見出し画像

サンタXRのリリース!子ども達にワクワクを届けたい

初めまして。「サンタXR」を開発・運営をしている株式会社リプロネクスト 代表取締役の藤田と申します。

おそらくサンタXRを体験した後にこの記事をご覧いただいている方がほとんどだと思いますので、先にお礼を言わせてください。
私たちが想いを込めて企画・開発したサンタXRを体験いただいてありがとうございます。

まだサンタXRを体験いただいていない方はこちらから体験できますので、是非体験いただけますと嬉しいです。


自己紹介すると私たち株式会社リプロネクストは2017年に創業した、企業・自治体向けにXR・メタバースのコンテンツを企画・開発しているベンチャー企業です。

「BREAKE THE WALL」というVisionの元、社会の課題(壁)を解決(壊す)ということを目指し、時間・場所など物理的な部分をなくすことができるXR(VR/AR/MR)やメタバースを事業としています。

サンタXRとは?

サンタXRは、クリスマスに子供たちがワクワクを届けたいと思って企画・開発を進めた「クリスマスのARコンテンツ」です。

そして、このサンタXRの特徴としては、1PV×1円を「あしながサンタ」を通して、全国の児童養護施設にいる子どもたちのクリスマスプレゼントとしてリプロネクストから寄付します。

コンテンツはクリスマスに向けて妖精のトムテやクッキーのジンジャーブレッドマンがクリスマスの準備をしているところを一緒に体験できるストーリーとなっています。

制作にあたっては、私自身もクリスマスのことを良く調べ、トムテやジンジャーブレッドマンがクリスマスならではのキャラクターも知ってほしいと思い反映させました。

あしながサンタの活動について

「サンタXR」は「あしながサンタ」と一緒に実施している企画なので紹介いたします。

施設職員の願いは、子どもたちの心の中の『サンタクロース』になることです。
施設で働いていると、入所して初めてのクリスマスを迎える子どもから
こんなことを聞かれることがあります。
「なぜここではクリスマスプレゼントがもらえるの?」
入所する前(家庭)は、クリスマスプレゼントをもらえなかった子どもたちが大勢います。
淋しい思いや辛い思いをかかえて施設にきた子どもも多いです。
だからこそ、1年に1度の特別な日に子どもたちが望む “とっておきのプレゼント” を届けて
幸せな気持ちでいっぱいになってほしいと強く願っています。

あしながサンタHPより

なぜ私たちが実施するのか?

「サンタXR」は株式会社リプロネクストが企画・運営していますが、全てチャリティ活動として実施しており、サンタXRに関わる経費や告知物などはリプロネクストが負担し、万が一発生した収益は全て「あしながサンタ」に託し、全国の子どもたちの寄付としてプレゼントすることにしています。

こう伝えると「なんでお金にならない活動しているの?」と聞かれるため、目指している未来や本音の部分をできる限り本音で伝えたいと思います。

「サンタXR」を実施する理由は、大きく2つ

「サンタXR」を実施する理由は大きく2つあります。

1:「未来はおもしろくできる。」と子どもたちに伝えたい
2:「継続できる寄付活動」を文化としてつくりたい

1:「未来はおもしろくできる。」と子どもたちに伝えたい
少し僕(代表の藤田)のお話をさせてもらいます。

僕は1989年に新潟県新潟市で生まれ、父親が47歳、母親が39歳の時に生まれた子どもです。だいぶ両親が年齢を重ねた時に生んだ子どもだったので父を見て友だちが「おじいちゃん来たよ」と言ったりなど、何となく嫌な気持ちになったり母は元々高校の英語の先生で仕事が大好きな人だったですが、僕が産まれた時に鬱になってしまいそこからあまり家族以外とコミュニケーションがうまくとれずに苦しんでいる姿を見て育ちました。

小学校の時に家庭訪問があっても指定した時間に母が家にいないので、先生がきたら僕が先生に「母がいなくすみません…」と泣きながら謝っていた記憶などあります。

そんな生活をしていると「自分は周りの家庭ではない…」という認識ができて、いつしか「どうせ自分なんて…」という考えで一歩前に出ることができない時もありました。

今、振り返ると自分はここまで健康に育って、起業して会社もやれているので本当に両親や家族には感謝しています。むしろ、周りとは少し変わった育ちがあるからこそ、それをエネルギーに変えられているのかもしれません。

大人になったら育ちが裕福でも貧乏でもそれをエネルギーに変えることが生きていく上で必要です。ただ、子どもの時に「どうせ自分なんて…」という想いでどんどんマイナス方向に引っ張られてしまうのは人生の可能性を小さくしてしまうリスクがあると思います。

今回の「XRサンタ」で子どもを救えるなんて思ってません。

ただ、普段生活していて体験しないような技術を知ってもらうことで、子どもたちが「自分も何かできるかも!」と少しでも自分の未来に可能性を感じてもらえたら本当に嬉しいです。

2:「継続できる寄付活動」を文化としてつくりたい
「XRサンタ」は児童養護施設の子どもたちだけに体験してもらうものではなく、大人・子ども・ビジネスマン・子育て中の方など多くの人に体験してほしいです。

そして、皆さまが体験した1再生×1円の合計金額をリプロネクストが寄付をすることで、子どもたちの今年のクリスマスプレゼントになります。

あしながサンタのデータによると子ども1人あたりあと2,000円あれば、好きなプレゼントを届けることができるようです。もし、コンテンツが10万回の再生があったとすると50人の子どもたちにプレゼントが届けられます。

この1再生1円をリプロネクストが負担して支払うのは、会社のお金にすごく余裕があるからではないです。むしろ、会社は創業して7年目、まだ20名弱のベンチャー企業なので、コンテンツの開発費用を考えると結構しんどいです。

なので、あしながサンタへの寄付を考えた時に「会社の業績が厳しい時に真っ先に削る可能性があるな」と思いました。そのため、会社の成長戦略と寄付活動が一致すれば成長のために寄付をするという新しい寄付文化がつくれるのではないか?と思っています。

会社の課題として「XR」を体験したことがある人は、アンケートだと5%程度の人しかいないようです。僕たちが会社を成長させるためにはより多くの方がXRの体験をすることで市場を自分たちで作っていかなければなりません。

さいごに

色々と書きましたが、もし最後まで読んでいただいている方がいたら1つお願いです。

この「サンタXR」プロジェクトを通じて「あしながサンタ」の活動を広めていきたいと思っています。
もし、共感いただける方がいたら「あしながサンタ」への寄付をしてもらえたら嬉しいですし、寄付じゃなくても周りの知り合いに「こんなコンテンツあるんだよ」と伝えてくれるだけでも本当に嬉しいです。

僕もこれまでクリスマスと言うと、自分や家族・友人などが楽しむ日という認識でした。ただ、このクリスマスを純粋に楽しめない子どもたちがいて少しでもこの想いが届いたら嬉しいなと思います。