ある雨の日のこと 8 えりょん 2024年1月21日 20:51 雨が すこし 降り出したその刹那まだ見ぬ未来に思いを馳せていた 若い乙女だったころの残像がよぎる私は もう決して若くはない己の手の甲を眺める自由だった未来を夢見ることができたそれだけがあの頃の仕事だった永い時間がたった今この雨にのまれることが多分 ゆるぎない幸せであったと錯覚しているきっと 私は間違ってはいないあのころ 思い描いた未来を 選択しなかっただけのこと夜明けまでにはこの雨は あがるだろう私は また 歩き続ける #詩 #詩を書く#ポエム ダウンロード copy この記事が参加している募集 #文学フリマ 11,910件 #詩 #ポエム #文学フリマ #詩を書く 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート