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<海老名市住みよいまちづくり条例> 
 第39条 説明会開催の日から、7日以内に、規則で定めるところにより、当該開発基本計画書に対する意見書を市長に提出することができる。
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 意見書提出は「1週間以内」とはね、まあ急がせること、急がせること。説明会も急な話だったし、意見書提出も急がせられる。これでは、住民は自分達の住む町のことをじっくりと考えることはできませんなあ。
 私は急いで書いて5月30日に提出した。私が市に提出した意見書の内容は以下の通り。
◆説明会では時間切れのため、質問をすることができなかった。1時間程度の説明会では発言が保障されるはずはなく、説明会としてはかなり不十分なものであった。形だけやっただけで、とても説明会を実施したとは言えない。早急に再説明会を実施するよう、市から指導してほしい。
◆海老名市から史跡に関しての言及はなかったとの説明が業者からあったが、それは事実なのだろうか。市として史跡をどう守っていくのかという一定の方針があると思っているが、それが説明会では見えなかった。海老名市は相模国分寺跡を本気で守っていく気があるのか疑問を感じている。
◆マンション計画地横の道路は裏道として利用している車が多く、車はスピードを出して走行している。歩道はない。ビル風で傘が飛ばされたり、身体がふらついて車と接触したりすることが予想される。通学路がある、この狭い区域に高層マンションを建設することに疑問を感じる。
◆将来、コンクリートのゴミとして残る可能性がある。それに対応するのは誰なのか?先の見通しについて業者から全く説明はなかった。海老名市としては、将来のマンションゴミをどのように考えているのかも知りたい。
◆業者は「これは事業だ」と言った。事業とは、利益を得るという経営活動であるとともに社会的活動でもある。どのような町をつくっていくのかという視点・観点をもつ建築業者であってほしい。また海老名市もこのような視点・観点で町づくりをしてほしい。
(2022.6.8)

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