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国葬

国葬という儀式にそもそもあまり意味を感じない僕としては、

”へー、そうなの”ってのが正直なところで、

絶対ハンターイ!って感情はわかない。

まあ、かなり無茶なことをやってることは間違いないので、

(「国葬で民主主義を守る」ってなんのこっちゃ)

皆さんが”許せん”とおっしゃるのもよくわかるが、

僕はむしろ、明らかに無理筋のことを

なぜ現政権は行おうとしているのか、に興味が湧く。

岸田氏個人と安倍氏個人の仲は悪くはなかったし、

閣僚として協力関係にあったことも確かだが、

それだけではちょっと説明がつかない。

ひょっとして、

日本国民の血税を世界に湯水のごとく

ばら撒くことで名声を高めた安倍氏の国際評価を利用して、世界から首脳を集め、多極化時代の新秩序構築における日本のプレゼンスを高めることを狙っているのか。

「世界各国の首脳の皆さん、安倍ちゃんからたんまり貰いましたよねえ、さて、そろそろその借りをお返しいただいてもよろしい時期ではないですかねえ」。

僕が岸田首相なら、フィクサー亡き後の仕切りが気になって集まってくる首脳達に対して、

国民のためにそう言ってネチネチと押し込む。

清和会による売国政治が続いた日本の過去四半世紀

そろそろ反転攻勢に出てもいい時期だ。

まあ、そんな知恵と胆力が政権中枢にあるのかどうか不明だが、

仮に強行突破で国葬を本当にやるのであれば、

それぐらいの”陰謀”を仕組んで頂かないことには、国民は納得しない。

それとも、単純に”アベの祟り”が恐ろしいのか?

と勘繰りを入れたくもなる。

粛清した政敵を聖人として祭り上げる、というのは、

藤原不比等(お父ちゃんは蘇我を滅ぼした鎌足)が

蘇我一族でもある聖徳太子という聖人を”創出”して以来、日本における権力闘争の基本的な作法となっている。

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