

ーーなるほど……。小学校が減ってしまっているのは、たしかに不安ですよね……。

2022年度に成人を迎えたちひろさん。晴れ着姿がステキ。

ーー最後の質問なのですが、ズバリ、どんな先生になりたいですか?

ちひろさん:こうやって改めて聞かれると、スッと出てこないですね……。教員採用試験でも聞かれるのに……。

ーー言葉にするのって、なかなか難しいですよね(がんばれ……!)。

ちひろさん:なんだろうな……。もちろん、一緒にいて楽しいと思える先生がいいんですけど、ちゃんと厳しくしないといけない時もあると思うんです。そういう時は子供たち一人ひとりとコミュニケーションをとって、寄り添いながら話を聞いてあげたいです。

ーー話を聞いてくれる先生って、とても頼りたくなります。それに、怒られても理由がわかった方がスッキリしますよね。

ちひろさん:そうなんですよ。大人がすぐ否定しないようにするだけで、子供たちは素直に話を聞いてくれるはず。そんな子供ばかりだよなぁと感じています。

ーーちひろさんの理想像のような先生って、今までにいましたか?

ちひろさん:もちろんいますよ。小学生の頃に教えてくれた先生です。楽しくて厳しくて、でも、ちゃんと話も聞いてくれたのを覚えています。一緒に教えてみたいなぁって思いますね。

お母さん:いいじゃん! おもしろそう!

ちひろさん:でもなあ……。まだまだ迷ってばかりです(笑)。

ーーぜひ茨城で小学校の先生になって、恩師とともに教壇に立ってみてほしいです……!
ちひろさん、お母さん、ありがとうございました!



取材・撮影:宮澤 優輝
編集:三浦 希(https://twitter.com/miuranozomu)

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