【ポケカ 全文無料・投げ銭式】ART OF LIFE(ポケカとの出会い・2021/2022シーズン振り返り)
※本記事は基本的にはただの自分語りです。約18000字の長文のためご注意下さい。
1. はじめに
こんにちは、サンタマリアJAPAN(@santa_jpnjpnjpn)と申します。本記事が2本目のnote投稿となります。前回の記事(【PJCS2022 ベスト64】ミュウVMAX解説(全文無料・投げ銭式)(27000字超))をまだ読まれていない方はそちらも読んでいただけると嬉しいです。
私は関東でポケモンカードをプレイしている社会人です。ポケモンカード歴は本記事執筆時点で3年弱で、ちょうどソード・シールドシリーズが始まる直前くらいからポケカを始めました。そのためポケカのシーズンとしては2021/2022シーズンが私が経験した初めてのシーズンとなります。
2021/2022シーズンは新型コロナウイルスの影響で変則的なシーズンでしたが、何とか無事シーズンを完走することができました。シーズン完走できたということで、この度自己満足ではありますが私のポケカを始めたきっかけと、2021/2022シーズンの振り返りについて本記事として執筆させていただきたいと思います。
各大会に向けての当時の考え方や使用したデッキリストと結果等を記載しますが、基本的には暇潰しとして読んでいただけると幸いです。
(一応、本記事は全文無料公開の投げ銭式とさせていただきますので、記事の内容を気に入っていただけましたら投げ銭いただけますと幸いです)。
※記事の本文中ではカード名、デッキ名が多く記載されますので、一部略称を使用します。
2. ポケカとの出会い~2021シーズン開幕まで
元々私は10年以上前に遊戯王をやっていたこともあり、カードゲームの素養はありました。しかしある時遊戯王を辞め、実に8年以上もの間カードゲームというものに触れていませんでした。
しかし2019年、転機が訪れます。これは2019年9月、友人の家に遊びに行ったときのことです。
私は当時神奈川県に住んでおり、友達の家は当時愛知にあったためにちょっとした旅行気分でした。とはいえ愛知には何度も訪れていたことと、元々2泊3日の日程で旅行を考えており2日目に遠出しようという計画にしていたので1日目は現地に着いた後は暇でした。そこで友人の家で過ごすのですが、その友人はこう言いました。
「ポケモンカードやらない?」
私はポケカについては旧裏のカードをそれこそ小学生になる前に何となく集めてたくらいの知識だったため、ポケカのルールはほぼ知らない状態でした。とはいえその時暇だったことと、友人が待ってましたとばかりにエーフィ&デオキシスGX、ブラッキー&ダークライGXの未開封スターターを持っていたこともあり、ルールを教えてもらいながら触ってみました。私の知っている当時の遊戯王と比較してカードの1枚1枚のパワーが半端なく高く、大味な展開がかなり面白く感じました(リーリエ、カプ・テテフGX、デデンネGX等は強すぎる…)。他の友人共々ポケカで遊んでみたことで、ポケカにハマっていくのでした(ちなみに2日目はちゃんと遠出して観光を楽しみました。ポケカだけしていたわけではありません)。
2019年10月、タッグオールスターズのパックが発売したことをきっかけに、自分でポケカを集め始めました。最初はタッグオールスターズで当たったピカチュウ&ゼクロムGXやガブリアス&ギラティナGX、併せて買っていたブラッキー&ダークライGXのスターターからマニューラGXを中心とした悪バレットを組んで友人との対戦を楽しんでました。
その後Aレギュレーションのカードが使えなくなり、2020年の年初にピカチュウ&ゼクロムGXのデッキを練習して初のジムバトルに参加しました。成績こそ1-3でしたが遊戯王以来となる大会の雰囲気に触れられて楽しかったです。
この後も大会へ出てポケカライフを満喫する…とはいきませんでした。新型コロナウイルスが流行したため、全ての大会は開催されなくなってしまいました。この期間もモチベーションが下がることはなく、友人達とリモートポケカを楽しんでいました。
ジムバトル復活以降は何度かジムバトルに参加しました。この期間に作ったデッキはピカチュウ&ゼクロムGXの他、超パーフェクション(ミュウツー&ミュウGX)、ルカメタザシアン(ルカリオ&メルメタルGX、ザシアンV)、三神ザシアン(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV)、リザードンVMAX、マルヤクデVMAX、セキタンザンVMAX、ドラパルトVMAX、小ズガ(ズガドーン)等でした(ムゲンダイナVMAXだけは当時クロバットVが高価だったため敬遠してました…)。ネタデッキも複数作ってました。
こうして1年弱は公式大会に出る機会は多くなかったものの、ポケカについて学習してポケカの素養を身に付けました(ジムバトル初優勝もこれくらいの時期でした)。
3. 2021シーズン
3.1. CL横浜(2020年10月)
2021シーズン開幕の情報を聞き、最初に行われた大型大会であるCL横浜に向けてはかなり気合いが入りました。気合いを入れた結果の抽選は…外れでした。
かなりショックでしたが友人2人が当選したのでその練習相手として付き合っていました。これはこれで楽しかったです。
ちなみにこの頃から足りない練習用カードを印刷で済ませるようになりました…笑
3.2. シティリーグS1(2020年11月)
CL横浜の抽選に外れたこともあって公式の中規模・大規模大会への出場は初めてだったため、かなり気合いを入れていました。
この当時の環境は三神ザシアン(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV)、小ズガ(ズガドーン)、ムゲンダイナVMAXの3強環境で、これらに勝率の良いデッキ選択が求められました。私は今でもそうですがミラーマッチでじゃんけんによる運ゲーで勝負が決まってしまうことを嫌っており、これら3つのデッキはなるべく選択したくないと思っていました。その中で候補として考えたのが超パーフェクション、ルカメタザシアンザマゼンタ(ルカリオ&メルメタルGX、ザシアンV、ザマゼンタV)でした。最終的にはルカメタザシアンザマゼンタの方が時間管理含めてプレイングが難しく、超パーフェクションの方がハンデスや青天井火力での分かりやすい強さがあったことと、3強の中でも使用率トップの三神ザシアンに有利であることから超パーフェクションを選択しました(超パーフェクションはムゲンダイナVMAXには不利でしたが、そこはクラッシュハンマーの上振れでどうにかしようとしていました笑)
実際に使用したデッキリストは以下になります。
わざわざミュウツー&ミュウGXのSAを買うくらいの気合いの入り方です笑(ちなみにこのときはまだミュウツー&ミュウGXのSAは現在と比較してかなり値段が安く、4000円くらいで美品が買えました)
今思うとボール系の枚数が少なく、クラッシュハンマーを1枚削ってでもミステリートレジャーはやっぱり4枚のほうが良さそうですね…。やりたいこと詰め込みすぎて安定性を失ってる気がします(シティリーグの試合数ならそれでも良いのかもしれませんが)。
そして、シティリーグの結果は以下になります。
1戦目の三神ザシアンは仮想敵で順当に勝ちましたが、2戦目のモクナシダダリンはこちらの事故、3戦目の小ズガは後1でひのたまサーカス300ダメージでミュウツー&ミュウGXが気絶するお相手の上振れによりたねポケモン切れで負けました…。虚無感が半端なくて予選が終わった後バトロコ川崎で昼からビールを飲みまくってました…笑(※バトロコ川崎はお酒を売っています)
こんな感じで残念な結果からスタートする私の2021シーズンでした。
3.3. シティリーグS2(2021年1月)
シティリーグS1が終わり、すぐに開始したシティリーグS2でした。この時は各地のシティリーグの結果やnoteを見ていて、後攻からでも戦えるムゲンダイナVMAXをシティリーグの候補にしていました。シャイニースターVが発売してムゲンダイナV、VMAXやクロバットVが値下がりしたのも理由の1つです。以下のデッキを候補として考えていました。
しかし2021年の年初から新型コロナウイルスが再流行したため、シティリーグなんて出てる場合ではないと思ったこと、その他プライベートで引っ越し作業の準備をする必要があったことからシティリーグへの出場をキャンセルしました(その後、公式に大会自体が中止になりました)。
3.4. CL愛知(2021年3月)
2021年1月中旬にBレギュレーションのカードが使えなくなり、また新型コロナウイルスの影響で大会自体が開催されないことから環境の動きが分かりませんでした。一応、一撃マスター・連撃マスターの環境ではレギュレーション変更の影響をほとんど受けなかった三神ザシアン(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV)が間違いなく強く、三神ザシアンに比較的強く出られる炎系は強そうということだけは分かっていました。試しにビクティニVMAXを使ったビクティニFTBを組んでみたところ、なかなか使用感が良くて気に入っていました。
唐突に私事を入れますが、私は2021年3月に入籍しました。そのご利益なのか、CL愛知に当選して初の大型大会に出場できることになりました。とはいえ当時仕事が忙しく、あまり練習に時間を割くことができなかったため、事前に使用感が良いと分かっていたビクティニFTBの使用を決定します。
そのままCL前日を迎えますが、前日の練習で連撃ウーラオスにボコボコにされ、慌ててミュウ(ベンチバリア)を過剰に2枚投入します(大型大会の直前の練習でボコボコにされて自信を失うのってあるあるですよね…)。その時のデッキリストが以下になります。
今見るとやはりボール系の枚数が少なく、当時は今ほどの高速環境ではないとはいえ攻めた構築だと思います。当時の私はやりたいことを詰め込んだデッキが好きだったのでしょう。
無人発電所は当時の環境を考えると採用されているデッキは少ないと考えて博士の研究等のドローサポートは採用していないですが、ボール系の枚数を考えても事故が多発しそうな構築です…(当時はファイヤローVが結構活躍していました)。
そして、CLの結果は以下になります。
初めての大型大会出場で決勝トーナメント進出こそ逃したものの、予選完走およびオポネントも高くてプロモカードとスリーブを貰え、更にPJCS(2021)の優先出場権を獲得できたことは出来すぎな結果でした。正直このCLは運が良かったです。連撃ウーラオスの強さに前日に気付き、悪パーフェクションに至っては存在すら認知しておらず、環境読みも全然できていませんでしたが、不利対面の悪パーフェクションとは当たることが無かったです。またじゃんけんも全部グーを出す事前に決めてたのですが、緊張して間違えてパーを出した2戦目以外は全て勝っており、ビギナーズラックと入籍のご利益が働いているのかなと思いました。
ただ、直前に連撃ウーラオスにボコボコにされてミュウ(ベンチバリア)に枠を割いたことでボルケニオンを外してしまい、ジュナイパーに詰まされたのは残念でした。
3.5. シティリーグADS(2021年4月)
2021年1月に中止になっていたシティリーグのアディショナルシーズンが開催されることが発表されたため、意気揚々にシティリーグに申し込みました。
CL愛知からシティリーグまでは2週間弱しか時間が無く、当時の仕事も忙しかったためにシティリーグでは使い慣れているビクティニFTBをそのまま使うことにしました。CL愛知を踏まえて気になっていたポイントを修正し、以下のデッキリストでシティリーグに出場しました。
修正したポイントとしては以下になります。
ボルケニオンやミュウ(ベンチバリア)、ミミッキュ(シャドーボックス)、基本エネルギー等の再利用のためにふつうのつりざおも採用しており、限られた枠の中では上手くデッキを組めたかなと思いました。
そして、シティリーグの結果は以下になります。
決勝戦こそ悪パーフェクションとの戦い方に慣れていなかったためにミスをしてあっさり負けましたが、それでもシティリーグで初の予選突破、更に決勝進出まで達成したので素直に嬉しかったです。
CSPも75ptを獲得し、プレイヤーランキングを少し意識し始めたのもこの頃です。CL愛知、シティリーグADSとそこそこ良い結果を出せたことから、私の中でのポケカに対するガチ度が上がりました。
3.6. PJCS2021(2021年7月)
CL愛知で獲得した優先出場権による出場となりました。
シティリーグADSが終わり、新弾とハイクラスデッキの登場でガラッと環境が変わりました。具体的にははくばバドレックスVMAX、こくばバドレックスVMAXの登場により三神ザシアン(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV)、レッドパーフェクション等のデッキの使用率が減少し、またゲンガーVMAXとインテレオンVMAX(連撃)も環境に台頭しました。
PJCS(2021)の開催が1ヶ月延期されて2021年7月になったために摩天パーフェクト・蒼空ストリームも大会前に発売されることになり、ジュラルドンVMAX、レックウザVMAX、スイクンV等の環境入りも予想されていよいよ環境が混沌としました。その中で私が注目したのはこくばバドレックスVMAXでした。圧倒的カードパワーと各種GX技の凶悪さ、連撃ウーラオスに弱点を付ける点等はかなり魅力的でした。一方で私の嫌いなミラーマッチも多発すると予想し、ミラーマッチで後攻から捲ることを考え、安定して盤面を展開するための冒険家の発見の採用、および頂への雪道を採用することを考えました。そのデッキリストが以下になります。
今見るとやはり色々な要素を詰め込みすぎな気がしますね笑
ツールスクラッパーはビッグパラソル付きのジュナイパー(みつりんめいさい)をアストラルビットで突破することを考えましたが、ジュナイパーは割り切ってボール系やドローサポートを増やしても良かったと思います(ここはCL愛知でのジュナイパー戦が効いてるんですよね…)。
そして、PJCS(2021)の結果は以下になります。
散々な結果でした。冒険家の発見自体は弱くないのですが1戦目のルカメタザシアンザマゼンタはお相手のマリィで事故、ドローサポートを引けずにそのまま負け、意識したミラーマッチは結局先攻を取られて捲れず、6戦目はお相手の頂への雪道が刺さってしまいテンポ取られて負けてしまいました。大型大会で勝ち切るためには色々な要素を詰め込むよりも安定感が大事ということを痛感しました。スイクンV系統のデッキが採用している頂への雪道が思ったより流行っていたことを読めていなかったのも良くなかったと思っています。
3.7. シティリーグS3(2021年8月)
PJCS(2021)の結果を受け、予想よりもスイクンV系統のデッキが流行っていたことを知ります。そしてそこに勝つために考えた結果、アルセウス&ディアルガ&パルキアGXのオルタージェネシスGXが有効だろうと考えました。従来の三神ザシアンのデッキはこくばバドレックスVMAXに不利でしたが、そこを補うためにガラルファイヤーVを入れるという発想がPJCS(2021)で公開されており、その案を採用した三神ザシアンファイヤーを使用することを決めました。シティリーグS3で使用したデッキリストは以下になります。
博士の研究やマリィを入れずにボスの指令とタッグチームサポートのみを入れるという相変わらず攻めた構築ですが、ボール系も多く採用しておりデデンネGX等のシステムポケモンだけで回せると考えていました。また、頂への雪道はマーシャドーとタッグコール→グズマ&ハラでスタジアムをサーチすることで対処できると考えていました。
しかしCL愛知の時と同様に前日の練習で連撃ウーラオスにボコボコにされ、自信を失いました笑
特に後攻では勝てなかったため、やっつけでゲンガー&ミミッキュGXを入れて後攻1ターン目のホラーハウスGXから動きを止めて2ターン目にメッソンor連撃ウーラオスVを気絶させ、テンポを取る作戦で行きました(こくばバドレックス対面もオルタージェネシスGXの優先度が低いため、ホラーハウスGXを撃ちに行く展開がありました)。
そして、シティリーグの結果は以下になります。
完璧な勝利でした。しかし三神ザシアンのミラーマッチが思ったよりも多くて2回もミラーマッチが発生してしまいました笑
1試合は後攻でしたがデデンネGX等を全く使わずに展開できたので捲ることができ、1試合は先攻だったために順当に勝つことができました。
決勝の連撃ウーラオスも先攻からアルティメットレイまで順当に撃ち、お相手の事故もあって勝ち切ることができました。
ここでシティリーグを初優勝し、CSP100ptを獲得したことで本格的にプレイヤーランキングを意識するようになります。
4. 2022シーズン
4.1. 目標
シーズンが始まるにあたり、自分の中で2022シーズン中の目標を以下のように立てました。
勿論一番の目標はCL優勝やプレイヤーランキングで30位以内に入って日本代表の権利を獲得することでしたが、まずは現実的に達成できそうなところを目標として掲げました。千里の道も一歩からですね。
4.2. CL京都(2021年10月)
運良く抽選が当たりました(この抽選応募受付時はまだ新型コロナウイルスが流行していたため、倍率が多少低かったのでしょうか)。
またしても環境が大きく変わりました。ミュウVMAXの登場です。ミュウVMAXは明らかに強く、ミュウVMAXかそれ以外かと言えるような環境になりました。そんな私が考えたのはまたしてもミラーマッチを嫌ったミュウVMAXのメタです。弱手を突ければ勝てるという単純な考えで悪タイプのゲンガーVMAXを使用しました(今思うとミュウVMAXのメタとして非ルールを使っても良かったこと、弱点を突くにしてもムゲンダイナVMAX等を使う手もあったので考察が甘かったです)。
CL京都で使用したデッキリストは以下になります。
なるべくシンプルに組みました。一撃のデッキは進化ラインが増えるので事故が発生しやすいことを知っていました。そのためなるべくボール系、ドローに繋がるカードを大量投入しました(ジュラルドンVMAX対面を捨てても悪の塔でドローできるインパクトエネルギーの採用は当たりだったと思います)。
そして、CL京都の結果は以下になります。
結果は全く振るわなかったです。1戦目のミュウVMAXは最後にボスの指令またはブラッキーVMAXに繋がるボール系が引ければ勝てていたのですが、引けずに負けました(あと1枚多く引けていれば勝ててたのが悔しかったです…)。結局事故も発生したり、直前練習でちょっと厳しめと思っていた白馬スイクンと当たって負けていたりとデッキ選択も良くなかった上、練習も足りていなかったので妥当な結果だとは思いますが、中規模・大規模大会で初の負け越しは結構堪えました…。
4.3. CL福岡(2021年11月)
抽選自体はCL京都から連続で通っており運は良かったのですが、事情で出場をキャンセルしました。すみません。
(祝日とはいえ、水曜日の開催は前日と翌日に学校や仕事があり遠方の人にとっては厳しい日程ではと正直思ったので、今後はこのような日程での開催は避けてほしいと個人的には思いました…)。
4.4. シティリーグS4(2021年11月)
CL京都を踏まえてまたしても環境が変わりました。カードプール的にはそこまで変わりませんでしたが、クワガノン(エレキブラスター)の台頭がかなり大きく、そこを意識したデッキ選択が求められました。私は最終的に三神ザシアンファイヤー(アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV、ガラルファイヤーV)orこくばバドレックスVMAXの2択で考えていましたが、直前のCL福岡で三神ザシアンファイヤーが優勝したことを見て感動し、勢いで三神ザシアンファイヤーの使用を決めました笑
シティリーグS4で使用したデッキリストは以下になります。
構築としてはシティリーグS3の時と比較して、博士の研究を入れてピン差しのカードを引けるようにしたことと、ミュウVMAXを意識してザマゼンタVやブレイクグローブを入れたことがポイントとなります。あとはなるべく安定感を意識してボール系は減らさないようにしました。
そして、シティリーグS4の結果は以下になります。
あまり有利ではないと感じていたミュウVMAXに見事に2回粉砕された形です。1戦目は最後の残りサイド1枚があなぬけのヒモでなかったらキバナからあなぬけのヒモをサーチして勝てていたので、こういうこともあるんだなって思いました。
(あと3戦目、4戦目と連続で階段でマッチングさせるのはちょっと…って正直思いました。1戦目で負けている私が悪いのは分かっていますが、仮に4戦目勝ってても9位とかで予選突破できなかったと思います)。
CSPを意識し始めたシティリーグだったので、予選落ちはかなり凹みました。帰りに半ばヤケ食いで高崎パスタ大盛を食べて帰ったのは言うまでもありません…。
4.5. シティリーグS5(2022年3月)
シティリーグS4からかなり時間が進みます。シティリーグADS2については私は出場権利が無く、また私事ですが結婚式の準備を進めていてポケカを触れていなかったこともあり、環境変化こそ追っていたものの実際の練習はほとんどできていませんでした。
環境としてはミュウVMAXについてはハイパーボールやこだわりベルト、ダブルターボエネルギーが使えるようになり大幅強化、ウッウロボを使う型が一般的となり凶悪さが増しました(非ルールのクワガノン(エレキブラスター)が実質使えなくなったのも流行の要因として大きかったと思います)。
その他だとアルセウスVSTARを使用したデッキタイプ(アルセウス裏工作、白馬アルセウス、アルセウスジュラルドン、アルセウス悪連撃ウーラオス等)やヒスイダイケンキVSTAR、非ルールのフーパファイヤーや直前で流行し始めたWTB等が環境に存在しました。
いつものごとくミュウVMAXでのミラーマッチをやりたくないこと(あとウッウロボを買いたくないこと)からミュウVMAXのメタを考えました。色々考えて、直前に発売されたバトルリージョンにツツジが収録されたことから頂への雪道+ツツジというミュウVMAXに対する現実的な捲り手段を獲得したアルセウス+裏工作系のデッキが良さそうだと考えました。あとはアルセウス裏工作か白馬アルセウスどちらにするかで考えましたが、こだわりベルト込みのダイランス280ダメージでVSTARのHPラインに届くこと、更にかがやくルチャブルやダンデ込みでミュウVMAXのHPである310ダメージを出し得ることから、白馬アルセウスの使用を決めました。
シティリーグS5で使用したデッキリストは以下になります。
各デッキタイプへのプランを通すために必要なカードを採用したら枠がカツカツになってしまいました。個人的にはバトルVIPパスがポイントで、デッキの安定性を高める役割がありますが、この当時の白馬アルセウスのデッキリストでバトルVIPパスが採用されているものはあんまり無かった記憶があります。
そして、シティリーグS5の結果は以下になります。
シティリーグの3日前くらいにWTBのシティリーグ優勝リストが出回ったためか、この日のシティリーグでは事前練習をしていないWTBと2回も対戦することになりました。2戦目ではケケンカニVの存在を失念しており負けましたが4戦目では反省を活かして勝つことができました。ミュウVMAXとの2連戦は先攻を取れたことと引きの噛み合いで勝つことができました。また、決勝戦のアルセウス裏工作は私のミスがあったものの頂への雪道+ツツジが刺さって1ターン貰うことで勝つことができました。この日もじゃんけん6勝1敗だったりバトルVIPパスをやたら撃てたり運は良かったので、これは直前に挙げた結婚式のご利益なのかなと思っています。
こうしてシティリーグで2回目の優勝を果たし、また栃木(小山)にて2/3優勝、1/3準優勝というやたら強い実績を残したため栃木(小山)が実質ホームグラウンドだと勝手に認識しました笑
また、2022シーズンの目標の1つであるシティリーグで優勝すること(優先出場権でPJCS(2022)に出場すること)を達成しました。
この時点でシティリーグで獲得したCSPが275ptとなりトレーナーズリーグを完走すれば合計335ptとなるため、PJCS(2022)の優先出場権を獲得できるボーダーの300ptを超える見込みとなりました。日本代表の権利もボーダー400ptと言われていたため、次のシティリーグS6で準優勝以上を達成できれば日本代表の権利も狙える位置に付けることができました。
この後に焦ってトレーナーズリーグ完走を目指したのは言うまでもありません。
4.6. CL愛知(2022年3月)
流石に抽選は外れました。
CL京都、CL福岡と連続当選してるので当然ですね。この辺りからかなり倍率が上がった感じがしたのでスターバース辺りからポケカを始めた人が多かったのでしょうか。
4.7. シティリーグS6(2022年4月)
まず、シティリーグS6前にやっとの思いでトレーナーズリーグは完走しました(結構負けました…)。
それはさておき、シティリーグS6については日本代表の権利が懸かっているため出場日程と使用デッキについて真剣に考えました。
まずどの日程で出場するかですが、シティリーグの情報が出たときにはタイムゲイザー・スペースジャグラーが発売しており、オリジンパルキアVSTARが圧倒的に強いという前評判でした。実際に組んでみて強く、更にシティリーグ開始前のトレーナーズリーグではオリジンパルキアVSTARだらけだったことから、オリジンパルキアVSTARとミュウVMAXの2強になっていくのはほぼ確定だと思いました。
そんな環境の中でこの2デッキに安定して勝てるデッキを作るのは難しいと感じたため、おおよその環境が固まり切る前にシティリーグに出場してしまおうと考えました。具体的には、新弾が発売して間もないシティリーグS6の第1週は前評判だけでオリジンパルキアVSTARが増えるだろうと考え、そこに弱点を突けるアルセウスカプコケコを使用しようと考えました。
シティリーグS6で使用したデッキリストは以下になります。
アルセウスカプコケコといえばポケモンとしてアルセウスV、VSTARとカプ・コケコV、VMAXだけを採用した型が主流ですが、その型だとどうしてもミュウVMAXに不利でした。そのためビーダルやクロバットV、ネオラントVまで入れた型とし、ミュウVMAXに対してはダイショック+頂への雪道+ツツジで動きを止めてワンチャンス作ることを考えました。他にもミルタンクを意識してヒスイジュナイパーVやキャンセルコロンを採用したり、色々詰め込んだ割にはデッキリストとしてはまとまったかなと思います。
そして、シティリーグS6の結果は以下になります。
最悪の結果でした。仮想敵として考えていたオリジンパルキアVSTARとミュウVMAXは全く当たらず、メタ外のデッキとばかり当たったためパワー負けし、シティリーグで初の負け越しを経験しました…。
ホームグラウンドである栃木(小山)を裏切った故の結果かなとも思いました笑
こうして6回のシティリーグを終え、栃木(小山)でしか勝てない男となったのでした…笑
4.8. CL横浜(2022年5月)
シティリーグを残念な結果で終えていましたが、シティリーグ出場2日前に当選が判明し、CL横浜に出場することになっていたため気持ちを切り替えました。
地元のCLに初出場ということでテンションが上がりました。
環境は変わらずオリジンパルキアVSTARとミュウVMAXの2強で、弱点を突くアプローチ以外にこの2つのデッキに有利に立ち回れる方法はないか考えてみました。
そこで考えていたのがオリジンディアルガVSTARとアルセウスジュラルドンでした。オリジンディアルガVSTARは構築が固まってないことから初見殺しの要素もあり、スタークロノスさえ決めればどのデッキにも勝てるパワーはありました。アルセウスジュラルドンは当時研究不足でしたが、自動的にベンチを絞れることと特性のまてんろうによりオリジンパルキアVSTARとミュウVMAXに強く出られるのではと考えていました(実際はそうでもないことは後から知ります)。
この2デッキを軸に考察し、ちょうどGW期間に自主大会(第2回バトルアリーナBNKS(個人戦)と第10回フワライドカップ(チーム戦))に出る予定があったため、この2つのデッキを使用してみました(ちなみにここで2022シーズンの目標の1つである自主大会に出場することを達成しています)。
結果、どちらも個人4-2でどっちが良いか分かりませんでした笑
どちらもオリジンパルキアVSTARとミュウVMAXにそこそこ戦えていたので迷いましたが、直前にアルセウスジュラルドンがかなり流行り各デッキにやまびこホーンが搭載されるのが主流となってきたためアルセウスジュラルドンは少し立ち位置が悪いと判断し、オリジンディアルガVSTARを使用しました。
CL横浜で使用したデッキリストは以下になります。
オリジンディアルガVSTARは色々な型がありましたが、ドータクンを使う型はどうしても事故率が高くなるためあまり好きになれませんでした。
そこでシティリーグ等の結果を見ているとオリジンディアルガとビーダルのみを採用する型を発見し、使ってみると割と使用感が良かったためこの型を選択しました。
今見ると最近流行りのターボ型に少し似ている気がします。
そして、CL横浜の結果は以下になります。
1戦目以外は見事に環境のデッキとしか当たりませんでした。それなりに戦えたとは思いますが、オリジンディアルガVSTARは実はオリジンパルキアVSTARは5分5分くらいでミュウVMAXには不利寄りだと思うので、初見殺しで結果を残せるほど甘くはなかったです。
他の型にすることや練度を高められればもっと戦えたかもしれませんが、CL横浜のベスト64にオリジンディアルガVSTARが全くいなかったことを考えるとオリジンディアルガVSTARも微妙か…と少し諦めざるを得ない結果となってしまいました。
4.9. PJCS2022(2022年6月)
シティリーグの結果からCSPでのプレイヤーランキングによって優先出場権を獲得し、PJCS(2022)に出場することができました。
プレイヤーランキングによりPJCS(2022)に出場できることが事前に分かっていたため、練習には気合いを入れました。シティリーグではそこそこ勝てているもののCL・PJCSでは初めて出場したCL愛知(2021)以外は満足のいく結果は残せておらず、そろそろ大型大会でも勝ちたいという気持ちが強かったです。PJCS(2022)は今シーズン最後の国内大会ということもあり、尚更気合いが入りました。
環境は相変わらずオリジンパルキアVSTARとミュウVMAXの2強で、弱点を突くアプローチや初見殺しのアプローチでも良い結果を残せなかったために、いよいよオリジンパルキアVSTARとミュウVMAXのどちらかのデッキを使うしかないと考えました。そうなるとミラーマッチは避けられませんが、今回は構築よりもプレイングでカバーしようと考えました。
PJCS(2022)で使用したデッキリストは以下になります。
詳細なデッキ選択の理由とデッキ解説はこちらの記事で記載していますので、まだ読まれていない場合は読んでいただけると幸いです。
実際のPJCS(2022)までの準備期間はCL横浜終了から約1ヶ月あったため、今回は早めに使用するデッキを決めて1ヶ月間ミュウVMAXを使い込んでみました。実は私はミュウVMAXについては仮想敵として回すことは多かったものの自分で使用する側になったことが無かったため、この1ヶ月の使い込みで各対面に対するプレイングを鍛えることができました。
練習としては一人回しがほとんどでしたが、仮想敵となりうるデッキは全て自分で作って回し、ミュウVMAX側から勝つためのポイントをメモして身体に染み込ませていました。練習時間として1日1〜2時間でほぼ毎日練習していました。直前には少しだけBO3の練習も時間を測って行っていました。
そして、PJCS(2022)の結果は以下になります。
2022シーズンの目標の1つであるCL(PJCS)の決勝トーナメントに進出することを達成し、今シーズン最後の大型大会で結果を出せたことは嬉しかったです。デッキ自体はほとんどテンプレートに近いデッキでしたが、自分のデッキと環境の各デッキタイプの考察、一人回しを毎日行う等の地道な努力が実を結ぶということを改めて知った良い大会となりました。
また、今までの大会ではあまり1つのデッキに対する愛着は特別持っていませんでしたが、PJCS(2022)に向けては集中して練習して結果を出したこともあり、ミュウVMAXはかなり気に入りました。環境がガラッと変わることがあれば分かりませんが、これからも相棒デッキとしてミュウVMAXを使い続けて行くような気がしています。
5. まとめ・おわりに
2021/2022シーズンの結果をまとめたものは以下になります。
結果としてはCL・PJCSとシティリーグ(CSP)共にあと一歩、二歩足りず日本代表の権利を獲得することはできませんでした。シティリーグではS6で準優勝以上、PJCS(2022)ではDay2のBO3であと2勝で日本代表の権利を獲得できていたので、最後の詰めが甘く悔しい結果となりました。とはいえ私にとって初めてのシーズンでシーズン完走を達成し、日本代表の権利獲得に惜しいところまではいけたので、その点は思ったより頑張れた、誇って良い結果かなと思います。
これらの成果はいつも練習に付き合ってくれている友人達のおかげで得られたものだと思っています。本当にありがとうございました。
平均勝率はシティリーグでは7割の数値を出せていますが、CL・PJCSではBO3込みで6割を割っているのでここは来シーズンは改善したいところです。日本代表の権利を得るためにはCL・PJCS、シティリーグでの勝率8割は目指していきたいところです。
ちなみにCL・PJCSの方が勝率が低いのはたまたまかもしれませんが、やはり大型大会の方が全体的なレベルが高いのでしょうか。
また、シティリーグについては予選落ちor決勝進出となっており、0か100かみたいな結果になっているためもう少し安定して勝っていきたいところです。予選抜けが3/6しかないため、せめてあと1回は予選抜けしたかったですね…。
2021/2022シーズンについてはCLの当選運はかなり良く、運だけで4/6回当選しているので来シーズンはなかなか当選しないかもしれません笑
とはいえ2022年9月に開催予定のCL横浜は例年通りであればPJCSの結果で優先出場権を貰えるはずなので、もしそうであればシーズン初めの大型大会として結果を出したいところです。
このシーズン振り返りを執筆して思ったのが、大会の回数を重ねるごとにデッキ構築は上手くなっているということです。大会参加し始めの時は安定性よりもやりたいこと重視の構築でしたが、最近では安定性をより重視しており、大型大会で勝つためのノウハウとして構築センスが蓄積されていった結果だと考えています。
また、デッキ選択に対する考え方も微妙に変わっていて、以前はその時の環境を見て強そうなデッキを色々使っていましたが、PJCS(2022)では最初にミュウVMAXというデッキに絞って練習し続けました。どちらの選択も一長一短だと思いますが、後者の選択でも結果を出せるということに気付けたのは収穫だと思いました。
そして、このような収穫に気付けることも振り返りを書いてこそだと思うので、何となく執筆してみた振り返りも良いものだと思いました。
(流石に文字数長くなりすぎですが笑)
最後に来シーズンのポケカ活動方針と目標についてです。
ポケカについては引き続き追っていくつもりではありますが、来シーズンのプレイヤーランキング競争には今のところ参戦しないつもりでいます。というのもプライベートで優先すべきことが多いため、トレーナーズリーグへの参加やシティリーグに向けての考察、練習に割く時間が無くなりそうなためです(少なくとも今シーズンと同じチャンピオンシップシリーズの制度だった場合は参戦は難しそうです)。
一方で大型大会の雰囲気は好きで、まだやり残した目標としてCL・PJCSの優勝があるため、CL・PJCSについては引き続き抽選を出していきたいと思っています(もしかすると近場の開催のみの参加になってしまうかもしれませんが)。
あとは近場で開催の自主大会は都合の付く限りでは出場したいと思っています。特にチーム戦は好きなので積極的に出場したいですね!
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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