方法論と感情論

方法論

方法論っていうのは,平たく言うと,誰がやっても同じ結果を得るための方法,マニュアルみたいなものを作るための学問です.(もっと広い意味の方法論もありますが.)

私は製造プロセスを安全に,低コストで運転するためのマニュアル作りの研究をしてるって感じです.こんな研究を専門用語ではプロセスシステム工学(PSE)と言います.自動化を推進してる,みたいな感じに思ってもらってもいいです.

誰がやっても,ある程度の成果が出せる,底上げができる,それって素晴らしい,というのが方法論の立場です.この考え方が大好きで私はPSEの研究を始めました.

感情論

感情論は方法論とは正反対ですね.氣の向くまま,好きに行動するってことです.人によって違う結果になるし,同じ人でも氣分は時と場合によって変わります.なので,感情的な行動をするな,みたいな注意はよく見かけます.

方法論と感情論

上の文章読むと,方法論はいいもので,感情論はダメなもの,みたいに感じる人もいるかもしれません.方法論の研究者として断言しますけど,方法論と感情論は切っても切り離せないですね.いくら客観的な方法を作ろうとしても,感情は付きまとってくる.感情を排除しきれない.むしろ,客観化しようとすればするほど,残った部分に自分の感情が明確に現れてくる.この矛盾するような,当然のような現象が面白いと思ってるんです.

何言ってるかわからん人もいると思います.ええ,わかる人だけわかってください.笑

「方法論と感情論」論

さらに話をつづけます.これまでは主に方法論の研究をしてきたのですが,これからは「方法論と感情論」論をやっていきたいです.感情論と方法論みたいに,世の中,なにごとも対になって存在していると思うので,それを統合して扱う論を作りたいって感じです.自分でもどうなるかわからないので,読んでる人にも「方法論と感情論」論がどんなものか想像できないかも知れませんが,とりあえずやりたいんだと宣言だけしておきます.

結局ようわからんという人は,,,

昔インタビューを受けたときの記事を読んでみてください.こちらの方がわかりやすく書かれていると思います.

https://mag.handkerchief-books.com/kim2019/201909230912_1540

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