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学生時代にバイトで得るべきもの①

大学生のバイトの方と接する機会が多かったので、ベンチャー中年社長の立場から備忘録を残したいと思い記載しました。学生バイトの方が多い経営者の方はうまく使っていただけますと幸いです。

①②③の3部構成になっています。

こんにちは、株式会社dotの御子柴と申します。

こういうサービスを展開しております。過去に60人ほど学生バイトの方と関わってきて感じたことを書かせて頂きます。

大学生にはアルバイトの機会が多分にありまして、自分自身もいろんなバイトを経験して社会勉強をさせて頂きました。

タイトルにも書きましたが、いろんな経験から学生アルバイトで得るべき配分は

70% 経験
20% 人脈
10% お金

がベストだと考えています。

昔、何も持ってない、イケてない営業マンほどマネタイズが早いよ、というブログを書いたことがあります。

このブログでは主に営業マンを対象に書いていますが、あらゆる年代に該当する話かと思います。
凡人であれば、大学時代という、スキルも人脈もない時代に「マネタイズ」を急ぐことほどセンスのないことはありません。
大体が怪しいマネタイズ手段に誘導され詐欺にあい、お金だけでなく信用も人脈も失います(笑)

よって、学生時代にバイトで培うべきなのは、「経験」が最優先なのは間違いありません。

ここで自分の話をさせてください。
自分は大学時代にいろんなバイトを経験しましたが、auのコールセンターのバイトを3年ほどしておりまして、時給が1300円弱と当時にしては高く、夜勤を駆使して月に20万近く稼げるバイトでした。当時(2006-2009)世界に誇るガラケーの最新機種を触りたい放題で、かつ、クレーム対応やCSオペレーションでは学ぶことが多いバイトでしたがこのバイトばかり出勤日数が多すぎて得られる経験のバランスが悪い状態でした。

そこで、このバイトと別でベンチャーの飛び込み営業を2種類していたのですが、一つ目が無料の商材をお願いする(動画の店内撮影依頼。紹介元は大手マスメディア系の新卒内定の先輩から)と、Bフレッツの飛び込み営業でして、これらはフルコミ報酬(営業成績がなければ報酬0のドベンチャー)でしたので、コールセンターの固定賃金が無いと成り立たないバイトでした。

また、楽天内定後は楽天ブックスでインターンをしていまして、こちらは時給は最低時給くらいだったとおもいますが、何と言っても「経験」を買えました。

2009年当時でvlookupもピボットテーブルも組めるようになり、後任の派遣さん用のバイトマニュアルも作らせてもらえて自信がつきました。 

(これも、自分で作ろうと想起したのではなく、楽天の先輩が機会を提供してくれたことによって得られた経験なので、環境で経験を買えた例だと思います。)

また、人事の先輩に内定者イベントのような場所に何回も登壇させてもらったり、異なる事業部の方にランチで取り次いで話をさせてもらいました。これに並行して400人いる同期とmixi経由で飲み会(勝手に内定者アンケートを取りより内定者同士が交流しやすいように調整)を開催して交流し、内定者チームで楽天社内ビジコンに応募したりと入社前の半年間で相当な交流をすることが出来、入社後の仕事がし易く成りました。

これらの「経験」寄りのバイトをする意味は非常に大きいのですが、これができたのも、
日本学生支援機構の奨学金1種 65,000円と2種120,000円(2種最高額)を両方受給する勝手にベーシックインカム(借金w)して月に合算18万5000円の資金源があったからで、「経験」重視のバイトに時間を費やすことができたということになります。

マネタイズ(楽天で3年働いてから起業することを決めていた為)を後ですることを考えればお金のためのバイトを減らして時間を買うべきという判断が下せたことは大きかったのです。
(日本学生支援機構が借金だなんだでよく叩かれていますが、自分からすると信頼など微塵もないクソ学生に20年の超長期の低金利で貸し付けてくれる(しかも1種は無利子!!)神のような制度だと思います。)

話が横にそれましたが、ここで言いたいのは、

①何もない時代に得るべきなのはいけてる「環境」で仕事をする「経験」
②いけてる「環境」で仕事をした仲間はどんどんイケてる人になっていき、その時誠実に仕事をしていれば「人脈」に昇華する
③マネタイズは急がない。適切なスキルのない人はポートフォリオを「経験」寄りに貯めて生活をやりくりすべし

です。

自分がまともにマネタイズができるようになったのは起業した後の20代後半ですが、それまでは給料の範囲内で自己投資をしている方が凡人にはベターなのかな。と思います。


労働基準法に準拠した環境でバイト代を稼ぎ、

仕事の報酬は仕事のスタンスの上司の元、

経験に投資して能力を磨くのがオススメです!


では、「経験」とは何を目指すべきなのか?

これを続編で書きたいと思います。②に続きます。



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