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aikoとエンマリさんとモーゲーと

心地よく耳を刺激されてきたことについて

ボクはラジオが好きだ。なぜか?生涯の恋人aikoがオールナイトニッポンをやっていたからだ。

ぬるくて、エロくて、歌があって、高笑いが響き渡り、たまに真剣にリスナーと向き合う。そんなaikoのオールナイトニッポンは、都会の喧騒に馴染めなかったボクを支えてくれた。

新潟に移住してきて5年が経った。まだまだ越後に馴染めない。毎晩泣いている。その涙は枯れることはない。なんでこんなに悲しいんだろうか。

目を腫らして起きると、決まって彼女は言ってくるのだ。

おはようございます!      遠藤麻理です。

そして、すぐに高笑い。いや、ばか笑い。顎関節症のボクは彼女の顎が外れないか心配になるが、そんな心配をよそに気持ちよく笑うのだ。

ははははははははっ!

あんなに心地よい笑い声は、aikoを除いて聞いたことがない。エンマリこと、遠藤麻理さんは、日本の早朝に限ればダントツ。ステキな笑い声をとどけてくれるのだ。

ボクが麻理さんを、モーゲーを知ったのは、妻が聴いていたからだ。エンマリさんの魅力を綴りながら、実は最初は選曲のセンスに惹かれた。

今日も8時4分頃に流れた音楽がステキで、バイパスの渋滞にもイライラしなかった。むしろ、職場に着かなければいいのにとさえ思った。ウソです!

その音楽をかけている、センスのいい奴は、実は友だちなのだ。新潟メディアオヤジ会が一昨年に発足され、その場に彼がいたのだ。めちゃくちゃ音楽が好きで、音楽を語る姿はこちらが羨ましくなるほど楽しそうだった。

麻理さんは喋ることを楽しみ、友人は音楽を楽しみ、他のスタッフはそれに巻き込まれてドタバタを楽しんでいる。それがmorninggate、モーゲーだと思う。

人を巻き込む引力とか磁力とか、自分が楽しむことが相手を楽しませる。なんか最近、ボクの周りではそんなコトバが頻繁に飛び交っていて、気がつくと頭の中には麻理さんの笑い声がこだましている。病んでいるのかもしれない。

冗談はさておき、ボクが絶好調でも、絶望感の淵からこぼれ落ちそうでも、どんなときでもモーゲーは通常運転だった。

絶好調のときは全くありがたみを感じなかった、越智教授との落ち着けニッポンも、辛く苦しいときはキリストの教えのように感じたものだ。その節はお世話になりました。

ここからは今日のネタバレになります。お気をつけください。

今朝、麻理さんは言ったのだ。

なんとかならないこともある!

なんとかなる、なんとでもなる、なるようになる。いわゆる、なるなるの法則を唱えた人が、なんとかならないと言ってしまう。その勇気を、みんなが愛しているのだと思う。

そうFM portは閉局してしまうのだ。モーゲーだけが、麻理さんだけが、ポツンと残れるわけではないのだ。なんとかならないことが、まさに起こるのだ。

いまだに妻とモーゲーのない朝が想像できないと話している。カウントダウンが始まっているのに。

7月からボクは、モーゲーリスナーは、朝をどう過ごすのだろう。まったく思い描けない。

でも、ボクはaikoのオールナイトニッポンが終わり、悲しみに暮れても、仕事して、恋をして、結婚して、子どもを授かり、家を建て、毎日こうして呼吸をしている。

なにかが欠けることは辛いのだけれど、ラジオはなくならない。麻理さんも泡と消えない。ならば、また、あの笑い声を聴く機会があるかもしれない。

まだまだ、終わっちゃいないけど、終わったらその機会を日々をやり過ごしながら待ちたいと思う。

麻理さん、驚くほど安いギャラでナレーションを読んでいただき、ありがとうございました。ボクには決裁権がなかったとはいえ失礼しました。

公私混同で自望自棄に、ピッカー!のサインありがとうございます。まだブックオフに嫁には出しておりません。ご安心ください!

残りのオンエア、じっくり味わわせていただきます。ノーメイクもステキな麻理さんが、ボクはaikoほどではないですが好きです。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!


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