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Lesson 1 こんにちは、みなさん!

まずは、とにかく「マクロの記録機能」を使ってみよう!

<本誌の構成>
  本誌の本文は次ぎの構成になっています。

  ―――――――――――――――――――――――――+
  この部分が操作手順を記載した部分です。
  ―――――――――――――――――――――――――+

この部分がマクロプログラムを記載した部分です。

  その他の部分は解説文です。

1⃣
まずはエクセルを起動させてから、
――――――――――――――――――――――――――――+
1.[開発]タブの[コード]で [マクロの記録]をクリック →
 「マクロの記録」画面が出るので、そのまま[OK]をクリック。

※[開発]タブが表示されていない(マクロが今回初めての)方は、
 まずは こちら の初期設定を行ってください。(所要1分未満)

2.次に、
 B2のセルに「こんにちは、みなさん!」と打ってみてください。

3.打ち終わったら一度[Enter]キーを押してから、
 [開発]タブの[コード]で [■記録終了] をクリック。
――――――――――――――――――――――――――――+

たったこれだけで、「こんにちは、みなさん!」マクロのでき上がりです。


2⃣
では、さっそく実行してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.まずは、「新しいシート」を一つ作成します。
 下方の[Sheet1]右横の +ボタンを押して、
 [Sheet2]を新規に作成してください。
(既にある場合は新規シートのこの作成は不要です。)

2.そして、[開発]タブの[コード]で [マクロ] をクリック →
「マクロ」画面が出るのでそのまま[実行]をクリック。
――――――――――――――――――――――――――――+

Sheet2のB2の位置に「こんにちは、みなさん!」と自動的に書き込みされた
ことと思います。

3⃣
ちょっと、マクロプログラムの中身をのぞいてみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.[開発]タブの[コード]で [Visual Basic]をクリックすると、
 見慣れたExcelの画面とは別にもう一つ見慣れない画面が
 表示されたと思います。

2.この画面の左上半分の[+標準モジュール]という所の+の部分
 をクリックすると、そのすぐ下に[Module1]と表示されるので、
 その[Module1]をダブルクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――+

Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
    Range("B2").Select
    ActiveCell.FormulaR1C1 = "こんにちは、みなさん!"
    Range("B3").Select
End Sub

右側にこんなものが表示されたはずですが、これが今作った「こんにちは、みなさん!」マクロのプログラムの正体です。

※今、このプログラムの意味を知る必要は全くありません!

4⃣
では次に、このプログラムをちょっとだけいじってみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.プログラムの
 [ActiveCell.FormulaR1C1 = "こんにちは、みなさん!"]
 と書いてある行を
 [ActiveCell.FormulaR1C1 = "あんにょんはせよ、みなさん!"]
 と変えてみてください。
(「こんにちは」を「あんにょんはせよ」に変えるだけです。)
――――――――――――――――――――――――――――+

Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'

'
    Range("B2").Select
    ActiveCell.FormulaR1C1 = "あんにょんはせよ、みなさん!"
    Range("B3").Select
End Sub

これで、韓国版?マクロ「あんにょんはせよ、みなさん!」のでき上がり
です。

5⃣
では、実行してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.タスクバーでExcelの画面を表示して、2)の時と全く同じ
 以下の操作をしてください。(シートは [Sheet2] のままで
 OKです)
 [開発]タブの[コード]で [マクロ] をクリック → 「マクロ」
 画面が出るのでそのまま[実行]をクリック。
――――――――――――――――――――――――――――+

みなさん、韓国版「あんにょんはせよ、みなさん!」マクロはできました
でしょうか?

6⃣
今日の最後にもう一つ、またプログラムをちょっといじってみます。
――――――――――――――――――――――――――――+
1.タスクバーで先ほどのプログラムが表示されている画面を表示して、
 プログラムの
 [Range("B2").Select]
 と書いてある行を
 [Range("E10").Select]
 と変えてみてください。("B2" を "E10" に変えるだけです。)

2.再びExcelの画面を表示して、(シートは[Sheet2]のままでOK
 です)
 [開発]タブの[コード]で [マクロ] をクリック → 「マクロ」
 画面が出るのでそのまま[実行]をクリック。
――――――――――――――――――――――――――――+

今度はシートの中程、"E10"のセルに「あんにょんはせよ、みなさん!」と
書き込まれたはずです。

もうみなさん、お解かりですね。

これで、ある位置(セル)に何かの文字を自動的に書かせるマクロプログラムが作れるようになりましたね!これが、マクロ作成のはじめの第一歩です。

それでは練習に、好きな位置に好きな文字を自動で書かせてみてください。


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