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起業家夫の家族として いいこと、モヤモヤすること

起業家夫と子育てしていていいことは

子供たちに、変化は恐れるものではなく、楽しむものだと
身をもって教えてくれること。

夫が仕事をしている姿は息子にとって日常の風景。

昨晩も夫がZoom会議している横で、息子はおもちゃで遊んだり、YouTubeを見たり、たまに夫のPC画面に映り込んで愛想を振りまいたり。
(狭い我が家に書斎なんてものはなし)

休日は夫の仕事と絡めて家族で出かけることもあるし、出かけた先でPCをひろげて夫が仕事していることも多い。

息子の中では夫の仕事は何か特別なものではなく、食事、睡眠等と並んで、当たり前に家族の暮らしの中にあるものだと思う。


これは会社員ではなかなか考えられないこと。

私もコロナがきっかけで基本在宅ワークになったけど、社内や取引先との会議中に子供が乱入することはほぼなかったし、あってもそれはアクシデント。

外出先、出張先に子供を連れていくなんて考えられないし、仕事とプライベートは基本的に混じり合わない。


夫は、いわゆるブラック企業で働いている会社員と時間で比較すれば、同等、むしろそれ以上に仕事している。
けれど、プライベートと溶け合いながらできる仕事も結構ある。

夫としてはもっと仕事に集中したい思いもあるだろうけど、幼い子供の父親として、それをしてしまうと父親としての存在が希薄化してしまう、という危機意識はありそう。

その結果、今のようなスタイルになっているのだろうし、
こういう姿を見て育つ子供達が大きくなって自分の働き方、生き方において、どういう選択をするのか、今から楽しみ。


でもこういうスタイルで働く人をパートナーとしてもつのは、もちろんいいことばかりじゃない。

私のモヤモヤはざっくり分けて以下の二点。

①愚痴や文句の行き場がない

夫の仕事とプライベートが混ざり合う、ということは私個人のプライベート時間がほぼ確保できない、ということ。

今は育休中だから、4歳息子が保育園に行って、0歳娘が寝ている間は自分の時間として、こうしてnoteを書いたり、読書する時間を確保できているけど、普通に働いている時はこのモヤモヤはかなり強かった。

もし夫がソファでごろごろゲームをしてたら、夫に対して、
ブラックな会社に勤めている会社員だったら、夫の会社に対して、
文句や愚痴を遠慮なく言えるけど、
夫が人生をかけて仕事に打ち込んでることが分かっているからこそ、愚痴や文句の行き場がない。

ほぼ全ての時間を真剣に仕事に向き合っている人とずっと一緒にいると私の気も休まらない。

私に余裕があるときは、パパすごいね、頑張っているね、と子供に話せるけど
余裕がないときは、パパ忙しいんだって、仕事まだ終わらないんだって、と少し棘のある言い方をしてしまう。

家事代行等、使えるものはなるべく使っているつもりだけど、それらを駆使しても限界がある。

今後、子供が大きくなってくるにつれてまた新たな課題がでてくるだろうなと感じている部分。

このあたりは今まで工夫してきたことをアウトプットしつつ、よりよい方法や考え方を模索したい。

②自分のキャリアに迷う


夫がライフワークとして仕事している姿を間近で見ているからこそ、自分のキャリアはこれでいいのか、という迷いが生じる。

私は新卒で入社した会社に10年以上勤めていて、正直この会社でのキャリアはなんとなく先が見えている。

市場に揉まれながらチャレンジし続けている夫を見ていると、私ももっと刺激的な環境に身を置いて自己成長すべきなんじゃないか、という思いが拭えない。

子供たちには、夫だけじゃなく、私のことも変化を楽しんでいそうだな、と思ってもらえる母親になりたい。


でも、ただでさえ夫が仕事中心に生きているのに、私まで仕事の比重が上がってしまうと、うちの家族はどうなるんだろう、と保守的な気持ちもある。

あと1年、育休を取る予定だし、その間にじっくりと自分のキャリアにも向き合おうと思っている。

大事な事は、何が本当の天職だったのかではなく、
自分は自分の選んだ道を天職だと思えたかってことなんじゃないか

ちきりん 梅原大吾
『悩みどころと逃げどころ』より

私も色々あがいて天職だと思える道を見つけたい。

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