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自己認識力をアート鑑賞で鍛えてみる

1/3は朝から上野の森美術館にフェルメール展を見に行きました。

福岡伸一ハカセファンの私は氏の著書、「フェルメール 光の王国」も読んでいたので、この展覧会をとても楽しみにしていたのです。

いやーーー。。リアルのフェルメール作品は本当に感動でした!名作「牛乳を注ぐ女」の前では比喩ではなく鳥肌が立ちました。混んでなければいつまでもそこにいて観ていたいほどの作品。

フェルメール以外のオランダ画家達の珠玉の作品も沢山展示されていて大満足。混雑はしていたものの、しっかり味わえました。ああ、来てよかった。

ひとつ痛恨のミスだったのが1/9~展示の作品「取り持ち女」が見れなかったこと。。これから行かれる方はそれ以降が良いかと思います。

仕事柄というのもあるけれど、昨年、山口周さんの著書「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」を読んでから、特にアート鑑賞と学びを心がけるようになりました。

世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?のレビュー
https://note.mu/sanna/n/nd908de32d2eb

生物学者である福岡さんとコンサルタントの山口さん。美意識への造詣が深い事以外に、お二人の共通点として私が魅力的に感じるのは、「俯瞰力の高さ」です。

それはアート鑑賞にも必要なもの。

自分目線、他人目線、俯瞰目線と、より多くの視点で事象を観る、探る、想像することで初めて、一見脇役に見えるメタファーの意味、作り込まれた意図を考察できます。

歴史的背景、作品にまつわる著書などのからの知識を総動員して味わい尽くすアート鑑賞は楽しい。フェルメール展のリピーターが多いのも、関連する著書が多く、新しい視点をもらえるからでしょう。

フェルメールは光の画家、光の魔術師とも呼ばれます。その絵から感じる、あたかもその絵のある部分に本当に光が反射しているかのような美しい「光の粒だち」はごく普通の生活のワンシーンに表現されています。

私たちの日常や私たち自身も、もしかしたら大きな行動転換をしなくても、視点を変えて見直し、在りたい方向を再確認し、今の自分自身を磨き上げる事で、より光輝くものになるのではないでしょうか。

リソースも行動の根拠も既に自分自身の中にある。
それを見つけだして丁寧に扱い、育てていけばいい。

「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」の中にもこれからのビジネスリーダーの最も重要な素養として

「セルフアウェアネス=自己認識」が説かれていました。

セルフアウェアネスとは、自分の状況認識、自分の弱みや強み、自分の価値観や志向性など、自分の力に気づく力のこと。

私たちにとっても、逆算手帳(今年から取り組み中!)や1000の質問で(前田さんのメモの魔力読書中!) 全体と細部をあらゆる角度から自分の在り方とありたい姿を見つめなおす作業がを習慣にする必要があるんだな、と思いながら帰宅の途に着いたのでした。

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