「追悼 三浦瑛一」三浦瑛一先輩の想い出（「山桜通信」５２号）
学習院大学山岳部 昭和34年卒 右川清夫
石川貞昭氏の山桜会員在学年次一覧表によると、三浦先輩は昭和24年度に大学１年で入部され、昭和28年に卒業されておられる。私は昭和26年、高等科で学習院高等科山岳部に入部、昭和34年学習院大学山岳部を卒業したので、三浦先輩との山行での接点は多くない。
しかし最初の出会いは、忘れもしない、加瀬裕リーダーのもと、千丈沢での学習院高等科山岳部の夏山合宿で、合宿中同級生の佐藤中君がクレバスで足を滑らせ滑落事故を起こしてしまった。
その時、東京から駆け付け、葛温泉経由で大町病院へ担ぎ込んで佐藤親子に付き添ったのが三浦先輩だった。傷はたいしたことなく迎えに来たお母さんに付き添って帰京されたのが三浦先輩との出会いだった。三浦先輩の山行は輔仁会雑誌によると下記の通りで小生との同行は、学年が異なり記憶にない。
昭和24年7月、穂高岳、谷川岳合宿
昭和25年3月 燕岳
いずれも佐久間リーダーのもとで行かれている。
昭和26年5月 五竜岳へ加瀬裕（カセリキ）、南部利博（タネ）・三井源蔵ＯＢと行かれている。
登山歴は以上の記録があるがお勤め先の東電本社にはよくお邪魔した。
要件は山岳部の資金稼ぎのパーテー券の売りさばきや山桜会の会費の集金とかでたびたび訪問お世話になった。まじめで律儀な先輩であった
心から哀悼の意をささげたい。 合掌
（2023年4月23日逝去）
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