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妊婦なう

妊娠37週。10ヶ月目。
夢にまで見た妊婦をしている。

でもこの記事をアップできるとしたら、産後落ち着いてからだろう。

生まれるまで、何があるかわからない、と思っているからだ。

コロナ禍の不安の中で、なんとか正期産までたどりついた。
どんどこどこどこ、今日もお腹の中には元気な子がいる。

妊娠するまで、知らなかった。
こんなに人によって、つわりの症状が違うなんて。

ほんとに靴下がはけなくなることも
お腹が重くなることも
お腹の上からでも胎動が見えることも
どんどん体重が増えて14キロも太ることも。

すべてが未知との遭遇だった。

足を踏み入れないと、わからないことばかり。
不妊治療も同じだった。

世の中、そういうことばかりなんだろうな。
自分が当事者にならないと気づけない痛みばかり。
自分ばかり大変なような気がしてしまう。

これからの育児の大変さも、まったく想像がつかない。
でも、一つ言えることは、
無理して我慢して笑えなくなるようなことがないように
全力で周りに頼っていきたいということ。

大変さを、表現することはとても難しい。
妊娠中も、妊婦の大変さを漫画で表現してくれる人がいたり
Youtubeで動画で配信してくれる人がいたり
表現の上手な人の力を借りながら、なんとか夫に今の大変さを共有してきた。

自分で、いちから、口頭で説明するって、猛烈に難しい。
プレゼンをするにしても、資料を使って、相手も聞く体制を作って
画像を使ったり、身振り手振りを使ったり、五感を駆使してつたえるではないか。

産後の夫婦のすれ違いも、表現することの難しさからきているのではないか。
妻をサポートしたいと心から思っているであろう夫も、
妻の期待に答えられなくて、頑張っても認められないつらさを抱えていたりすると思う。

当事者にならないと、わからないものは、わからない。
私が男に生まれていても、そうだと思う。

だから、敵対するんじゃなく、ちゃんと伝えることを大切に。
伝われば、わかってくれると信じて。

産後がんばりたいことは、一人で抱えず、
もうひとりの親である夫を信じて、伝えること。
表現が上手な人達の力を借りて。
そして世の中にあるサービスやテクノロジーをフル活用すること。

結果、うまくいけば、これからの妊婦さんに伝えられたらいいな。

妊婦生活、あと少し。楽しもう。

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