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この社会ドス黒くて萎え〜✌️

父がFacebookで紹介していた、公共の教科書の1ページ目。

自由は「勇気ある自由の行使」の積み重ねによってのみ守られる

高等学校 公共 by教育図書

「綺麗な文章だ」

と頭に浮かんだと同時に、「この文章を教科書から投げかけられる高校生辛いなぁ」とも思った。だって、今の高校生って片手で数えられるくらいの現代社会の「勇気ある自由の行使」しか見てない気がするから。多分、「勇気ある自由の行使って何?」と頭の中で理解できない高校生も大勢いる。私は、お口があまり良くないので、ぶっちゃけ言ってしまうと、

「教科書に書く前に、私たちより先に生まれた人間が実践して、行動で魅せてくれよ」

と思ってしまうのだ。

よく、高校生起業家とか、Z世代とか、色々いうけれど、今若い世代による新しい挑戦が行われているのは、今までぼーっと流れた時間が作った社会の苦しさ、生きにくさの塊が、形を変えないまま、次の世代に「期待しているよ」「頑張ってね」という、なんとも可愛い言葉を添えて、渡され、「仕方がないかぁ、やるかぁ」と思える状況に偶然いた若者の何人かが、痛みを形にしただけじゃないかとも思う。何かキラキラしたものの後ろには、闇が混ざっているものだ。

話は戻るが、もはや、公共の教科書の最初の最初の1ページ目に、勇気と自由と、それらに関わるものについて書かないといけないくらい、現代社会はそれらがどれだけ大切か忘れちゃうのか。はは、絶望。(私はかなり打たれ強い人間なので、絶望した後に、起き上がり拳みたいに起きて、最終的には絶望よりも、希望いぇいって感じなのだけど。)

この前のBlogには「春が来た」をテーマに色々書いていたけれど、(しょーみあんま覚えてへん)季節の節目になると、よく過去を思い出す。これは、DePauwの友達と話していたことでもあるけど、人間は楽しかったことよりも、辛かった記憶を鮮明に覚えているということ。私にとって、その中の1つが、ある先生から言われた言葉だ。

加藤はアメリカの大学に入学できるかもしれないけど、卒業できるかは分からないね

私の過去の進路担当教員

希望を運ぶはずの先人、大人の中に、希望を運べない人が山ほどいることが、小学3年生の頃からのモヤモヤだった。当時は、言語化できる力を兼ね備えていなかった私けど、振り返ってみると、こういうことを感じてたんじゃないかなぁと思う。

人間1人の人生、

何を突き詰めたか、
どんな学問を学んだか、
何で社会的に成功したか、
そんなこと二の次で、

いつ誰かの言動に勇気づけられたか、
いつ何に傷ついたか、

きっとそれらを鮮明に覚えてる。自分が頑張って取り組んだことそのものなんて、自分が他者と共に生きた過程に付随している、雑誌の付録のようなもの、なのかもしれない。

何か成し遂げたいとか、学業で良い成績を収めたいとか、そんなことより先に、お互い脆い(まじで脆すぎ)生物なんやから、他者を傷つけない努力をし合う。(その方法の1つが、死ぬ気で勉強する)もうそれだけでええてーって思うのだが。

まだまだドス黒い社会やねんから
「その中でどんな生き方をしたいか」つまり、

あなたが
どんな言葉を使うか、
どんな歩き方をするか、
どんな姿勢で授業を聞くか、
どんな態度で人の話を聞くか、

を考え続け、実践まで持っていく。それをしないから、学んだ知識を隣人との関わりの中で使えなくて、座学止まりのアホで、一生「無知」なんじゃないって思っちゃう。

そして、それができたんやったら、周りで同じように頑張っている人が、ちょっと凹んで、やるせなくなって、何か自分に対してあたってきても、「怒り」や「悲しみ」の矛先をその人たちに向けるんじゃなくて、「なぜその出来事が起こったのか」を考えて、自分が学ぶ材料にしちゃう。友達が言ってた、「食ってくるなら、食い返してやる!」精神を思い出すが、結構今の社会を生き抜いていくには、いい考えじゃんと思ったり。

最近心がボロボロなので、文章にもそれが表れているかもですが、語弊を恐れずにいうと、私はコンフリクトにむやみにワクワクする人間なので、心のボロボロすらも楽しんじゃってる節があったりなかったりで。

勘違いされちゃうと困るので、付け加えておくと、私自身の最初に書いた公共の教科書はかなり好きです。ポイントとしては、高等教育の中で、テキストを通して、希望とか、勇気とかの話をしなければそれが育まれない社会になっちゃったこと、それがすごく悲しいなぁと思うんです。

最後に、最近あった嬉しいことをとりま書き留めておくと(このBlogは日本にいる家族、フレンズに向けて始めたものなので)

  • 宗教学の教授と来学期 independent course(1対1の授業)をすることになった。自分の好奇心に関して、自己中で頑固な私にとっては持ってこいのクラス形態なのでは?と思っていて、教授とも今学期の宗教学入門ですごく仲良くなったので、めっちゃ楽しみ。トピックは、Cognitive Science for Religionsになりそう(知らん、変わるかも)で、例を挙げると、人間が聖書をどのように理解するかとか、人間がどのように生きてきたかを、心理とか脳とかの視点から見るのが好きな私にとっては、格好のトピック〜〜!!!

  • 最近再びダンスをちゃんと初めて、それが楽しい。

以上。またねーーーーー👋

最近のDePauw
朝から飛行機飛ばしすぎやろ


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