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ハーバード大学の研究、一日15分間の振り返りでパフォーマンスは23%もアップ
こんにちは、Choimirai School のサンミンです。
0 はじめに
米国の哲学者で教育者でもある、John Deweyさんは学びについてこう語っています。
We do not learn from experience ... we learn from reflecting on experience.
人は経験から学ぶのではない。…学びは、その経験から何をどう思い、どう感じたかを省みることで起きる。
ーJohn Dewey
1 ハーバード大学の研究
2014年にJohn Deweyさんの言葉を科学的に検証した研究がありましたので、紹介します。
15分だけでも一日を振り返るのは劇的な効果をもたらす。ハーバード大学の調査によると1日15分だけ明確に時間を作り『自分がその日に学んだこと』をしっかり振り返ると、それだけで業務・学習のパフォーマンスが23%も向上したという。人は経験から学ぶのではない。…学びは経験を振り返ることで起きる。 pic.twitter.com/ul8HtjNI6K
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) September 27, 2020
ハーバード大学のビジネススクール(HBS)が実施した研究によりますと、一日15分だけ明確に時間を作り自分がその日に学んだことをしっかり振り返ると、
それだけで業務パフォーマンスが10日後に23.2%もアップしたということです。
パフォーマンスが10日後に23.2%もアップ
2 振り返りを記録として残す
実験の詳細にも書いてあるように振り返りの際、その日に学んだことを記録として残すことは大事だと思っています。
Starting from the sixth day of training, agents assigned to this condition were given a paper journal and asked to spend the last 15 minutes of their day articulating and codifying the experience they had accumulated during the day.
自分の心の中を見つめ、その日に学んだことから何をどう思い、どう感じたかを改めて熟考するため必要なのが書き出すことです。
これはホント!深く思考する為、絶対に必要なのが書きだすこと。人のワーキングメモリは小さく、一度にせいぜい1〜4個のことしか考えることができない。しかし、目の前にある理解すべき事象は粒度の大小合わせて数十〜数百個の要素から構成されている。書くことで考えの解像度は圧倒的に上がります。 https://t.co/ZZ2aoUkO9A
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) September 26, 2020
あと、記録として残すことで、過去の振り返りと関連づけ、自分の成長を可視化する手段としても有効です。
3 研究の詳細
研究の概要は下記のページを参考にしてください。
論文は次のページからPDF版をダウンロードすることもできます。
4 まとめ
時間は誰にも限られている資源です。そして、時代の変化は早く学び直すことは選択ではなく必須。その中で、限られた時間をどう活用するかはとても重要なポイントとなります。
15分を新しい学びにあてるか、それともその日に学んだことを振り返るかで、学び・パフォーマンスの効率は23%も向上。振り返りは誰でも簡単に短時間でできる費用対効果最高の習慣です。
振り返りをまだやられてない方は、今晩から始めるのはいかがでしょうか?
何を書けばいいのかわからないという方は寝る前に15分くらい時間を設け、一日を振り返ってみるのも良いと思います。
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) September 27, 2020
① What went well?
② What went wrong?
③ What lessons learned?
重要なポイントは、自分しか読まなくても、文章で丁寧に書くこと、です。https://t.co/zidYJSKLwh
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