わたしの大好きな歌 南野陽子さんの「Hello! Goodmorning」
わたしの日常は、誰かの非日常
こんにちは、タナカ32です。牛乳飲んでますか?
今日は私の大好きな歌、南野陽子さんの「Hello! Goodmorning」をご紹介です。
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私の好きな歌詞
かつての恋人への日常的な連絡が、今は遠い記憶として残るだけの切ない失恋の物語を綴っています。それは、明るく始まる朝の挨拶から始まり、別れの余韻までを包括する一連の情景によって描かれています。
ここから私が好きなシーンを抜き出しで。
「ターミナル」、ここは毎日が始まる起点です。電話をかける彼女にとっても朝の始まりなんです。ここの歌詞がもし「公衆電話」のような情景だったら、嬉しく朝に電話をかけるワクワク感が表現できなかったと思います。そこから「Wake up now」というフレーズが、遠い日々を思い出させます。この明るい始まりが、後の失恋の寂しさを一層際立たせているんです。
「毎朝」電話で起こされる日常。この繰り返される日常の中に、互いの関係性。存在が欠かせないものであったんでしょう。遅刻しそうなタイミングでも寝ぼけたあなたを起こしたい、そんな忙しい日常の中でのほんの少しの接点が、切ない懐かしさを物語ります。
ここ、好きなんです。派手な喧嘩したけどこころはいつもよりそってた。それだけ二人の関係が深かったとともに、失恋後の寂しさをより一層深く感じさせる要素です。
歌全体として、それまでの歌詞が過去形なことでうっすら感じていた失恋ソングだということがここではっきりとします。かつては恋人だけに使っていたテレフォン・カードが、今では使われずに残っている様子からは、過ぎ去った時間とその中で変わってしまった関係の象徴として映りますね。テレフォン・カード(今の若い人に通じるのかしら)という「物理的」なアイテム。パンチされたその数、過ぎ去った愛の記憶を色濃く残していることを示しています。
このフレーズは、過去の恋愛が今もちょっぴり引きずっている感じを見せてくれます。美しい思い出が、今も心に痛みとして残っているというのは、失恋の歌として共感できますね。
最後に
この歌は、「彼氏を毎朝電話で起こしていた。」という小さな瞬間がいかに大切であったかを繊細に描き出しています。失恋というテーマを通じて、過ぎ去った愛を美しく、そして哀しく思い出させる作品です。
「Hello! Goodmorning」という言葉はあのときの挨拶であり、きっと自分自身の新しい始まりへの希望を暗示しているんじゃないかな、と思います。
みなさんも機会があったらぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?
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