詩:四季・冬
凍てつく部屋に月の明かり
長方形にペンが滑る チ。
生み出されるのはゴミばかり
凍える指が震え出す チ。
夜を照らした街灯も
所詮は月の紛い物
徐々に擦り減る精神と
溶け往く蝋は紙一重
斜陽を睨めば降った夕立
口を出るのはカスの舌打ち
街を練り往くバカばかり
どこか見覚えのある奴ら
凍てつく部屋に月明かり
舌打ちばかりが響く部屋
チ。
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「四季・冬」
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