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“人生をかけて向き合う”。決断のきっかけは二人の起業家との出会い

3月3日〜4月1日にかけて開催している投稿コンテスト「#ビジネスの出会い」のスピンオフ企画として、Sansanメンバーの出会いエピソードを紹介します。

第四弾は、神山まるごと高専支援室で活躍する長谷川 嵩さんのエピソードを紹介します。

転職活動で衝撃を受けた2つの企業

神山まるごと高専プロジェクト参画のきっかけとなる出会いがあったのは、8年前の2015年、人生で初めての転職活動をしている時だった。

「もっと全力で魂を燃やして、情熱を注げる仕事をしたい」という想いで始めた転職活動だった。
話を聞いたのはどこも素敵な企業ばかり。でも、なんとなくしっくりこない。そんな日々が続いていた。

「あと2〜3社くらい話を聞いて、しっくりこなかったら、すでに内定をもらっている会社に転職しよう」そう決めた。ちょうどそのタイミングで出会ったのが、神山まるごと高専コアメンバーである寺田親弘さん・山川咲さんが率いていたSansan株式会社と株式会社CRAZYだった。

2つの企業と出会ったとき、衝撃をうけた。

Sansanは、当時はなかった名刺管理という新しい市場を開拓していた会社である一方、CRAZYもまた、ウェディング業界の既成概念にとらわれない完全オーダーメイドのオリジナルウェディングを提供していた会社だった。

単に新たな取組みをしているというだけではなく、信念や情熱で新しい価値を生み出し、世界を変えようとしている。そんな2つの企業に出会い、心が震えたことを覚えている。

働くということはお金を稼ぐためでもない。仕事のための仕事でもない。誰かの顔色を伺うことでもない。一生懸命でいい。成し遂げたいことに情熱を注ぐことで、"なりたい自分になるための手段"なんだと感じた。

働くという定義が自分の中で明確に変わった瞬間だった。
自分もこの人たちのように、覚悟をもって仕事に向き合う。そう決めた瞬間でもあった。

「関わらなかったら一生後悔する」と送った一通のメッセージ

自分にとって価値感が大きく変わった転職活動を経て、ご縁のあったSansanで働くことになった。

名刺管理という全く新しい市場を開拓する難しさはあったが、プロダクトを強く信じ、顧客に価値を届けることができれば、絶対に世界は変わると本気で思いながら働いていた。

Sansanに入社して6年が過ぎたころ、寺田さんが神山まるごと高専を立ち上げ、山川さんもコアメンバーとして関わることを知った。

その時は「寺田さんと咲さん、相変わらずカッコいいな」と思う程度で、まさか自分が関わることになるとは全く思っていなかった。

心境に変化があったのは、2021年5月18日神山まるごと高専の記者発表会。
カリキュラムディレクターとして伊藤直樹さんを迎えるという趣旨の記者発表会を、Sansan社員は特別に視聴することができた。

「2人が関わる学校はどんなものなんだろう」と思いながら会見を見たとき、転職活動で感じた以上の衝撃を感じた。

目指している世界、関わるメンバーの情熱、社会からの期待・・・
何に一番、心を動かされたのかは自分でも分からない。

「この学校づくりに魂を燃やしたい。でないと、一生後悔する。」
衝動だけが残った。

その想いは言葉にはできなかったが、居ても立っても居られず、思い切って寺田さんにメッセージを送った。

寺田さんに送ったメッセージ(一部抜粋)

翌日、寺田さんとの30分間の面談を行い、その2日後には神山まるごと高専にフルコミットで参画することになった。会社の意思決定スピードに驚きつつ、背中を押してくれた当時の上長・メンバーのみんなへの感謝で涙が溢れた。これが神山まるごと高専のプロジェクトに関わるようになった経緯。
そして今もこの時と変わらない熱量で、覚悟をもってこのプロジェクトに向き合っている。

意志を持って生きれば、人生を変える出会いを引き寄せられる

自分の人生に意志を持って生きるということは、とても大変で、つらいことが多い。
不安になる時だってたくさんある。無力感を感じることだってある。
それでも、”なりたい自分”を諦めずに人生と向き合い続けると、期せずして人生を変える出会いが舞い込んでくる。

僕は、寺田親弘さん・山川咲さんという2人の起業家に出会えて人生が大きく変わった。2人と出会えたことは本当に運が良かった。人生で一番のラッキーだった。しかし、あの時に諦めずに転職活動を続けた、自分の意志が引き寄せた出会いであるとも言えるかもしれない。

神山まるごと高専も。最初は寺田さんたった1人の情熱だったが、その強い意志から奇跡と思えるような出会いが次々と生まれ、人間の未来を変えるかもしれない学校がいよいよ開校する。

誰に出会うかで人生が大きく変わる。そして、その出会いが世界を変えていく。
神山まるごと高専の学生にも、価値ある出会いをたくさんしてほしい。
パートナー連携担当として、学校と企業を繋ぎ、意志ある人生を後押しする出会いの機会をつくっていきたい。
出会いの可能性を実感し信じているからこそ、自分にできることをやる。
神山から、未来のシリコンバレーが生まれることを夢見て。


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