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私は本を読む人が好き

私と本のルーツ

私は本を読む人が好きだ。なぜなのか。知的に見えるからとかかっこいいからとか、そういう事なのだろうか?私はというと本の虫と呼ばれるほど読んではいないけれど、全く読まないわけでもない、というところである。

そんな私が、本を読む人が好きな理由を探るべく、私と本のルーツを辿りたい。

幼少期からの読書体験

私の生まれ育った家には沢山の本がある。おそらくほとんどは母が読んでいた本と、子供の頃、私や姉が読んでいた児童書だ。母の本は、海外生活をしていたため、海外での病院の行き方に関する本や、英語の文法に関わる本が多くあった。

私はというと幼少期に絵本を何度も繰り返し読み漁っていた覚えがあるが、小学生になってからは、夏の読書感想文を書くために読んだり、友達から勧められたラノベの小説を読むくらいだった。当時の私はマンガやアニメを見る時間が長かったため、本を読むことよりもそちらを優先していた。習い事や勉強、放課後の遊びなどで、本を読む時間はごく僅かだったと思う。

変化の時期:ハリーポッターと高校時代

そんな私でも、ハリーポッターが販売された時はすぐさま読んだ。面白過ぎて、読むために、日を分けるのが嫌で、ほぼ一日で読み切っていた。夜中までかかったこともある。

少し話は変わるが、私は高校時代は文系ではなく理系を選択した。暗記が好きではなかったためだ。また、理系から文系への変更は容易だが、文系から理系への変更は難しいと聞いたからだ。
ますます文章を読むことから遠ざかっていく。

大学以降の読書


大学時代は漫画を買い漁っていた。
ほとんど本を読んでいなかったと思う。
ただ、読んだ覚えがある本は、乙一さんの『ZOO』という本だ。当時私が好きだった音楽動画の元になったのではないかと言われてる話が書かれていたからだ。

その後、就職活動期に私はビジネス書に出会った。就職活動がうまくいかず、そんな時に読んだのが『STUDY HACKS!』と『スタバではグランデを買え』の2冊のビジネス書だった。ビジネス書はほとんど読んだ事がなかったのだが、すごく読みやすかった。読んだ後、勉強や全てにおいてやる気が出たおかげなのか、何が私を変えたのかわからないが無事就職できた。

就職後は会社に図書館があった。IT会社だったため会社にはIT起業家の本が多かった。私はIT起業家で有名な堀江貴文さん(元ライブドア)や家入一馬さん(元GMOペパボ)、藤田晋さん(Cyber Agent)の本を読んだ。
特に印象的だったのは、家入さんは引きこもりからIT社長になった人で、引きこもりだから将来働けない、なんて事はないんだなと思った。

言葉の力と本を読むことの意味


現在は本を読むことが減ってしまっている。仕事以外の時間は、NetflixやYouTube、Prime Videoなど、観るものに使われている。私は元々映画が好きで、休日には1日2本くらい観ていた時期もある。

最近読んだ本はというと『エガちゃんねる革命』というYouTubeのエガちゃんねるのディレクターをしている、Dこと藤野さんが書いた本で、エガチャンネルの成功までの過程が書かれていた。私は今まで編集だったりその番組を作ってる人がどう考えているのかを知りたいと思わなかったのだが、最近ヒットしているYouTubeチャンネルはこのディレクターだからこそというものがあるので、読んでみてよかった。携帯電話の時代から携帯での番組の魅せ方にこだわっていて、テレビと変えたりしているので編集に興味がある人におすすめの本だ。

では、本を読む人が好きであるという決定的な理由は何だろうか?
私はルーツからわかるように、マンガやアニメが好きだったので、絵を描くことで自分の気持ちを表現するのが好きだと思っていたが、最近は絵でなくても良い思っている。

なぜなら、「言葉は魔法」と感じているからだ。
言葉一つで笑ったり、やる気が起きたり、怒ったり、悲しんだり、逆にやる気を無くしたりすることもある。
そう考えると言葉が人に与える力は絵も文字も変わらないのだ。

言葉は力である。ある国では言論統制のために弾圧されることもある。言葉から優しさを感じ、ほっとしたり安心したりもする。本を読むと語彙力が上がり、相手にわかりやすく伝えることができる。だからこそ、ネガティブな言葉を多く投げかけられると私もネガティブになり、モチベーションが下がる。

本を読んでいる人達は話している時の言葉の瞬発力を持っている。だから話している時にいろんな表現で話したり、素直に気持ちを言語化している。

本を読む人が好きなのは、彼らの言葉に私自身が動かされる事があるからなのだ。

私は自分の言葉を言語化するのが苦手だ。苦手なせいで、すれ違ってしまう。

私自身も自分の気持ちや考えを言語化できる様に、変わりたいので、少し動画を観る時間を減らして、本を読む時間を作っていこう。