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結局、あるもの勝負。

久しぶりに綴ってみようと思った今朝。
拙い文章が出来上がるのが容易に想像できるのだが、このまま続けていこうと思う。

上京して3年と6ヶ月。
入学当初に描いていた理想の自分と現実には大きな乖離がある。
イメージとは全く別の人になっているとは思っている。

今日まで抱いた夢や掲げた目標は数え切れないほどある。
だけど、諦めた夢も断念した目標も数え切れないほどある。

結局、自分が何をしたいのか。
何なら一番になれるのか。

そんなものばかり考えては次々と時間を溶かしていった。
いつしか何かを希望するたびに、そこには何かメリットを求めた。

あれをしたら、これができる。
それができれば、俺はこうなれる。


人生設計をしていく上で「先を見据える」ということはとても大切なことだけど、
先ばかりを見て、目の前にある現実から逃げてしまっていた自分がいた。
やるべきことから目を背け、起こってもいない未来の幻影を追いかけた。

自分に何ができるのか。
今持っている武器は何なのか。


どうすれば人生という名の戦場で生き残っていくことが出来るのか。
このことを考えることをやめてしまっていた。

最近、「チェイサーゲーム」という漫画を読んだ。
中身はゲーム開発会社で働くクリエイターの話。
そこで出てきた、「自己効力のミスマッチ」というワードに引っかかった。

自己効力とは簡単に言えば、

結果を出す / 目標を達成する
といった際「自分がうまくできるかどうか」という予期のこと。

それがミスマッチしているということは、

①できると思えていないができている
②できると思えているが実際はできていない

ということになる。

現時点の自分は②に該当する。
つまり、大したことない奴ってことになる。
これが空本杉太郎の人生における現在地を示すことにもなる。

夢や目標を持つのは大切なことだ。
なぜなら、それが生きる意味を作り、活力を与えてくれるからだ。
けれども、人生は理想としている世界とは違う。
そこでは自分が想定していないことが起きるし、上手くいかないことの方が多い。

だからこそ、現在地をきちんと理解した上で、
今一度、自分が手にしている武器を知り、地に足をつけながら進むことが求められる。

「結局、あるもの勝負。」

ふと、そんな気がした。けど、何か忘れてはならない感覚だと思ったから、
パソコンを前にYouTubeで音楽を聴きながらぽちぽちしてみた。

2022.11.09
Santaro Soramoto


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