見出し画像

なんでもない日常を「写るんです」のように。

雨のあがった昼下がり。前日にカルディで一目惚れしたフォーを頬張りながら、部屋に入ってくる陽の光があんまりにも綺麗で。これはお散歩に行こうと思いたった。と言っても、お家の近所を散策するだけなので、ひとつルールを設けてみることにした。それが【27枚の写真を撮ること】

本当だったらいつも持ち歩いている愛機のFUJIFILMを片手に歩きたかったのだけれども、この日は手元になかったので。友人のSNSを見てずっと気になっていたフィルム風に撮れるアプリFIMOをダウンロードして、「写るんです」のように27枚の写真を撮り終えるまで歩き続けることに。

1

いつものバス通り沿いを歩いていくと、遊歩道に抜ける階段を発見。今日の散歩のスタートはここにしようと、1枚目を。階段を降りながら見上げた瞬間にシャッターをきったので、階段を降りている感は全くない。それもまた、わたしらしいということで。

2

青空が綺麗だと、ついシャッターをきりたくなる。この野球場は、いつもバスを降りてからお家に向かうまでの道のりで眺めている場所。市民球場らしい。

3

階段を降りきると、アスレチック広場が見えてきた。確かにここなら車も入ってこないし、のびのびと遊べそう。ちょうど夕方だったので、たくさんの子どもたちが遊んでいた。

4

ちなみに、さっきの滑り台は想像以上に長かった。これは、絶対に楽しい。滑っては斜面を駆け上ってまた滑る子どもたちがたくさんいた。

5

更に進んでいくと、遊歩道のような道が現れた。紫陽花が見頃で、とっても綺麗だった。土の性質でお花の色が変わるなんて、気付いた人は天才だよねぇっていつも思う。

この紫陽花畑で2歳の男の子とお友達になって、20分くらい一緒に遊んだ。(わたしの特技は、3歳前後の子どもとすぐにお友達になれることですね)ひいおばあちゃんとお散歩に来たという彼はとても賢くて、夕方の空に浮かぶ白いお月様を眺めたりシロツメクサをプレゼントしあったり鴨を追いかけたり……とてもとても楽しかった。わたしのiPhoneには、彼のかわいいお顔のお写真もあるけれど、SNSって誰が見ているか分からないので、これは個人的に眺めてニヤニヤする用。これが、6-8枚目。

10

9枚目は、ドクダミ。水際にたくさん咲いていた。10枚目は、気付いたらフィルムの種類が変わっていたみたいで色味が変わっている。このお花は、姫金糸梅(ヒメキンシバイ)。綺麗なお花がたくさん咲いている素敵な遊歩道だった。

11
12

これでいったん、遊歩道はおわり。間違えて同じ写真を2枚も撮ってしまうのもまた、写るんですっぽくない?と思ってこのまま投稿。トンネルの上に主のように猫ちゃんがちょこんと座っているのがかわいかった。この子は全然動かないので、お顔は一瞬しか見られなかった。

13

トンネルを抜けて、通りの反対側の公園へ。この公園は、道路を挟んで両脇に広がっている大きな公園で。最初に歩いてきた方はアスレチックや遊歩道のあるエリア、道路を挟んで反対側には音楽ホールやグラウンドがあるらしい。大きな公園だ。

14
15
16

サッカーグラウンドでは、少年サッカーが練習をしていた。夕焼けには、さっき姫金糸梅を撮った淡い色のフィルムのほうが似合うかなと思ったので、今度は意図的にフィルムシュミレーションを変えてみた。ホンモノの写るんですだったらできないけど、こういう機転を効かせられるのがアプリの良いところ。ありがたく使わせてもらう。

ちなみに、最初に使っていたパキッとした色合いのフィルムは LM color 100で、この淡い色合いのフィルムはEK 80 というものらしい。

夕方の少年サッカーとか少年野球とか、見つけるとつい顔がほころんでしまう。吹奏楽部時代、校舎の廊下で練習しながら眺めていた風景だからかしら。たまたまここでユーフォニアムの練習をしているお姉さんがいて、もう、完全にエモい時間だった。完璧な曲を演奏しているんじゃなくて、同じフレーズを何度も何度も繰り返しているところがまた部活み溢れてた。

17

ここは、地域の神社さん。初詣ぶりに訪れた。神社のシンとした空気、すごく好き。この時点で17時を過ぎていたから社務所は閉まっていたけれども、わたしともう1組、子どもとそのお母さんかなというふたりがお参りをしていた。

18
19
20

陽がさらに傾いてきたから露出を変えてみたり試行錯誤したら3枚も撮ってしまっていた。普段のミラーレス一眼カメラだったらなんの気無しにパシャパシャ撮ってしまうけれども、こうやって残してみるとデジタルの便利さに日々甘えているのかもしれないなぁ……なんて思う。まぁでも、3枚目が一番気に入っているので粘って正解。

21

そろそろお家へ帰ろうとGoogleマップを開いたら、案内されたのがこの小径。嘘だろうと思いつつ、ひたすら山道を下っていく。

歩いている途中にリスにも遭遇したのだけれども、これはムービーに撮った。野生のリス、むかーし彼と共に鎌倉観光に行ったことがあって、多分そのとき振りに出会った。「神奈川県には、野生のリスが住んでいる」が、確証に変わった。

22

途中には、枇杷の木があった。この小径、ちょくちょくGoogleマップさんは推奨するらしく、家主も引っ越しできたばかりの頃にコンビニの帰り道にこの道を通ったことがあるらしい。ちなみに、神社があるのはお家の隣にある高台なので、この小径を降った後改めて坂道を登ることになった。

23

階段で隣の高台の一番下まで降りてきてしまったので、しょうがなくこちら側の高台に登り直す。いつもこの道は避けるようにしているのに、お散歩の最後の最後にここを登らなくてはいけなくなってちょっぴり不服。それが伝わるブレ具合。

24
25

この景色は、とても好き。坂を登り終えると見える景色で、遠くに見えるのは横浜のみなとみらい。24枚目が思いのほか明るくなり過ぎてしまったのと、もうゴールが目の前なので欲張って2枚撮ってしまった。まぁ、25枚目がお気に入りなので良し。

26

さっき歩き回ってきた方の高台は、こちら。山を登って散策して降りて、また登ってきた感。

27

大事にし過ぎて1枚余ってしまったので、ご近所のお宅の薔薇を撮ってきた。完全に数合わせ。でももう、撮るものないんだもん。しょうがない。まぁ、そんなもんだよね。

そういえば、帰り道にめっちゃ陽キャなWi-Fi見つけたんだった。こういう遊び心、ついふっと笑ってしまう。

というわけで、かわいいとお友達と遊んでいた時間も含めてまるっと2時間のご近所散歩。自然豊かで心地よい風の吹く、初夏の夕暮れでした。

⭐︎今回使ったフィルム風カメラアプリはこちら⭐︎
FIMO

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

散歩日記

見に来てくださりありがとうございます。サポート、とっても心の励みになります。みなさまからのサポートで、わたしの「ときめき」を探してまたnoteにつらつらと書いていきます。