三陸芸能つなぐ声

東日本大震災から10年目を迎えようとしている今、私たちは三陸の郷土芸能人のもとにうかが…

三陸芸能つなぐ声

東日本大震災から10年目を迎えようとしている今、私たちは三陸の郷土芸能人のもとにうかがって声を聴き、三陸の芸能のこれまで・今・これからを、ここに記していきます。そして、より多くの方が郷土芸能の魅力に触れ、いつか三陸に足を運んでいただくことを願っています。by三陸国際芸術推進委員会

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”やっぺしさ” 郷土芸能を未来に手渡す

Episode 01|第一話 語りつなぎ人:大槌町虎舞協議会 会長 菊池忠彦さん(岩手県上閉伊郡大槌町) 聞き書き人:坪井奈穂美  大槌町(人口約10,700人)には19もの郷土芸能団体があります。そのひとつひとつに歴史があり、物語があり、そして、祈りの想いを込めた舞や音があり、それらが人から人へと伝えられてきて、今があります。  何百年も前から、土地に染み付き、人々の生活の隣にありました。  2011年3月、東日本大震災。  それまで目の前に当たり前のようにあったも

    • “なんとしてもやんねばなんね”、から10年

      Episode 0|語りはじめ 聞き書き人:三陸国際芸術推進委員会 三陸芸能マッピングチーム  2011年3月11日金曜日、東日本大震災発災。  この日のことはだれもが記憶に残っているのではないでしょうか。  地震の揺れのとき、自分がどこにいたか、なにをしていたか。おそらく多くの方が覚えていらっしゃるのではないかと思います。  あれから10年。東北の町は変わったでしょうか。日本は?世界は?人の営みはどうでしょう。  三陸には、人の営みとともにいつも”祭り”と”芸能”が

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