【High Potential Individual Visa】ジョブオファーがなくても2〜3年間働くことができるイギリスの新制度
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
【主要なアップデート】
(2022.05.12)公式サイトで対象となる大学リストを公開
0 はじめに
イギリスが2022年5月30日からスタートするのが「High Potential Individual(HPI)」ビザです。世界大学ランキング50位以内の大学を卒業していればジョブオファーがなくても2〜3年間自営業や起業を含めイギリスで働けるシステム。
今回のnoteではその背景と詳細をシェアさせていただきます。
1 HPIビザの背景
HPIビザが初めて紹介されたのはイギリス政府が2021年7月に発表した「UK Innovation Strategy」からです。
改革の進め方として4つの柱を掲げていて、その一つが人材。ジョブオファーがなくても個人の潜在能力を買って受け入れることは今まで前例のない画期的な制度だと言えます。
2 応募資格
■卒業した大学が世界大学ランキングで50位以内
【追記:2022.05.22】公式のサイトで対象大学の一覧が公開されています。日本からは東大と京大が含まれています。詳細は下記のサイトを参考にしてください。
公式の発表はまだですがこちらの記事によりますと卒業した年度の大学ランキングが世界大学ランキングで50位以内にあることです。
提示しているランキングは3つあって、その中で2つ以上の順位で条件を満たす必要があります。2022年を基準とした場合、45校が対象。日本からは、東大と京大が応募資格を満たしています。
対象となる大学のリストは年に1回、Gov.ukのサイトに掲載されるとのことです。
■卒業して5年以内
High Potential Individual(HPI)ビザの申請は卒業してから5年以内となっています。
■英語力
卒業した大学が英語圏ではない場合、CEFR B1レベル以上の英語力が必要です。
■その他
申請時に少なくとも21万円以上の預金があること。
お子さんを同伴する場合、子供の年齢は18歳未満となっています。
3 働ける期間
「High Potential Individual(HPI)」ビザで働ける期間は、学士・修士が2年、博士は3年となります。
HPIビザの詳細は今後Gov.ukのサイトに掲載されると思います。
4 似たような制度は他の国にも
HPIビザと似たような制度は他の国にもあります。例えば、オランダの場合、世界大学ランキングで200位以内の大学院を卒業していれば1年間働けるビザが貰えます。ただし、卒業してから3年以内であることが応募条件。
あと、米国で話題となっている「アメリカ競争法案(America COMPETES Act of 2022)」の行方によってはグローバル人材の獲得をめぐる競争は、一層厳しさを増していくはずです。
5 応募資格を満たすオンライン修士コース
今は英語ができれば部屋から一歩もでず、名門大学の修士がオンラインで取得できます。
■edX
HPIビザの応募資格を満たしている大学の中で、edXで修士課程が受講できるのは、
① University of California, Berkeley
② UT Austin
③ New York University
■Coursera
Courseraで取得できる修士課程は、
① Imperial College London
② University of Pennsylvania
③ University of Michigan Ann Arbor
■MIT
MITの場合、独自のウェブサイトを使って提供しているオンライン講義もあります。この講義で実力を証明すれば、高校を卒業しなくても、大学を出なくても同校の大学院へ願書が出せます。詳細をまとめたnoteですので参考にしてください。
6 【宣伝】英語で学ぶ、6ヶ月
Choimirai SchoolではRaz-KidsとNewsela PROを活用することで今のレベルにあった素材で英語で学べる力が鍛えられます。
米国幼稚園から小5までは29段階、そして小5から高3までは学年ごとのレベル設定ができます。時代の変化によってビジネス英語よりアカデミックな英語が必要で、その理由をまとめたnoteです。
オンライン授業を受ける際には読む力だけでなく、聞く力も重要です。
①学びの85%は耳から
②読む+聞くで学びの保持率は40%以上も向上
③聞くことによってモチベーションが67%まで上がる
英語で学ぶ、6ヶ月で利用している全ての素材には朗読の音源もついていますので英語「で」読む・聞く力をバランスよく鍛えられます。分割でのお申し込みも可能ですので合わせてご検討ください。
7 まとめ
英語で学ぶことで得られるメリットは今後さらに増えると思っています。海外で働く道が開けるのはもちろん、外資の企業で働く道を開くこともできます。
Googleが2021年3月から始めた、デジタルスキルの習得をサポートする認定資格プログラム。重要なポイントは、
■期間:6ヶ月
■費用:300ドル
■Googleでは大卒と同等の資格として扱う
今後学びの形は大きく変わります。このような変化を味方にするためにも英語で学べる力を鍛えて欲しい、です。
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