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Poggio alle Gazze 2016 Ornellaia

気になってたんですよね。

これぐらいの価格帯になると盲目に優良生産者の、優良銘柄の優良年号ともなれば、毒味せずにご案内することもシバシバですが(本数的に毒味すると価格が上がってしまうのも理由)、これはちょっと試しておきたいとのことで。

飲食店さんもそうですが、イタリアにはあまり高級な(高額かつ品質が伴う)白ワインは少ないんですよ。一部の飲食店さんや、個人のお客様でも、もう少し高くてもいいから、それなりのイタリアの白を求める市場はあるんです。

だから、オルネッライアの場合は、近年オルネッライア・ビアンコなんて高額な白ワインもリリースしてますし、この円安で日本市場では自ずと高額になっちゃってるのは置いといて、世界的に需要はあるんだと思います。

さて、ポッジョ・アッレ・ガッツェ。歴史あるソーヴィニョン・ブラン(主体の混醸になりました)。少し黄色味が深く見えるのは、熟成からか、元々かは存じませんが、もっと派手な樽の利かせ方かと思いきや、なかなか上質で上品。ソーヴィニョン・ブランのアロマも溌剌さが落ち着いて全体的に丸みを感じるのは、数年の熟成によるもの。まだまだ熟成できますが、あと数年はまだまだこの感じで推移しそうですね。


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