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世界各国のインターネット普及率をデジタル地球儀で見る

いまこの記事を見ているということは、皆さんは幸運なことにインターネットを使える環境にあるのだと思います。では、2020年を過ぎた現在において、世界中でインターネットにアクセスできる人は一体どれほどいるのでしょうか。

調べたところ、各国のインターネット利用者数については米国のCIAが公開(リンク)しているほか、世界銀行のウェブサイトでも「インターネット普及率」というドンピシャな統計情報を公開(リンク)していました。
そのうち、CIAの情報に基づいて各国のインターネット普及率を概算し、デジタル地球儀上に可視化しました。

世界のインターネット普及率

これを使って近隣の東アジア圏を見てみます。日本は91%、韓国は97%、中国は70%、台湾は90%、北朝鮮はデータなし。「日本人は全員ネット使えるじゃん!」と思われるかもしれませんが、利用者数/人口の比率で計算していますので、小さい子どもや高齢者の影響と考えればそこそこ納得感のある数字です。

日本と周辺国のインターネット普及率

また、アメリカは89%、カナダは97%です。カナダの普及率は日本より高いですが、アメリカが日本より低いのは少し意外です。アーミッシュのように人種・宗教の多様性が影響するのかもしれません。

そして世界で最もインターネット普及率が高い国は中東にあるようです。クウェートが138%で世界1位、オマーンが129%で2位になっています。世界銀行のデータでもUAEなどが100%で1位になっているので、やはり中東が最も普及していると言えそう。ただし、シリアやイエメンといった国は30%未満なので、隣国同士で差が激しいのも特徴的です。

中東地域のインターネット普及率

アフリカは予想通りというか、全体的に普及率が低めです。特にアフリカの中央部の国々が低いのと、(情報がある内で)最下位の国はエリトリアとなっています。私はルワンダなどで仕事をしたことがありますが、たしか4G回線などはそれなりに普及していたので、体感的にはもう少し数値高いのでは・・という印象も覚えました。

アフリカ地域のインターネット普及率

インターネットはもはや生活に欠かせないインフラであり、それがない生活など想像できない人も多いと思います。一方で、ネットに自由にアクセスできない国があることも事実。月並みですが、世界には色んな国がある、というのを再認識するきっかけになれば幸いです。

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