生薬解説 シリーズ 「牛黄 ゴオウ」
牛黄(ゴオウ)
サンコー薬局羅漢店の宮崎です。
今回から生薬解説をシリーズでしていきます。
しばらくは私が好きな動物生薬から始めます。
まず、動物生薬って何?? っとなると思いますが、生薬には、植物、動物、鉱物などが主に使われています。医療用で一般的につかっているのは植物と鉱物が使われています。
動物生薬は、とても良く効くのですが、動物から採取してくるので、限界がありますし、希少動物もいますので数がとっても少なく、しかも高価な物がほとんどです。
例えば、動物生薬は、鹿の角、冬虫夏草、亀の甲羅、タツノオトシゴ、牛の胆石など沢山あります。
今回は、有名な牛黄(ゴオウ)から解説していきます。
ひときわ価値のある高貴薬、金より高価な生薬 ―それが【牛黄】
牛黄は金の何倍もの値段が付く生薬です。今は1g 10000円以上になっています。
牛黄は、ひと言でいってしまえば、牛の胆のうにできた胆石(結石)のことです。
しかし、この胆石が発見できるのは牛1000頭に1頭とも10000頭に1頭ともいわれその希少性と、多くの人の健康を支えるすばらしい薬効があります。
形状は直径1~4㎝の球状または塊状。色は赤みががった黄褐色で切断面には木の年輪のような紋様がみられ、口の中に含むと心地よい苦味の中にわずかな甘みが感じられます。
昔は護符(お守り)として無病息災を願い牛黄を入れた墨でお札をかいていたそうです。
引用:健康の教科書
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