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当物件は禁煙です


賃貸経営をしていると、
時代と共に変化した事柄を感じます。


例えば、喫煙に関して。

父がオーナーだった時代には、喫煙に関して考えたり
問い合わせたりすらありませんでしたが、
現代では「禁煙物件ですか?」と聞かれる事も。


少し前まではうちの物件も禁煙ではなかったんです。


でも、ある時クレームが入りました。

3階の住人のご主人が、ベランダや玄関前で吸っている様だが、匂いが流れてくるんですよね〜。なんとかなりませんかって。


部屋の作りは南北に長く、
ワンフロアーに2部屋という作り。
南ベランダでタバコを吸われれば洗濯物に匂いがつくし、
玄関付近では通る人に不快感を与えてしまう。


その頃の契約には禁煙がうたわれていなかったため、
喫煙に関するお手紙を書きました。


「当物件は禁煙ではありませんが、
ベランダや玄関前通路など、共有部分での喫煙はご遠慮いただく様お願いします。」


要するに、お部屋の中で吸ってね、って事です。


でも、赤ちゃんが生まれたそのご夫婦、
奥様が絶対部屋で吸って欲しくなかったんでしょうね。
だからご主人は、妻に言われるままベランダや通路で喫煙していたわけです。


お手紙は時候の挨拶から始まる正式な文章で、
要点は柔らかく、わかりやすくを心がけます。


お手紙を出して以降、そのご主人は建物の外に出て、
通りを渡ったところで自分の部屋を見上げる様な形で喫煙されていました。


タバコを嗜む方にとっては理不尽なお願いだと思いましたが、
この一件が禁煙物件になるきっかけとなり、
現在も続いています。


でもねえ....


隣の児童保育施設の職員さんの休憩場所が我が家の隣にあり、
そこでタバコを吸う人が居るんですよ。
東京の狭小ゆえ、隣との距離も近く、
入居者さんの窓下なので
いつかクレームが出るのではとソワソワしています。


クレームを待つまでもなく、
隣の施設の職員さんにお願いに行くか?
悩ましいところです。







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