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不完全なゲームもマナーでなんとかする【ボンバーマンオンライン】

ボンバーマン。皆が知っているアクションゲームで、格子状に爆弾を置いて爆発させ、爆風で相手を倒すアクションゲーム。その人気対戦ゲームの待望のオンライン版が2002年サービスを稼働していた。

キッズだった自分は、βテストで無料のこの楽しいオンラインゲームに夢中になった。しかも弱い自分でもチーム戦で楽しめる。

だが、このゲームにも少し問題があった。

ランダムに出現するアイテムで、ゲームスタートすぐにパンチやグローブのアイテムを拾うと、まだ始まって狭い相手の空間にボムを投げられて、実力がどんなに強くても運で死んでしまう。また、歩行速度のスピードアップのアイテムが超重要で、敵味方でこれに偏りがでると、実力関係なく相手を殺せる。

しかし、PCがそんなに普及せず、今とは違って狭くてユーザー同士が近距離のオンラインゲーム。

マップが「ロード」という、最初から歩行速度がMAXのステージで、対戦ルーム名に「初手P禁止」(初手パンチグローブ禁止?正確な名前は忘れてしまった)を作って、ルールを間違って破ってしまった場合自爆しなければならず、それでもルールを守らない人は追放する、という文化が生まれた。

チャットが自由でも、変な人は少なく、死んで暇になっても、見ず知らずの人達がチーム戦で「ごめん」「ナイス!」とか言い合う。マナーが悪い人は追放され名前がマークされ居場所が無くなるし、そもそも今のeスポーツほどは競技的なゲームでなくシンプルに楽しむゲームなので、キッズの自分には楽しい世界であった。



ゲームに多少不備があっても、工夫次第で色々できるのに、バグが完全に無く最初から競技的なゲームを求める、昨今のゲームシーンはつらい。



それと昔のラグナロクオンラインやボンバーマンオンライン、ポトリス2、ハンゲーム(今でいうyahooゲーム)の無料ながらクオリティが高いゲーム(パンヤ!みたいな)、昔の鮮やかなオンラインゲーム本体やその文化が消えた感じが悲しい。スマホのソーシャルゲームも保存できないので、今楽しくやっている人達は、その文化をどう保存するか考えないと、寂しい気持ちになるよ?

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