経営者が囲碁に取り組むべき4つの理由
最近、囲碁にハマってまして、毎日のように囲碁をやってます。
以前はビジネス本を読んだり、ビジネス交流会的なのに時間を費やしていたのですが、最近はもっぱら囲碁の詰碁集やったり、NHK囲碁講座みたいなのを見ています。NHKのEテレめっちゃいい。
私が囲碁に初めて触れたのが2年ほど前。ただ、その時はルールを覚えた程度で、しっかりやり始めたのはこの半年くらいです。
「この歳になってこんなにハマれるのがあるのか」って、感じなのですが、実際にやってみて特に経営者のみなさまは囲碁やるといいんじゃないかなって思います。
今日はそんなわけで「経営者が囲碁をやるべき4つの理由」と題してまとめたいと思います。
囲碁やると戦略的思考を身につけられるとか、巷では小難しいことを言う人もいますが、そういうことではなくて私自身がすげぇよかったなって実感したことを平易に説明したいと思います(笑)
はじめに:囲碁とはなんぞや
そもそも「囲碁ってあの黒石と白石がいたの上にのっかってるやつやろ?ルールとかどうなん?オセロみたいに挟めばいいのか?」
って方多いと思います。
囲碁は一言で言うと陣取りゲームです。
19✕19の盤面の上で、白か黒で石を置き、たくさんの陣地を確保したほうが勝ちです。
相手がでっかい陣地を作りそうだったらそれを邪魔したり、こっちの陣地に攻め込んできたら撃退したりします。
ざっと説明するとそんなゲームなんですが、ルールが若干複雑で、覚えることが多いゲームです。一方で複雑ゆえに奥が深く、上達という意味では終わりの見えないゲームと言えます。
強さとしては、一般的には30級くらい始まり、上達すると10級・5級と数字が下がっていき、1級のあとは初段となります。そして2段、5段と上がっていく感じです。
さて、そんなめんどくさい囲碁を、クソ忙しい経営者がなぜやるべきなのでしょうか。
理由1:頭をリフレッシュできる
1つ目の理由としては、頭のリフレッシュができるということが挙げられます。
経営者って誰でもそうだと思うんですが、生活していると常に会社のことやビジネスのことを考えていると思います。土日にリフレッシュとか、なかなか簡単にできません。
友人や家族と過ごしていても、ふと考えるのは仕事のことだったりしませんか。
仕事のことが常に頭から離れない、みたいなのが経営者かなと思います。
私も基本はそうです。
その点囲碁は、そういったビジネスのことを一瞬ですが一切忘れて頭の中を空っぽにできます。
なぜなら囲碁の対局をしている最中は、考えなければいけないことが多すぎて、正直他のことを考えている余裕はないからです。
「相手はどう出てくるんだ」「この局面、俺は乗り切れるのか」「この形はどう打てば最善なんだ」みたいなことをずっと対局中は考えます。
ぶっちゃけ、滅茶苦茶疲れます。
一方で「あの顧客めっちゃ怒ってたどうしよう」とか「うちのメンバーメンタルやられてるから、どうやってフォローしよう」とか、そんなことを思い描いている時間は全くないです。忘れられます。
まさしく没頭できるわけですが、これめっちゃスッキリします。
対局が終わったあとのスッキリ感すごいです。
頭をリセットできる感じですね。
リセットしてからまた落ち着いて自分の経営を見つめると、良いアイデアが出てきたりします。この点については、マインドフルネスにちょっと近いなって感じています。
頭をリフレッシュできる。
この点は囲碁やってすごくよかったな、って思える点です。
理由2:経営者としての自分の強み・弱みを発見できる
経営者のみなさん、自分の強み・弱みを正確に理解していますか?2つ目の理由はそういった部分を客観的に見つめられるという点です。
囲碁って結構ややこしいゲームでして、ある程度型を覚えたり、自分自身の対局をきっちり復習したり、他人の対局をなぞってみたりしながら、ルールを覚えていきます。
この中でも特に「自分の対局をしっかり振り返って、ミスなどを発見していく」というのが上達の近道だとされています。
この「自分の対局を振り返る」という過程の中で、自分の打ち方にある程度の傾向や癖みたいなのがあることがわかってきます。
これが割と自分の性格を反映しています。
私の場合、
・不利な局面になると無理な手を打って自滅する
・諦めが早い
・相手が強いと弱気になる
みたいなのが囲碁を通じてわかってきました。調子いいときは相手に畳み掛けるんですが、もうだめだとなるとすぐに諦めてしまう傾向があります。
これ、実際の私の経営でも同じ傾向があります。
すごく強い競合がいたりすると、戦う前に降参みたいな感じです。
つまり囲碁の打ち方は自分の癖というか、思考が反映されるということかなと思います。
経営者になると、自分はどういう人間なのかを周りの人が言ってくれないと思うのですが、このように囲碁を通じて自己分析みたいなのができます。
自分を理解すると共に、そういう自分をどうしていけばいいのかを、囲碁を通じて考えていくことができるのは、囲碁やっててよかったなと思います。
私はこういう自分の傾向を客観的に見て、マーケットや市場が手強い相手でも、臆せず戦えるようになったと感じています。
理由3:決断力が上がる
経営者といいますか、リーダーに必要なのは決断です。どんな場合であれ、決断をしなければなりません。囲碁はそんな決断力を鍛えることができます。
囲碁は必ず対局する相手がいて、毎ターン意思決定をしないといけません。
囲碁はある程度上達といいますか理解が深まると、盤面の状況がいろいろわかるようになってきます。
あの方面がやられそうだから守りたい、こちらの局面は攻めたいみたいな復数の課題が同時に発生してきます。
ですが、囲碁は毎ターン1回ずつしか打てません。
復数の選択肢の中で基本的には一つしか選べず、何らかの意思決定をする必要があります。
あれもこれもやりたい中で優先順位をつけ、意思決定をする。
こういった状況は、会社経営には特に必要なことですが、囲碁は毎回をそれを求められるので、意思決定力といいますか、決断力といいますか、そのへんは以前に比べてすごくついた気がします。
理由4:経営者の友人が増える
4つ目の理由は「経営者の友人が増える」です。
囲碁をやっていると、経営者同士のネットワークが広がります。
横のつながりと言いますか、経営者同士のつながりを増やしたいと思っている経営者は多いと思いますが、囲碁はそういうネットワークをめっちゃ増やすことができます。
私自身、所属している経営者団体:東京ニュービジネス協議会の囲碁同好会で囲碁を始めたんですが、そこを通じてめちゃくちゃ友人が増えました。
何より囲碁はマイナーな趣味なので、「こんなマイナーな趣味持っちゃってる俺たち」っていう妙な連帯感が生まれます。
先日、囲碁同好会のみんなでやった囲碁合宿なんですが、見てください、この連帯感。
ゴルフやマラソンといった趣味も多少嗜んでいる私ですが、囲碁が一番連帯感あるなと感じています。
仲の良い経営者仲間は、必然的にビジネスにも直結していきます。
私自身も経営者囲碁仲間の間でビジネスが発生したり、アドバイスし合ったりという状況がいくつも発生してきました。
まとめ:つまり経営者は囲碁がおすすめ
このように囲碁は、経営者としての資質・能力を高める上でも、ビジネスを伸ばしていく上でも役に立ちます。
囲碁はスマホアプリでも対局できますし、10分だけ詰碁を解く、みたいなこともできます。
「時間かからない」「移動する必要がない」みたいなメリットは、忙しい経営者にはとても良いと思います。
経営者で囲碁やりたいんだけれど、どこに行けばええんや・・・って思っている方は、ぜひ東京ニュービジネス協議会の囲碁同好会に遊びにきてください。
ウェブサイトはこちら。
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