何事も「さじ加減」がある ~野菜栽培を通して考えたこと~
家庭農園をはじめてみて気づいたのは、「野菜」はデリケートだということで、
うまく育てるには、ひとつは、偏った過剰な施法を行わないという事です。
1. 野菜を育てるには要点がある
農家の人が、お米、野菜など育てているのを、実際に真近でとか、経過などを見ているわけではないので、その大変さというものが分からないでした。
勉強や実践を通して、いろいろ要点、ポイントがあることを知り、まずやり損なわないようにするのに気を使い、手間暇をかけました。
(といっても、猫の額くらいの土地面積なので、大げさなこともいえませんが・・・)
野菜も、ものによっては過酷な条件下で生き延びてきたので、環境の変化には柔軟なようでも、やはり生存条件と言うものがあるようです。
テキストに、「よくある失敗」というのがあったので、以下はこれについて考えたことを書きます。
2. 「よくある失敗」について
知っておかないと、失敗する可能性大です。
a. 水のあげすぎ
野菜には水やりが非常に大切であるが、水を上げすぎると根っこが腐ってしまうので注意する。
また、野菜の根っこには、水だけでなく、空気(酸素)も必要。
水をあげるときには、土が乾いているときにする。
土壌の3相の割合は、次の通りである。
土 40%、水 30%、空気 30%
b. タネの蒔きすぎ、埋めすぎ
タネの蒔きすぎは、間引きが大変になるだけでなく、葉が茂った箇所に病害虫が住み込んでしまう。
タネを埋めすぎると、タネが眠ったまま覚まさなかったり、途中でくさってしまうことがある。
c. 肥料のあげすぎ
野菜は貧欲なため、肥料をたくさんあげるとたくさん吸収しようとする。メタボな野菜は、虫がつきやすく病気にもなりやすくなる。
d. 自然農薬のかけすぎ
自然農薬のかけすぎはかえって植物を弱らせてしまうことがある。実は、人間の手と植物の葉っぱは似ていて、植物も濡れっぱなしでいたり、濡れる回数が多ければ多いほど、葉をコーテイングしている油の層(ワックス)が、バリバリにはがれてしまい、そこから栄養分が抜け出てしまう。
その栄養をめがけて、害虫や病原菌が集まってしまうことがある。
3. 考えたこと
私は、野菜を育てるのは大変だな、よく注意しようとおもったと同時に、
これって、人間の身体や心の健康維持方法と同じようだなと思いました。
a項については、人間も「水」と同時に「空気(酸素)」も重要ですし、「土」を住む環境とすると、やはり大事なことです。そして、バランスをとることが大切。
c項は、過食だとメタボなどになりやすく、健康には良くありません。
ともかく、植物であろうと人間であろうと、健康状態を保つためには、何事も過度に行うことは良くなく、
「バランス」や「さじ加減」が大切だ、ということが分かりました。
4. 感想&まとめ
私は、時として突っ走りすぎることがあったため、
最近、「あせらない」、「欲張らない」、「期待しない」ということを、行動規範にしています。
野菜栽培を通しても、
「バランス感覚」や「さじ加減」をさらに身に着け、日常行動などで応用できたらいいな、と思ったりしています。
会得できたかどうかは、てきめんに結果として現れるので(野菜は正直ですので)、必ずや身につくはずです。・・・??
ということで、何らかの参考にならないかと、まとめてみました。
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明日(本日)も、善い一日でありますように。
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