見出し画像

イラスト依頼をもらうまでにやったこと3つ

深夜にこんばんは。サノツキミ(@sanotsukimi)です。

先日、初めて知人以外からSNS経由でイラスト制作依頼を受けることができました🎉👏
クラウドワークスなどでは、ちょこちょこコンペ参加や挿絵仕事に応募をしていましたが、自分から案件を取りにいかずに依頼を受けたのは初めてです。こんなに嬉しいなんて…

実はその後、別の方からもご依頼2件いただきました。そちらはお互いの費用感が合わずお断りしたのですが…
やはり自分を安売りしたくはないので👀

私のSNS運用や営業活動が役に立つか分かりませんが、イラストで初依頼をもらうまでにやったこと3つ、ご紹介できればと思います。

それではどうぞ!!

1:発信内容を明確にする


* 絵のテーマ *


まず、これから力を入れていく絵のテーマを決めました。私の場合は、猫と女の子です。
どっちも好きなテーマで昔からよく描いていました。

これから継続して描いていくことを前提として考えたとき、「この2つを交互に投稿していけば、飽きることはないだろう」という考えに至ったのです。


* 付加価値 *

 

絵を描いていく上での条件を決めました。
私はアニメぽい絵と写実的な絵(見たままをそのまま写し描く絵)、どちらも得意です。

そこで、絵のベースは写真を見ながら描くことに決め、そこに「絵でしか表現できない要素=現実ではあり得ない色や表情」を加えることにしました。

具体的には、猫や女の子の目にアニメのようなハイライトを入れたり、現実の猫にはないほっぺの色を足してみたり。

「クスッと笑える」「なんだか本物より可愛い」という写真以上の付加価値を与える、そういったことを意識してイラストを描こうと決めました。


* 絵のタッチ *


色はベタ塗りなのか、モノトーンなのか。
油絵なのか、水彩なのか。薄いのか濃いのか。
線画は描くのか。

私の場合、「優しいタッチで癒やされる絵」を絵のコンセプトにしたかったので、水彩に近いペンツールを使用して描くことにしました。

また、私はiPadを使用して描いているのですが、「手書き感」を演出するため、線・色塗りとも濃淡や線の強弱をつけ、わざと"むら"をつくることを意識しています。

実際の写真で見る色よりも濃く塗り、
目にはアニメのようなハイライトを。
本物の猫ちゃんにはないほっぺの血色感もプラス。
色や線の太さにムラを作り、手書き感を演出しています。


2:発信専用アカウントを作る


* 専用アカウントを作る *


決めたテーマに沿って描いた絵を投稿するための専用アカウントを作りました。私の場合はInstagramです。Instagram▷ (@sanotsukimi)

専用アカウントを作ると発信内容が統一されるため、絵の投稿を続けていくうちに、自然とSNSがポートフォリオ代わりになるのです。

プロフィールには、「発信内容」「絵のテイスト」「依頼方法」を記載しておくといいと思います。プロフィールの書き方は私のアカウントを参考にしてみてください。(私も手探り中なので、あくまで参考で!)

大切なのは決めたテーマ以外の絵は載せないことです。
専門性を強く出すことで「〇〇の絵ならこの人」と思ってもらえる可能性が高まるからです。これは自分自身のブランド確立につながります。

Instagramの投稿イラストの見え方
「どんな絵描いてる?」と問われたら、
SNSを教えれば一瞬で絵の雰囲気を伝えられます。


* リンクをまとめた簡易サイトの作成 *


複数のSNSを使っていたり、自身のショップを持っていたり、伝えたいリンク情報が多い方はリンクをまとめた簡易サイトを作るといいです。

私の場合、ライター×イラストレーター×写真家として活動しているため、それぞれの活動で使っているSNSをまとめたサイトを作り、そのサイトURLを各SNSに貼りました。

まとめサイトを作っておくと良い理由。
私の活動どれか1つに興味を持ってくれた人がいた場合、そのまとめサイトに飛べば他の活動が全て確認できるからです。

「この人こんなこともできるのか!」
「こんな商品を出しているのか!」

と活動をより広く知ってもらうきっかけになります。

まとめサイトはlit.link(リットリンク)を使うと大変簡単でスムーズです。

私のリットリンクはこちら▽

レイアウトはかなり自由にカスタマイズ可能です。
写真やアイコンをテンプレート通りに並べて
リンクをつけるだけ。これだけ!
私のサイトは写真・アイコンどちらをクリックしても
各SNSに飛ぶようになっています。


3:営業活動


* 投稿頻度 *


普段はあんまり頑張りたくない私ですが、最初の1ヶ月だけは頑張りました。
私の絵は1枚およそ1時間かからない程度です。

自分自身が納得できるクオリティは担保しつつ、「毎日描いても辛くない」というのが個人的な重要ポイントです。「頑張れば毎日描けるかな〜」というくらいの絵を描いています。

そして「投稿頻度=作者の作業時間×スピードを表す数値」であると、私は思っています。(これは自論です)

SNSを見て絵を依頼する人からすれば、投稿頻度は1つの判断基準になると思うのです。「毎日投稿しているなら、この絵は1日で描いてくれるかもしれない」と読み取る可能性があるのではないでしょうか。

私は毎日投稿することで、作業スピードとクオリティを見せつつ、「このくらいの絵なら、依頼してくれたら即納できるよ〜」と伝えているのです。


* 広告ツールの活用 *


新しくアカウントを作っても、最初のうちは全く目に触れてもらえないと思います。私もそうでした。

「どうしよっかな〜」と考えた結果、Instagramをプロアカウントに切り替えると同時に、広告ツールを使うことにしました。

広告は有料ツールです。なかなか手が出しにくいとは思いますが、私はこれで多くの人に見てもらう機会を得ることができました。

使い方は簡単です。プロアカウントになると、各投稿の写真の下に「投稿を宣伝」というボタンが出てくるようになります。
そこをクリックし、流れに沿って広告運用の方法と予算を決めます。

私の場合
・目標選択:プロフィールへのアクセスを増やす
・オーディエンスを設定:自動
・予算と掲載期間:1日200円、5日間

私は広告なしで反応の良かった猫イラスト3つを宣伝に使いました。上記の条件で広告宣伝したため、合計3,000円使ったことになります。

お金が少しかかりましたが、このツールを使ったおかげで、私の力だけでは広げられないターゲット層へ狙い撃ちできるようになりました。猫好きの方に私のイラストが届くようになり、広告掲載が終わった後もフォロワーやアクセス数が増えるようになったのです。

直近2週間のアカウントリーチ数(接触数)が急増していることがわかります。
掲載期間:最初の2件は9/12〜9/16、次の2件は9/17〜9/21


* 価格設定 *


ちょっと生々しい話にはなりますが、最も重要なポイントです。

専用アカウントを作り、宣伝もしました。次は、いつ依頼が来てもいいように、イラスト1枚の価格設定を行います。
基本的には「1枚にかかる時間×時給1000円程度」で良いかなと思います。そこに+αで、修正などのやり取りにかかる時間を見込んで価格設定をしてみましょう。

そして価格設定では、自分が引き受ける最低価格のボーダーラインを設定するのが重要です。通常の価格はボーダーラインより少し高めに設定しておきましょうね。

依頼主が「もう少し安くできませんか…」と交渉してくることもあります。その際、最低価格を2,000円としている場合、
「通常なら3,000円ですが2,000円で引き受けます」と伝えた上で、「納期は長めにください」または「修正は通常2回のところ1回のみとします」と交換条件をつけて、自分の負荷が大きくならないように工夫するのが吉です。


* 名刺をばら撒く *


こちらは現在進行形で進めている営業活動です。

SNSのQRコードと活動名を記載した名刺を作り、知り合いの店や友人にばら撒いています。仲のいい友達には複数枚手渡しました。行きつけのお店には印刷した絵と一緒に十数枚ほどの名刺をレジに置いてもらいました。

知人からはフリー活動を始めてからすぐに依頼をもらえました。
「意外とどんなところにもお仕事が転がっているんだな〜」と痛感しています。

最初のうちは頼れるところは頼りまくる!これはフリー活動の主軸になると思います。


あとがき

いかがでしたでしょうか。
私自身、イラストレーターとして本格的に動き出したのは最近です。ただ、幼少期から絵を描いてきた期間は長く、これまでに培ったスキルは間違いなく価値あるものだと確信しています。
1時間で描く絵だって、これまで十数年描いて知識と技術を積んできたからこそ、1時間で描くことができるのです。

私が活動を始める上で気をつけたことや事前に勉強したことが、他のイラストレーターさんの手助けとなれば嬉しいです。

駆け出しクリエイターの皆様、頑張っていきましょう!
ではまた!

サノツキミ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?