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算命学余話マガジン #R71~R80

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中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
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記事一覧

『算命学余話』G番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』U番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

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『算命学余話』R番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。) 『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につい

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算命学余話 #R80「天報星を基礎から考える」/バックナンバー

 ウラジーミル・メグレ著『アナスタシア』シリーズが提唱する数々のユニークで感動的な人類への処方箋によれば、「神の似姿」たる人間がかくも堕落し無知蒙昧な生き物になり下がった原因のひとつは、「赤ん坊の誕生の瞬間とは出産の瞬間である」と人類が勘違いしていることにあるそうです。つまり世界の多くの占星術が出生の瞬間として重視している誕生日や生年月日は、そもそも子供の誕生した瞬間ではないので、重視するのはお門違いだというのです。  これを聞いた算命学者はどう思うでしょう。算命学は言わずと

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算命学余話 #R79「故郷を捨てる行為」/バックナンバー

 国際ニュースでは、南米からの移民がキャラバンを組んで米国へ向けて北上中という報道が連日続いています。当時者である米国の大統領は世界中の「良心」から嫌われているようなので、この移民集団を応援し物質的にもサポートする人々の活動なども同時に好意的に報道されています。しかし移民たちの行為の是非については誰も論じていません。  去年・一昨年辺りはこの種の集団移民がアフリカから欧州へ北上して、ゴールのドイツはともかく、通過地点にすぎない東欧諸国などは露骨に迷惑顔を見せていました。通り過

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算命学余話 #R78「ホストの帝王」/バックナンバー

 先日、日本にホスト文化を根付かせ広めた「ホストの帝王」が亡くなりました。78歳でした。この人がいなければ日本のホスト業界はこれほど発展しなかったと言われ、同業者には神様と呼ばれ、勿論女性たちからは大いに愛され、華やかな夜の世界によりひと財産を築いたユニークな実業家でした。しかし晩年は脳梗塞に倒れると同時にアルツハイマー型認知症に罹り、社長退任後は瞬く間に資産を失い、最期は見る影もなかったと伝えられています。  脳梗塞に倒れたのが2011年の辛卯年で、この人の天中殺に当たって

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算命学余話 #R77「『共同の創造』との比較」/バックナンバー

 ウラジーミル・メグレ著『アナスタシア』シリーズが面白い。読めば読むほど合点がいき、且つ算命学の神髄とする本質論に非常に近い世界観が見て取れる。正しい子育てや理想的な男女関係を模索されている方はとりあえず読んでみて、心に響くものがあったら是非実行して下さい。決して損はありません。  子育てというと「育児」という限られた家庭及び期間限定のテーマに聞こえますが、この作品は自らの過ちに気付かないまま老年に達してしまった人々にも救済策を示しています。というよりそもそも世代別の対処法で

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算命学余話 #R76「離婚しがたい夫婦」/バックナンバー

 前回の余話#R75では、結婚は人生の大事だが恋愛はそうではない、という話を突き詰めてみました。陰陽論から男女の性差は決定的であり、男女性差をゼロにしようと奮闘する現代社会の目論見が無意味であることを、算命学の学習者人は知っておかなければなりません。類似の話は既に過去の余話#U13と#U14で取り上げているので、そちらも参照下さい。  なお「気の濁った子供が生まれる」という話については、こんなイメージが適当です。永らく掃除していない部屋や物置に入ると、ホコリがたまって綿のよ

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算命学余話 #R75「恋愛は低級か」/バックナンバー

 アインシュタインの脳は死後、天才の脳がどういう作りになっているかを解明する手立てとすべく取り出され、今日まで保管されているそうです。ただ脳みそ丸ごとではなく、小分けにして複数の科学者がそれぞれの思惑で保管しているので、一部は既に散逸し、元の形に復元することはできないようです。  それでも現段階で導き出せるデータによれば、アインシュタインの脳は知的活動を司る部位の肥大発達が見られる以上に、左右の脳の間の激しいやりとりの痕跡が顕著だということです。一般に理性を司る脳は左脳とされ

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算命学余話 #R74「宿命未消化と災厄の関係」/バックナンバー

 先日カンボジアを取材した番組を見ていて、ポル・ポトの死因が未だに謎であることを知りました。自殺とも他殺とも言われているそうですが、真相は確かにありますし、誰かが知っているはずです。しかしカンボジア国内でも公表されておりません。それどころか、ポル・ポトが引き起こしたカンボジア内戦や虐殺についても、当地では学校教育で教えないということです。  その番組の解釈によれば、ポル・ポトによる恐怖政治の言いなりになるしかなかったカンボジア国民は、多くが圧政や虐殺の加害者でもあり、そのいち

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算命学余話 #R73「自己決定できるか」/バックナンバー

 ロシア文学が誇るドストエフスキーの遺作『カラマーゾフの兄弟』に今も議論の的となっている「大審問官」問題というのがあることを、以前の記事にも書きました。ごく端折って言うと、人間は自由とか尊厳とかよりも腹いっぱい食べられて快適な生活が保障される方を望むのだから、いっそ自由や自己決定権といった煩わしい権利は放棄し、万事うまくやってくれる王様なり将軍様なりに献上して差し支えない、実際そういう国や社会はいつの時代も存在しているではないか、という「人類ガッカリさん」説です。どうですか、

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算命学余話 #R72玄「基礎編#5 人体図の算出」/バックナンバー

 算命学余話基礎編の第5回です。第4回では算命学の特徴である陰占と陽占という二本立ての鑑定方法について、極微と極大の理論と合わせて説明しました。以前もどこかで申し上げましたが、鑑定者によっては陰占の方が陽占より得意だとか、その逆だとかいった傾向はしばしば見られます。陰占と陽占に限らず、算命学が抱える数々の技法についても、鑑定者が得意としていたりいなかったりといったことは普通にあります。しかし、陰占だけしかできないとか、陽占だけしか知らないとかいった算命学鑑定者はいません。その

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算命学余話 #R71「生涯現役を考える」/バックナンバー

 落語家の桂歌丸師匠が亡くなりました。81歳ですから大往生といってよいかと思います。私が子供の頃はまだ『笑点』が確か40分番組で、お笑い番組も今ほど多くはなかったので日曜のこの時間はいつも見ていた記憶があります。大喜利が終わった瞬間にチャンネルを変えて、大相撲の最後の取組みを見るのが常でした。  その頃の歌丸師匠も他のメンバーもまだ若かったですが、しばらく番組を見ないうちに急に全員年を取ってしまいました。それでも各人の芸風が変わっていなかったので、落語家とはこういうものかと妙

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