守れない約束をしてはいけない
これ、自戒の念を込めてなんですが。
私の会社には行動指針いうのを掲げておりまして、4つあります。
スピード:日本で一番スピードにこだわる会社に
約束 :約束を守る
正々堂々:恥ずかしいことをしない
敬意 :陰口を言わない
トライエッジの社員であれば、この4つの行動指針は仕事をする上で守らなければいけない、というものです。
以前、悪口を禁止しているという記事を書きました。
具体的にはこのように行動指針に「陰口を言わない」という項目を追加し、社内で周知徹底しています。
こういった行動指針を掲げている会社は結構あると思うのですが、掲げるのはいいのですが「掲げているだけで実態が伴っていない」ということが身の回りにあったりしませんか?
こうやって4つの行動指針を掲げている我社ですが、全部完璧にこなせているかというと、もちろんそんなことはなく、出来てないこともちょくちょくあります。
この中で一番難易度が高いと思っているのが「約束を守る」という項目です。
「約束を守る」というとお客様と交わした契約内容や依頼内容を守る、という意味に捉えがちですが、実はちょっと範囲が広くて「アポイント時間を守る」とか「納期を守る」といった時間的な概念も含んでいます。
プライベートでもそうなのですが「時間を守る」というのは掲げていても守るのは結構大変で、管理がルーズになりがちです。皆さんの会社ではこういうことは無いでしょうか。
・ミーティングが開始時間になっているのに関係者が集まっていない
・ミーティングが終了時間になったが終わらない
・一人あたりの発表時間が決まっているのにオーバーする人が続出
といった感じです。
こういうのはあまりよろしくないと思っていて行動指針に掲げているのですが、「陰口を言わない」といった指針に比べてきっちり守れているかと言うと、守れてないケースもちょくちょくあるし、私自身も予定が立て込んでくると社内ミーティングをうっかり忘れたり、開始時間に遅れてしまったりします。
できるだけ減らそうとはしているのですが・・・。
なぜ時間は守らないといけないのか
「時間を守らない」ことには多くのデメリットが潜んでいます。まず「相手の時間を奪っている」ということ。会議の時間を自分勝手に延長したり、開始時間に遅れたりすることは、他の参加者の時間を自分の都合で奪っていることになります。
言い換えれば時間泥棒です。
また、そういうことにルーズだと「この人は約束を守らない人だ」と思われるわけなので、自らの信頼貯金を減らしていくことにもなります。
仕事であれプライベートであれ、信頼というのは時間をかけて蓄積していくものなのですが、時間を守らないとせっかく蓄積してきた信頼を減らしていくことになります。
しかも大抵の場合、相手は「あなたは時間を守らないから信頼が下がりました」とは言ってくれません。黙って「こいつは時間守らないヤツだな」と思われるだけです。
考えてみれば相手がすごく重要な人で大事な人ならば、大抵は遅刻などしないはずで、それでいえば「相手を尊重していませんよ」と言ってるも同然ということでしょう。
ON TIME IS LATE
海外には
「ON TIME IS LATE」
という言葉があります。
「時間ぴったりは、遅刻と同じ」という意味です。
ちなみにこの派生で
「Early is On Time, On Time is Late, and Late is Unacceptable!」
とおっしゃっている方もいます。
「早めにきて時間ぴったり、時間ぴったりは遅刻、遅刻は受け入れられない」という意味です。
10時開始の予定に対して、10時に到着することを想定していたとしたら、その時点で間違っていることになります。
こちらの記事の中で、こういう一節があります。
Tardiness is a lack of respect and an act of selfishness.
「遅刻は、尊敬の念を欠く行為であり、利己的な行為である」
自戒を込めて
といいつつ、私も守れていないことが時々あります。この記事を書きながら度々時間を守れてない自分を思い出し、よろしくないなと反省しきりです。
悪口禁止の記事でも書きましたが、行動指針というのはリーダーがそれを守らなければ、メンバーは誰も守りません。
なんか、反省文みたいになりましたが、世のリーダーの皆さん、
出来ない約束はしない
時間は守る
ということを心に刻みましょう。
うん、俺も今日から頑張る・・・。
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