学生時代にバイトで得るべきもの③
続編です。
バイトもインターンも正社員でも、ある程度大きな組織になると学べる範囲は「上司」によって異なってきます。
バイトではお金以外に得るものを明確に決めた方が良いという話をしたと思いますが、今回は上司からどの様に学ぶことを目指すべきか。という話をしたいと思います。
人によって能力には違いがあります。セールスが上手い人、エクセルの達人、パワポ職人など、それぞれ最強の分野を持っている人がいると思います。
そこで、できるだけその人のチーム内での相対的に良い部分を盗むことを目標に、その良い部分を盗めるようにその分野の力の距離感(基礎を理解している状態がマスト)を近づけましょう。
何を聞けばいいかわからないレベルで上司に質問しに行くと、質問を受ける側は相当めんどくさいです。もう二度と教えてくれない可能性がありますのでその分野の「基礎」を学習し身に付けた前提で近づきましょう。
また、「上司」という存在は頼られると承認欲求を発動し、全力で応えてくれる人が多い生き物です。
逆に全力で応えてくれない人からはそもそも学ぶことも少ないか、もしくは自分自身が「教えてもらえる立場」にまで成り得ていない可能性があります。
基本は後者のケースが多い為、全力で上司が応えてくれない場合は自分のバイト内の客観的状況を見直し、その分野の基礎力をあげる自習から始めましょう。
また、エドガーデールの学習法則というモノがありまして、割と有名なので知っている方も多いのですが、学習効率において、
読む 10% 見る30% 議論する 70%
と能動的なアクションほど学習効率が高く、
最も高い学習効率は「教える」で90%という法則です。
この法則を見て「上司」の話を元にピンときた方はいらっしゃるかと思います。
「自分が上司になって教える」
この状態を目指してバイトに勤しむと得る効率は大きいかと思います。
「上司」に教えてもらいながら、自分が最速で「上司」の立場になることを目指しましょう。
ここで自分のことを書かせてもらいます。
楽天時代に凄腕営業マンの先輩は沢山いらっしゃいました。
自分はこの凄腕スキルを盗むために、ある程度の実績を出した上で同席を依頼し、「営業の結果」を求めるのではなく、「自分が後輩に同席し教えるイメージ」を持ちながら「営業の過程を全部盗み」に行きました。
自分自身の仮説と照らし合わせながら同席のプロセスでその仮説の検証を行い、自分の血肉とし、営業成績が向上したので後輩の営業同行を繰り返し、さらに自分の営業スキルを上げていき、全国1位の成績を出すように成りました。
このように「教える立場を目指すこと」は割と定点的に目指し易く、達成アプローチも目に見えてわかるのでオススメです。
バイトで得るもの編 以上です。いい感じに使ってもらえたら有難いです。
株式会社dotの御子柴でした。