見出し画像

【T川台公園周辺】ツバメ幼鳥、コチドリ、イカルチドリ

7月2日(日)梅雨晴 5:00-10:00

自転車をひいて堤防に上ると、空には藍色の雲が低く広がっていた。
富士山はひときわ大きく見えて紺色。
西の方が明るく見える。

M子橋手前の中洲にコチドリがいた。
時々近くをサッと飛んで行く。
飛ぶ速さはツバメと同じくらいだろうか?

コチドリ
ゆったり飛んでいる時もあるツバメ

昨日雨が降っていたので、野球やサッカーのグラウンドは水たまりがあったり、なくても土がしっとりしている。
ツバメがあちこちに飛んでいた。
見ていると、地面に降りて、数羽でかたまっている。
仲良さそうに隣同士くっついているものもいた。
幼鳥が並んで、親鳥が餌を運んでくるのを待っているようだった。
みんなしっかり跳べるのに、まだ餌を待っている姿が何とも可愛い。
時々、自分で何か土を啄むような仕草も見れた。
顔やのどが真っ赤ではなく、淡い橙色だった。

角度により色々な表情に見えてしまうツバメの幼鳥
「まだかなぁ〜」

ハクセキレイの幼鳥もいた

薄暗い木陰には、ハグロトンボがいっぱいいた。

ハグロトンボ(メスはよく見るんだよなぁ)

昨日割と雨が沢山降っていたのに、中洲は水没していなかった。
犬を連れた人々や釣り人が、散策したり魚を釣ったりして、梅雨の晴れ間を楽しんでいた。
岸辺にできた池の水も少なく、鯉が背鰭を出してゆったり泳いでいた。
パラソルを立てて釣りをはじめた人の反対側で、私もスケッチをはじめた。

0702NJ

中洲を飛び交うコチドリとイカルチドリ。
河原に降りてきたところを見ていたら、喧嘩しているような様子だった。
コチドリの夫婦がイカルチドリの夫婦を追い払おうとしているように見えた。
縄張りに入ってきちゃったのかな?

真ん中イカルチドリ

「ピーピピピピ」とカワセミの鳴き声がしたので、スケッチ道具を片付けて探しはじめた。少し先でホバリングしている。
近づくと逃げてしまった。
帰ってから写真を見てみると、くちばしに魚ではなく昆虫をくわえていた。
魚だけ食べるのかと思い込んでいた。

カワセミ、オス

河原にはハルシャギク、
土手には、ヤブカンゾウ、ヒルガオ、名前の分からない白い花が咲いていた。(セリ?)
クルミの実は大きくなった。
先月末ぐらいから、河原あたり一帯には、ネズミモチの花のムッとする青臭い匂いが漂っている。
ネズミモチといえばライポン(コマルハナバチのオス)を探しているけど、なぜか見つけられない。あちこちに咲いているのだけどなぁ。

カオグロガビチョウもいたけれど、うまく撮れなかった。

カオグロガビチョウ

そういえば、工場の雨戸の戸袋に巣を作っていたムクドリはみんな巣立っていった。ある日、一羽の幼鳥が地面に落っこちてたので、焦ったけど、跳べるような感じだった。親鳥が近くにいたので、あまり見ないようにした。それからしばらくして、あんなに騒々しかった戸袋が、今はシーンと静まりかえっているので、ちょっと寂しい。けれど、河原でムクドリをみるたびに、あの戸袋から巣立ったムクドリかも知れないと思うと嬉しくなる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?