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#52 相模国分寺跡史跡隣接地マンション問題掲載 <朝日新聞>

 東京新聞、読売新聞に続いて、11月30日の朝日新聞に相模国分寺跡隣接地の高層マンション建設計画問題が掲載された。以下、要点を抜粋する。

史跡隣接地 高層マンション計画
海老名市、追加の説明会を業者側に「助言」へ
 住民ら「景観を損ねる」
 業者側「法的問題ない」

◆周辺住民や地元自治会などは、史跡の景観が損なわれるとして、反対署名などを市に提出。景観と調和した計画変更への行政指導や、景観を守るために予定土地を買い取ることなどを求めている。
◆内野市長は29日の定例会見で、住民の景観への懸念を「理解できる」と指摘。25日に明和地所の役員と会い、住民の理解を得ることを要請したことを明らかにした。一方、計画に違法性がなければ「差し止める権限がない」。予定地の買い取りには応じない方針であるとのこと。
◆住民側は条例に基づく市の指導・助言を要請。市は29日の都市計画審議会で、追加で任意の説明会を地元と調整して開くように努めることを助言する案を提示。市は文言を再検討し、早ければ数日中に「助言」する方針だ。
◆明和地所は取材に「条例に基づき、市と協議しながら進めている。住民からの要望があれば対応する、というスタンスは変わらない」と話した。

「建設前提の説明 意味ない」

◆「がっかりした。建てることを前提にした説明会には、あまり意味はない」。都市計画審議会を傍聴していた国分南1丁目の自治会長は、市の助言案に落胆した。
◆「隣接地に一つ高層マンションが建つと2例目、3例目もでてくる。これは市民全体の問題。市は予定地を買い取ってほしい」と自治会長は訴える。
************************** <以上、抜粋>

 尚、朝日新聞デジタル版がネット上に掲載されているので、朝日新聞を購読されていない方も読むことができる。

 東京新聞、読売新聞、朝日新聞の3社が、相模国分寺跡隣接地の高層マンション建設計画問題について取り上げ、業者側の姿勢、市民の願い、海老名市の置かれている立場、それらが広く知られることとなった。
 問題の本質は何なのか。今後、それをじっくりと考えていきたい。
                            (22.12.3)


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