シニアディスコ2024.5.5 リリース3日で予約完売した理由

2024年3月18日 11:17

大阪市都島区にあるcafeJINで半年に一度
開催されているイベント「シニアディスコ」。

今年の5月5日開催分のチケットが
リリース後、瞬く間に完売しました。

シニアディスコのきっかけ

シニアディスコは、私が経営する
はる社会福祉士事務所と他2社の共催で
開催している
シニア向けダンスイベントです。

はじまりは2019年。
「○○体操はイヤなのよね」という
団塊の世代の女性の一言でした。

当時私は社会福祉協議会で
生活支援コーディネーターという
仕事をしていて、シニア世代の地域活動を
支援していました。
地域の「体操サークル」や
「コーラスグループ」などの
立ち上げお手伝いする日々でした。
それなりに実績を上げていたのですが、
課題も抱えていました。

地域のつながりが苦手なシニア

私が関わった地域のサークルやグループは
いずれも「地域住民同士のつながり」を
大切にするシニアの集まりでした。
活動を継続するうちに自ずと、
住民さん同士のつながりが濃くなります。
これは価値のあることであり、
助け合える地域づくりには
欠かせないと思うのですが…
「つながり」や「住民同士仲良くなる」ことが
苦手と感じるシニアにとって、
「行ってみようかな」とは思えないのです。

その「つながり」を求めていない、
むしろ苦手と感じているシニア女性からの言葉が
「○○体操はイヤなのよね」でした。

ディスコみたいに踊りたい

「学生時代に通い詰めたディスコみたいに
踊りたい」
これが、その方の希望でした。
〇〇体操のように参加者全員で
同じ動きをすることに馴染めなかったそうです。

でも、ここがおもしろいところなのですが
決して1人で踊りたいわけではないのです。
「大勢で」ディスコみたいに踊りたいのです。
濃いつながりは避けたいけど
緩やかな、自分のペースで他者との
つながりはほしい。
当時、とても共感したのを覚えています。

私は高齢者福祉が専門の社会福祉士です。
福祉職は高齢者を支援の対象として
見てしまいがちです。
「介護予防のために運動をした方がいい」
「地域住民同士のつながりを！」など
シニアのみなさんに発信しながらも
どこかで「押し付けがましいよなぁ」と
後ろめたさがありました。
その人の抱える課題、
例えば「筋力低下」や「孤立」に
焦点を当てすぎて
その人の好きなこと、やってみたいことに
思いが至っていませんでした。

楽しさ最優先（若干の他者との交流アリ）の
イベントをやることで、
これまで人が集まる場に顔を見せなかった
シニア達が、ふらりとやって来るのではないか。
シニアディスコはそんな発想から生まれました。

シニアディスコのチケットが完売した理由

過去3回すべてチケットは完売しましたが、
今回はリリース3日という最速で完売となりました。
なぜチケットがすぐに売り切れたのか
考えてみました。

チケット料金
65歳以上　1,500円/1人
64歳以下　3,000円/1人　高齢者同伴割　1,500/1人
すべて1ドリンク付き

①ワイワイミーティング
これまでに福祉職、医療職、行政職の
みなさんから支持され
実際に足を運んでくださる方も増えました。
参加後に感想を聞くと
口を揃えて「うちの地域でもやりたい」と。

ぜひ各地域にシニアディスコを広めて
ほしいという思いから、
3月6日に公開ミーティング
「ワイワイミーティング」を
オンライン開催しました。

今年の2月に新たに誕生した
東大阪市シニアディスコと
茨木市シニアディスコのみなさんに、
開催報告をしていただき、
今後のシニアディスコの展望について
”ワイワイ”語りました。

その時参加してくださった方から
早々にシニアディスコのお申込みを
いただきました。
主な職種は、私と同じ社会福祉士の他
保健師、介護福祉士、ケアマネジャー、
理学療法士、作業療法士です。

②リピーターさん
現在の形で開催するようになってから、
今回が4回目です。
これまで参加された方からのお申し込みが
相次ぎました。
「前回楽しかったから申し込みますね」
「今回は80歳代の母を連れて行きます」
メッセージを付けてのお申込みが多くて
嬉しいです。

③清水明日香さんのファン
シニアディスコでは、
都島の歌姫清水明日香さんのミニライブも
楽しめます。
清水明日香さんは、繊細さと力強さをあわせ持つ
シンガーソングライターです。

ライブ活動のみならず、地域活動にも熱心な
清水明日香さん。
彼女の歌声に魅了されているファンの
みなさまからもご予約をいただきました。

シニアディスコは、多くの方から支えられながら
継続してることがおわかりいただけたでしょうか。
チケット完売の理由はこれに尽きるのでは
ないかと考えています。

シニアディスコ公式サイト/Instagram/LINE公式アカウント

シニアディスコに興味が湧いたみなさん、
ぜひSNSでもチェックしてみてくださいね。

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