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えりょん
2024年3月28日 11:14
日没に 冬のおわりを 告げる 匂いが 目前をかすむざわざわと くすぐったいような包み込むあなたはとても 柔らかく突き刺す春の日の 風だった
2024年3月23日 16:06
遠く遠くの大きな大陸の端の小さな漁港でわたしは船に揺られているうみねこのなく声と潮騒だけ船を降りたらきっとアイスクリームを食べようとびきり大きいのをとびきり甘いのをとびきり色鮮やかなのを3つ食べよう楽しくなるとそれでいいんだときおり 意味を考えるそれはとてつもなく 無意味なこと
2024年3月17日 15:19
ここで待つしか すべがない約束は 果たされないことを私は 知っているそれでもここで待つしか すべがない心細くて 泣いてしまいたいいつものようにひとりだけど映画のワンシーンみたいじりじりと つま先が雨に濡れて冷たくなってもそれでもここで待つしか すべがないいつものようにひとりだけど
2024年3月17日 15:13
あっという間に指先から流れていったわたしは大地を踏みしめて誰かの代弁者なのだと思い込んでいるあっという間に指先を伝って流れていった
2024年3月15日 14:33
さかなが はねたときみたいに何かが 奥ではじけた左手に持ったコーラの空き缶が重い私を ある場所へ私の ある場所へ生ぬるい風が吹いているこのままでいいけどこのままではいられない #詩 #詩を書く#詩作#ポエム
2024年3月13日 15:42
こんなふうに笑ったことなんてなかったって、あなたはありきたりな言葉で私を まどわせる遠すぎるあなたはどんなにそばにいたところで距離をはからずにいられない私をさらってゆくことをいつだってできるからと 余裕ぶった笑みで押し返すさよならを 何度経験すれば あなたに 触れられるんだろう #詩 #詩を書く#詩作#ポエム
2024年3月12日 18:14
日が長くなって一日の終わりが 遠いときざわざわする鼓動を飲みこむでもなく 飲みこんで臆することなく意気込むことなくこの 蒼い時間を過ごせるようにわたしは なりたい #詩 #詩を書く#詩作#ポエム
2024年3月6日 20:16
苔むした 青い匂いが近くで 談笑する見知らぬ初老のあの人をつかまえようとした未来は夢うつつで柔らかいままだ #詩 #詩作#詩を書く#ポエム