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今年初フェス!運営側で参加してみた

フェスへの参加回数、数知れず。いつも聴く側。今回は運営サイドで参加してみた。

というのも、友人が運営サイドだったから。数年前から誘われていたものの、いまいち乗り切れなったが、そろそろ体験しておこうと思い腰をあげてみた。

朝5時起きの7時半集合。挨拶もそこそこに会場設営へ。

普段は机に向っての作業が多いが、実は現場が大好き。みんなの名前は知らないけど、とりあえず友人に付いて回って作業、作業。

ペンよりも重いものを持つのは苦手だけど、そんなことは言っていられない。長机、パイプ椅子、テント、ふわふわなどなど、力の要るものを次々に運ぶ。

真夏ほど日差しは強くなかったものの、刺すような光がじりじり肌を焦がす。いつの間にか汗でびちょびちょ。

クーラー、クーラーとブー垂れながらも汗が心地よい。フェス開始前にテンション上がる、上がる。

休憩する間もなく開場。予想以上に来るお客さん。

検温に消毒。リストバンド、パンフレッド、CD配布。最初は戸惑ったけど、徐々にリズムに乗ってきて楽しくなる。

無料だからだろうか。お客さんが好意的。ピリピリしていない。いい意味でゆるーい運営でもトラブルは起こらず。

ボクはボラスタだったので、その上の運営委員ではバタバタする事態もあっただろうけど、ボラスタに負担がかからないのは、いい運営なんだと思う。

サッカーでもそうだけど、運営サイドがテンパると波及して、ボラスタも会場もピリピリする。そう考えると、運営委員は優秀だったのだと思う。

キッチンカーが並び、お客さんも入り、ミュージシャンが音を鳴らす。一気に空気が変わる。嗚呼、フェスが始まったんだ、と思う暇もなく受付業務。

おはようございます!こんにちは!と発する自分の声が心地よくなる。音の効果だろうか。会場のテンションも上がっていく。

お昼休憩。気が緩んだことで疲れがドッと出た。タコライスを急いでかきこんで、休憩室で横になる。蚊に数か所、刺されるも、昼寝中には気付かなかった。

それほど疲れが出ていた。ただ、1時間休んだことで回復。午後の業務も滞りなく。ミュージシャンも心地よい音を鳴らす。運営サイドの疲れは溜まる一方だけど、カウンターの数値が伸びるに連れて笑顔も増える。

四ケタに達した時、ひとつの達成感。当日だけの参加だけど、数は大事ではないけども、それでもうれしかった。聴く側では味わえない幸福感。

日が暮れる。人が増えていく。いよいよクライマックスに。運営サイドもギアを、もう一段上げる。

にわか雨はあったものの、無事に終わった。撤収作業も真剣に。

2日目に備えて片付けるものと、残すものの選別。さすがに汗でTシャツがへばりついてきたので着替えたら、お尻の部分が真っ白に。汗が乾いて塩に。

おもらししたみたい。でも、構わない。柔らかい風が頬をなでる。爽快感が恥ずかしさを上回った。

ラストスパート。テントを畳む。机を室内に運ぶ。1日目、終了!

文化祭の後のように帰りたいけど、帰りたくない、あの余韻に浸っていたい気分を、まさかアラフォーで味わえるとは。これだけでも参加して良かったと思えた。

しばらく筋肉痛が抜けずに、すっごく怠かったけど、なかなか経験できないことをさせてもらえたことに感謝。来年はどうなるか分からないけども、物事は色々な面から見た方がいいと改めて思った。

そして、何事も経験。参加ではなく、さんかすると、もっとよくわかる。今年も残り数か月、どれだけさんかくできるかわからないけど、できるものは躊躇わずにさんかくしたい。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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