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2024/07/17 驚きと感謝と

早朝4時半過ぎに特養で息を止めてしまった姑と対面して、死亡診断書が届けられて自宅に帰ることが出来たのは正午過ぎでした。

朝ご飯も食べていませんでしたがご近所の皆さんや叔母や叔父夫婦など姑と対面する来客が予想されていたので昼ご飯も摂れず、お茶の用意や葬儀についての色々な取り決めなどをしていました。
9年前にも舅が亡くなって同じようなことをしていたのですが、何度経験しても慣れないですね。

葬祭の一切を取り仕切ってくださる担当の方が帰られてから程なくして姑と最期の対面を果たそうと沢山の皆さんが来てくださいました。
たった1日前に顔を見て来たよ、と連絡をくれた弟夫婦や叔母や叔父夫婦はそれはそれは驚いて、悲しんで。オットーの伯母も息子さんとやって来て遺体に縋り付いて泣き崩れていました。長生きしているぶん、多くの方とお別れを経験していたのですがやはり認知症を患っていて感情の昂りが激しく、嫁いできてからさほど仲良くしていたようには見受けられなかったけれど表面だけでは分かり得ない絆が二人の間にはあったのだろうな、とボンヤリ眺めていました。

私と姑はお世辞にも仲良しとは言えませんでしたが、それでもオットーを産み育ててくれ、私と出逢わせてくれ、子どもたちとも巡り合わせてくれたことに感謝の気持ちがありました。子どもたちにこの気持ちを理解して貰うことはないでしょうけれど、30年以上も一つ屋根の下で共に暮らしているとなんとも言い表しようのない感情が湧くのだなと思いました。

続きます

ミクさん好きすぎてひたすら編んでるのでちょっとでも関心を持って頂けたら嬉しいです。