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#借金400万円

背負ってみたら大変だった

借金400万の返済がもう少しで終わる。長かった。ホントに長かった。

大卒から20年以上。背負った当時は、ここまで大変だとは思わなかった。

もちろんギャンブルでも、投資でもなく、奨学金。ん?奨学金なのか?

たびたび話題になるが、これは学生ローンだろう。成績が優秀でも貸与型ならば、それは立派なローンだ。

学生時代は簡単に返済できると嵩をくくっていたけれども、毎月1.5万円の返済は楽ではなかった。貸与されていた当時は毎月一定額が振り込まれ、両親も健在なので肩代わりしてくれるだろうなんて甘い考えから大半が洋服代に消えていた。

今にして思えば無計画でバカだなと思うけれども、学生の頃はそんなことは思わずに小遣いがもらえると思っていた。甘かった。

もっと有効的に使っていれば、あるいはそれほど学生生活が苦しかったわけでもなかったから貸与された全額を使わずに、返済に回せばよかったと思っても後の祭り。もう使ってしまったのだから。

先日、車を買い替える際、春から社会人になる子が奨学金に加えて、車のローンを組んだことを聞いた。2つ合わせて600万円。

20年以上かけて返済することを思うと、頑張れ、と一言伝えたくなる。と同時に、社会人スタート時点でそれだけの借金を背負うって辛いなと。

出生率の低下とか晩婚化が著しい原因のひとつに、奨学金という名の学生ローンは入るだろう。時代を恨む気にはならないけど、今のように給付型が当時あったらなとも思う。

給付されなくとも売り手市場の昨今は、新卒者に対して奨学金の一部ないし全額を返済してくれるところもある(※様々な条件付きだけど)。そういう制度が完備された会社を受けておけば…と思わなくもない。

タラレバはなく、もうそろそろ完済するので良いのだけれども、やっぱりスタートで借金400万円はきつかった。今は会社に属しているが、ボクのスタートはフリーランス。収入が不安定だったことで返済に困った時期もあった。

そう考えると組織に属していた方が良かったのかとも思うけれども、好きなスポーツで食っていくという夢を叶えられたので不満はない。苦しかったけれども。

こう書いてみると、かなり苦しかったことが分かる。ボクのオヤジは早くに父親を亡くしたことで生活はかなり苦しかったそうだ。

同じ思いをさせまいと必死に働いてくれたおかげで生活が困窮することはなく、大学まで出させてもらったことに感謝しかない。オヤジがそうだったように、ボクにも子どもがいるので、ボクのように奨学金を使い社会人のスタート地点で重い荷物をもたせることはさせたくない。

そう思ったので真剣に貯蓄をしようと決心した。来週からは昇進もする。車を買い替えるのでローンは増えるけれども、毎月のやりくりを上手くして少しでも我が子にしわ寄せがいかないようにしたい。

苦労は買ってでもしろ。じいちゃんの口癖だったけれど、必要以上に買う必要はないと思っている。ここまで44年しか生きていないけれども。

価値観が変わりつつ時代。苦労は買わせないようにしたい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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